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室内高120センチに変更された!?キャンピングカーの「8ナンバー登録」の話

 最近、ちょっと関心が薄れていたキャンピングカー

コロナ禍でソーシャルディスタンスが叫ばれ、旅行も公共機関ではなく、マイカーで移動したいという気持ちも強かった。

そんな流れもあって、キャンピングカーや車中泊というワードがトレンドになった。

こみち自身がキャンピングカーを宿泊場所と考えていないのは、道の駅やRVパークなどで夜を明かすことに不安を感じるからだ。

まだまだ日本の治安は世界的にみて安全だと思っているけれど、一回でも不安なことに遭遇したら、二度目は無いし、そんな体験は後々にも引きずってしまう。

ビジネスホテルの宿泊費、一泊数千円で安心や安全を買えるなら、それに保険としての代金も含まれていると思ってしまう。

かつては野宿もして来たし、それが楽しかった。

だから出逢えた人もいるし、見えて来た発見も多い。

でも、歳を重ねて来ると、あの時のような対処はできないし、自身の身を危険から守ることも自信がない。

そんなこともあって、キャンピングカーは移動する作業スペースという考えだった。

つまり、その目的で、さらに仮眠もできたらいいよね?という感覚で、キャンピングカーの寝台スペースは存在していた。

山奥まで行くなら、トイレもあると便利だろうし、簡単な調理までできたら数日の滞在も可能になる。

室内高120センチの基準に

すぐにはっきりとした数値は思い出せないけれど、かつて、室内高が160センチとか165センチだった頃、ノーマルのハイエースでは8ナンバー登録できなかったはずだ。

それで、ギャレー前の床を掘り、屋根を開閉型にして、その高さを稼いでいた。

開閉する屋根に改造するのも、数十万円は掛かるだろうし、当然、雨漏りや熱の漏れなどもあって、その条件を満たすのは簡単ではなかった。

何より、道の駅に車を停めて、屋根を開閉させることってあるだろうか。

だからといって、街中で見かけるキャブコンは存在感が強い。

そんな中で、いつの間にか変更されていた室内高の基準。

120センチなら、ハイルーフのハイエースはもちろん、ノーマルでも無改造で満たせるのかもしれない。

実際には長く滞在すると、室内で真っ直ぐに立てない圧迫感は小さなものではないけれど、でもメリットの多い8ナンバーをより簡単に取れるなら嬉しい変更だっただろう。

もしも、現時点でキャンピングカーを選ぶなら、実用性を考えてノーマルのナローしか無いと思う。

キャブコンやワイドでロングなハイエースは、より快適だと思うけれど、5メートル以下の全長と立体駐車場にも入れる高さは、日常使いが多い現状を考えると必須に思う。

それにしてもいつの間にか変更になっていた基準緩和が、より魅力的なキャンピングカーに誕生に繋がれば嬉しい。


スズキの「スペーシアベース」が人気なんですね!

 「スペーシアベース」の人気を掘り下げてみよう!

キャンピングカーに関心を持つと、車としての移動の他に、停車中の居住性が気になるところです。

その際のポイントが幾つかあって、車内で立つことができるのか、外部からの遮光ができるのか、車内の温度管理が簡単か、車内調理やトイレが使えるのかなどでしょう。

それら全てを満たせるのは、本格的なキャンピングカーでも「キャブコンタイプ」や「バスコン」です。

こみちが好きな「バンコンタイプ」では、子どもや160センチ前後の人なら立てますが、それ以上ではどうしても構造的に無理があります。

つまり、キャンピングカーではないスズキの「スペーシアベース」なので、当たり前ですが軽自動車枠でキャンピングカーと同じ性能ということでは無さそうです。

ではどんな部分が人気なのでしょうか。

「スペーシアベース」がコンセプト段階で見切ったのは、車内で立つことや外部からの視線を遮るためのブラインド式目隠し、FFヒーターやサブバッテリーによるエアコン稼働などでしょう。

しかし、これらの機能は居住性に於いて重要な要素ですが、キャンピングカーとして組み込む際に多くのデメリットも抱え込みます。

言うなれば、キャブコンとバンコン選びのポイントとも言える部分でしょう。

その意味では、一般車という立ち位置で遊べる車をコンセプトに開発したのなら、スズキの考え方はとても共感できます。

つまり、日中に自宅以外の場所で、パソコン作業や軽食を食べるなどを秘密基地感覚で気軽に楽しめるという部分です。

スペーシアベースの特徴は後部席で、後部席をフラットに折り畳み、その後ろとなる荷室スペースにテーブルを付けられます。

つまり、そこが一人用の作業スペースとなり、足をテーブル下に入れたまま、ちょうど足を投げ出した姿勢でタイピング作業が可能です。

パソコンを置いても、その脇に書類なども広げられくらいの余裕があるので、無理すれば夫婦で並んで弁当を食べることもできるでしょう。

簡単なテーブル作業ができることで、例えば旅系のYouTuber なら、車で移動し現地で撮影を済ませて、車内で編集も可能です。

助手席を倒せば、一人くらいが横になるスペースが確保できますが、そこは本格的なキャンピングカーではないので、車内の温度管理をはじめ、遮光や遮音なども求め過ぎはいけません。

しかし、バンコンタイプのキャンピングカーが気になる人で、それが運転や駐車スペースの快適さを気にしているなら、この「スペーシアベース」は候補になる一台でしょう。

こみちのように車中泊に不安がある人や、車内で簡単食事スペースが欲しいと思う人などは、コンセプトが合うでしょう。

このスズキのスペーシアベース、面白い発想で作られた一台だと思いました。

国内の移動に何を選ぶのか? 車、自転車、公共機関?

 結論はハイエースベースのキャンピングカー!?

旅のスタイルを幅広く考えると、車中泊できるハイエースベースのキャンピングカー(全長5メートル以下)は利便性に優れている。

例えば、OMCが販売している「北斗」や「銀河」、「ナロー銀河」などが挙げられる。

キャンピングカーというと、利便性に富んだハイエースベースのバンコンと、居住性に優れたトラックベースのキャブコンがある。

日本特種ボディーの新型サクラは、そんなキャブコンのキャンピングカーとして理想的な居住環境を確保していると思うが、全長が5メートルを少しオーバーする。

屋外の駐車場であれば、5メートル枠の一般的なスペースでもぎりぎり停めることはできるが、やはりバンコンで5メートル以下のキャンピングカーとは駐車場探しで難儀しそうだ。

停車している時は広くて困ることはないが、例えば道の駅で「仮眠」するとしても、駐車枠組み一杯になるサイズは混み合う時などは不便になる。

道の駅を使うにしても、平坦な場所が良いし、トイレやトラックに近すぎても音が気になる。

ボディーサイズが大きいと、どうしても避けたいエリアが多くなり、場合によってはその道の駅を諦めるということもあるだろう。

もう一つが、車中泊ではなく、ビジネスホテルなどを利用し、車を指定された駐車場に停めるという時だ。

意外と5メートルを超えると、一般車両とは別の扱いになる。

確か新型サクラの場合は20センチ前後なので、絶対に停められないほどではないものの、フェリーにしても「5メートル」で乗船代を分けていたり、その差が意外とある。

つまり、キャブコンを選ぶなら、旅先でも車中泊をメインに考える旅スタイルだろう。

一方のハイエースを選ぶ場合、ビジネスホテルやネットカフェが夫婦二人で一泊6000円くらいで見つかることもある。

そこは車中泊よりも快適に寝られるはずだから、ハイエースなら条件と気分次第で宿泊施設も上手く混ぜて使える。

快活クラブの部屋には、鍵付きなども選べて、安心して眠れる空間が手に入る。

しかもサイトで確認した所、割と全国に店舗があるので、車中泊では疲れそうな時などは、状況によって使い分けすると良いだろう。

そんな意味で、キャンピングカーそのものの快適性で選ぶよりも、5メートル以下で車高もある程度抑えられた車体なら、立体駐車場を含めても選びやすくなる。

キャンピングカーとミニバンの違いって!?

現実的な意味で、ハイエースのキャンピングカーとミニバンの違いはどこにあるだろうか。

「仮眠」レベルで夫婦という条件なら、そう大きな違いは感じないだろう。

「仮眠」を超えて、車内で食事や仕事をする場合、「移動できる空間」の有無や、トイレのあるなし、電子レンジでの調理、エアコン、FFヒーターなどが違う。

かと言って、ハイエースのキャンピングカーで、鍋振りするような料理をする人は珍しいと思うし、快適な装備とは言え、基本は惣菜などを買って食べるというスタンスだ。

特に雨降りの日などは、マイカーではトイレの度に外に行くしかない。

夜に車中泊していると、女性はトイレを使うのも一苦労だ。

車内に簡易的なトイレでもあれば、そのメリットは男性では分かりにくいだろう。

ハイエースのキャンピングカーに折り畳み自転車も乗せれば…

例えば、ダホンのK3という自転車は折り畳めるタイプの自転車ながら、3速の変速機がついている。

片道20キロくらいなら、車ではなく自転車での移動もできる。

しかもk3は、小さくなって折り畳めるから、駅近くの駐車場にハイエースを停めて、そこから電車移動し、さらに駅を出たら自転車を使う。

この組み合わせができれば、旅スタイルは格段に選択肢が増えるだろう。

キャンピングカーではなくマイカーを選ぶと、やはり長旅の荷物は嵩張るし、車中泊する時は寝心地で劣ってしまう。

もしかすると夫婦ではなくひとり旅なら、依然として制約はあるけれど、マイカーでも不便の少ない旅ができる。

特に週末一泊だけという旅スタイルなら、キャンピングカーでなくても旅を楽しむ環境が手に入る。

最終的にナローの銀河かミドルルーフの北部で悩む!?

車幅が異なるナローとワイド。

ナロー銀河はハイエースで最もコンパクトなボディーサイズで、ミニバンと変わらないから運転もしやすい。

ワイドになると、狭い道では神経を使う。

ナロー銀河に比べて、ワイドの北斗は、常設ベッドの幅が5センチ増えるみたいで、寝返りの打ちやすさを含めると、安眠なのはゆとりある北斗だろう。



人気のある「車旅」系チャンネルの魅力を分析してみよう!

「車中泊」ブームも落ち着いて

キャンピングカーの購入、初めての車中泊、道の駅でショッピングという流れだけでは、もう「車旅」チャンネルで注目を集めるのは難しくなりました。

例えば、成功されている方の一人、「旅する家の物語」チャンネルでは、軽トラックに「荷物」として積載できる寸法の小屋を作るところから始めています。

仮にスズキ自動車が販売するキャリィという軽トラックで試算すると、荷台は長さ194センチ、横幅141センチ、高さは185センチの小屋を作ることができます。

これらのサイズは全て外寸なので、壁や屋根、床を分厚い作ればそれだけ室内の広さは狭くなります。

チャンネル内で制作した小屋も、高さは最大限ではなく、走行風などを考えて少し低めに設定されているようです。

つまり、170センチ前後の成人男性では室内で立つことができないくらいの高さでしょう。

また、小さな小屋をタイニーハウスとも呼びますが、キャンピングカーショーなどでも荷下ろし可能な小屋を販売している業者もいるので、一般的なキャンピングカー、ハイエースなどの車中泊仕様にする他の選択肢としても選べそうです。

制作中の動画は、車旅という要素よりも日曜大工的な内容で、主にDIYが好きな男性などが視聴してくれる可能性があります。

さらに、「旅する家の物語」チャンネルが成功している理由を挙げると、「車旅」として日本各地をめぐることよりも、窓から見える景色にこだわったことでしょう。

それこそ、山間ののどかな場所に暮らしていれると、自然豊かな場所が身近にあって、その移動距離が長くなかったとしても、ロケーションと車内でのクッキング、雨風の音などを効果的にと入れることで、昨今の車中泊で問題となる駐車場の確保からも解放されます。

別の車旅を扱うチャンネルで注目したいのは、「ノマ旅【ADDressで日本一周する夫婦】」さんでしょう。

車を車中泊仕様に改造しないという理由があって、それが定額で民泊できる「ADDress」というサービスを活用していること。

つまり、旅先でホテルや民宿などを使うとどうしても夫婦二人で一泊1万円前後。

かと言って、道の駅では少し不安がある。

そこで、全国各地の民泊サービスを定額で利用すれば、月額5万5千円から、宿を確保できてしまいます。

詳細なサービス内容を熟知していないのですが、例えば全国各地を巡り、観光ではなく居住地として住んでみたいという目的なら興味深い一択ではないでしょうか。

動画内で日本一周をするにあたり、200万円前後で夫婦二人が旅できるそうで、500万円以上するキャンピングカーを購入することを考えると、割安で目的を達成できます。

その他では、やはり女性がチャンネル主で、「はじめて」とか「女子ひとり旅」などを連想させるタイトルで、男性視聴者が見守りたくなるような内容の動画、さらに夫婦やカップルで運営された、編集から映像、キャンプで使うアイテムまで洗練されたお洒落な雰囲気のチャンネルです。

もちろん、日本列島を一気に500キロ移動したというような体育会系の動画などもありますが、それらに関しては車旅だけではなく、バイク系、自転車系チャンネルでも多く見られるので、説明は省略します。

「日本一周」を目指した人気のチャンネルは存在しない?

少し前なら「MIHO氏TV!」チャンネルがそんな車旅チャンネルだったでしょう。

ただ、このチャンネルはチャンネル主であるMIHO氏さんのキャラクターが人気で、思うにどこを走ったのかではなく、何を喋るのかが視聴者の支持されたと思います。

ギャルっぽい外見でサバサバした性格。

酒好きなのに、どこかお嬢様っぽさが見え隠れする。

多分、別のチャンネルを運営していても人気を集めたでしょうし、いわゆるタレント性があるタイプなので、外見や内容だけを真似ても同じように人気が集めるのが難しいはずです。

キャンピングカーそのものを紹介するチャンネルの今!?

チャンネル名は伏せますが、以前よく見ていたチャンネルを久しぶりに探してみると、ここ数ヶ月の再生回数はかなり減ってしまっています。

理由を考えると、コロナ禍でキャンピングカーの人気が集まり、視聴回数も順調に伸びて来た。

そして、キャンピングカーショーなどで新しいモデルが出ると、その情報を求める視聴者も多かった。

しかしキャンピングカー人気は今でも健在ながら、情報収集から実際に手に入れた方も増えて、彼らは彼らで車中泊やキャンプなどを楽しみ、チャンネル主となって活躍を始めた。

つまり、同じ車旅に関係したチャンネルながら、少し目線が変わったことで、結果的にキャンピングカーを紹介するチャンネルは横ばいか、やや下降気味になってしまったのでしょう。

さらに検索を続けると、以前見ていた夫婦で運営されたチャンネルの方は、もう車旅から離脱し、それこそキャンピングカーとは無関係なYouTuber として活躍されていました。

キャンピングカーという枠にこだわらず、若い夫婦で車旅をほのぼのと楽しむチャンネルも新たに発見しましたが、それこそキャンピングカーとは何かではなく、若者方々の幸せそうな動画をほっこりとした気持ちで拝見したくなる内容です。

今回の調査で言えるのは、もうかなり「車中泊」ブームの追い風は無くなってしまったようです。

これから「車旅」チャンネルを運営するなら、メインコンセプトを確立させる必要があるでしょう。

それこそ「日本一周」が、人生のゴールとして代替えできる存在にはなりません。

「世界一周」と大きく異なる点でしょう。

比較的治安が保たれた日本国内を巡っても、文化や言語、民族の違いを実感できるような体験は難しく、それこそどこに行っても日本語で話す住民が暮らしているだけです。

言うなれば、それだけ行き届いた国内で、どんな旅を目指すのかが大切でしょう。


これから「車旅YouTuber 」を目指すなら

 注目のポイントのは「脱炭素」以外にも!?

車業界がガソリン車から電気自動車にシフトチェンジしている中で、「電力」をテーマに未来の生活を見据えたコンテンツを発信してみるのはありだろう。

それこそ、2トンサイズの電気トラックをキャンピングカービルダーに預けて、100%電気で動くキャンピングカーを作るのだ。

航続距離が100キロ程度だとしても、「車旅」をコンテンツ化する意味では十分な距離出し、車体には電気自動車の普及をPRすることや、この試みに協力するスポンサーのサスティナブルな取り組みを広く伝えることができる。

何も電気自動車に限らず、車旅の資金集めの一環として車旅に広告を掲載するというのは有益な選択にできるだろう。

まして、YouTube 掲載が前提なら、コンテンツ内での表情時間などによって広告収益も変化させればいい。

いずれにしても、一から自身で準備するというよりも、「車旅」をしてみたい希望者に旅の道中で広告を付けて移動してもらうというパックをメーカーも検討して欲しい。

話が少しそれてしまったが、電気自動車に対する理解が深まるべき時代になっている。

ガソリン車よりもどれだけ有能かではなく、今後の自然環境を見据えて、意識を改める必要性があることも求められてきた。

近年のキャンピングカーには、電子レンジをはじめとした電化製品が重要視され、国内事情もあって夜間はエアコン稼働時の騒音を抑えたい。

発電機を動かすという発想は減り、サブバッテリーをより大型化するなどして電化製品をより長く使えるようにビルダーも開発しているだろう。

例えば車旅という前提で、東京を出て翌日には北海道の地に移動したいと思う人は少ない。

本当に時間を気にしているなら、飛行機を使うだろうし、フェリーを利用すれば旅気分もアップする。

重い車体で先を急ぐような走り方を強いるのは、キャンピングカーらしい使い方ではないし、そのあたりのバランスを考えるとキャンピングカーにはのんびりと巡るメリットがある。

それはつまり、まだまだ走行距離が短い電気自動車の課題をカバーできる良さで、ソーラーパネルによる発電なども併せて、電気自動車の可能性を車旅として試すのは面白いだろう。

もしもバッテリースペースとの関係で、居住スペースに十分な広さを確保できないとしたら、優先されるべきは「ワークスペース」を兼ねたテーブルだろう。

できるなら一般的なキャンピングカーのテーブルサイズを確保し、コンセントも設置すればリモートワークにも使える移動式オフィスになる。

加えて、電子レンジ、冷蔵庫なども有れば、軽食や飲み物にも困らない。

キャンピングカーがそうであるように、洗濯や風呂は旅先の施設を使う方が便利だろう。

あえて車内に設置しないことで、スペースを有効に使えるからだ。

エアコンは必須として、テレビやトイレは旅のスタイルで異なる。

全ての宿泊を施設に頼ることもできるが、それでも簡易的なベッドスペースがあるとコストダウンにはつながる。

あとは、最低で二日くらいの日常生活を維持するだけの電力を現段階で確保可能かということ。

巷にあるチャージ機とソーラーパネルで、車旅を継続できるレベルにあるのか。

YouTube という広く閲覧が期待できるメディアで、次世代の取り組みを親しみやすいコンテンツで実現するなら、メーカー、ビルダー、YouTuber がタッグを組み、電気自動車による車旅というテーマを始める意味は大きい。

しかも、趣旨説明をすれば、車旅を始めたい初心者YouTuber にとっても、敷居は低くなるし、使いながら工夫することでこれから電気自動車がさらに普及していく問題点も見つかるだろう。

街頭広告が禁止された街でも、車体に付けた広告が許されるなら、キャンピングカーの車体を広告スペースとして活用し、さらに電気自動車という目新しさが、YouTube 内でも注目されるはずだ。

「車旅」を叶えるヒントはこの「チャンネル」かも

 「嫁と姑 キャンピングカーのある暮らし」

いつものように「キャンピングカー」というワードで動画検索をしている時にこのチャンネルを発見しました。

キャンピングカーは、居住性を重視してキャブコンにするか、普段使いや移動中の快適性を優先してバンコンにするかは、大きな分かれ目でしょう。

この「嫁と姑 キャンピングカーのある暮らし」チャンネルの運営者「姑」さんは、とても明るい方で、九州の訛りなのでしょうか、関東圏の人にはどこか安心感のあるイントネーションで話されます。

使用されているキャンピングカーは、キャンパー鹿児島が販売している「rem」という車種です。

エアコン、冷蔵庫、電子レンジを装備し、この方の動画ではテレビなどもあります。

後部席を開けて、対面可能なダイニングがあり、さらに後部は常設ベッドになっているタイプなので、ひとり旅や2人旅なら快適そのものでしょう。

そして、このチャンネルを是非紹介したいと思った理由は、収益化を見据えた「車旅」に欠かせないものは何か?」という答えを見たように思ったからです。

こみち自身、「車旅」を魅力的にするには旅のスタイルや旅の目的が大切ではないかと思っていました。

例えば、テレビの旅番組ではどんな伝え方をしているのか気になっています。

しかし、この「嫁と姑…」チャンネルを視聴して、最も大切なのは「チャンネル主が楽しんでいること」だと思いました。

見てもらうことを意識するあまり、まるでテレビ番組を製作するような気持ちでなく、むしろ素朴で質素な撮影でも、そこに笑いや微笑ましさが入っていると、観ている人は癒されます。

真似したい料理でなくても、失敗や焦げなどがあっても、それを含んで楽しむ姿勢が求められているのでしょう。

知っている方も知らなかった方も、「嫁と姑キャンピングカーのある暮らし」チャンネルを是非とも訪れてみてください。

これから「車旅」を始める際に必要なエッセンスがたくさん感じられると思います。

ではまた。この辺で。

「ことりっぷ」に見るこれからの「旅」の形

 「ことりっぷ」とは?

「ことりっぷ」は、昭文社が発行している旅行雑誌。

従来の雑誌にはなかった試みとして、Webやアプリへの展開も見せる。

例えば、今度の休みに何処か旅行に行きたいなと思う。

以前なら、旅先くらいは自分で決めなければ始まらない。

しかし、この「ことりっぷ」web版なら、ジャンルというカテゴリーから旅先を決めることもできる。

漠然と「旅」に出かけるから、「どんな旅をしたいのか?」で、今の自分に合った旅先が見つかる。

従来の雑誌ではできない、その人の、今の気分に合った旅を具体的に示してくれるのは、きっとこれまで旅を提案して来た雑誌編集部の願いでもあるだろう。

何より、「核」となる部分が、これまでの取材で蓄積されているのだから、紙面だけにこだわることをやめて、Webやアプリ、SNSもフル活用することで、今のニーズが何処にあるのかも知ることができる。

東京見物なら、絶対にここだけは押さえておきたいというおすすめポイントも、実は気分や目的によっては自由に変更してもいいはず。

例えば、3度目に初めて定番の「東京見物」をしてみようでも悪くない。

むしろ、求めている条件をたくさん伝えてくれる程、「ことりっぷ」は相乗効果でより価値あるものへと変化するからだ。

実際に公式サイトも見せてもらったが、写真も綺麗だし、ワクワクできる期待感もあって、「今度の休みに行ってみよう」となる。

一個人ではカバーできない程の蓄積と、新しい情報収集は、「旅」に長く向き合ってきたからこその強みだろう。

本当に熟知しているなら、実は入り口となる情報を提供しても恐れることはない。

むしろ、それは立ち読みみたいなもので、何度も「ことりっぷ」を使ううちに正規登録しておこうとユーザーの方から歩み寄ってくるからだ。

「ことりっぷ」が数ある旅行系雑誌の中で支持される理由が分かった気がした。

旅行先でしっかり楽しんでしんでもらう情報をいかに提供していけるか。

雑誌という範疇にこだわるのを一旦やめて、読者の求めているものから逆算したところに、見習うべきポイントがありそうだ。

ビルダーが提案する「キャンピングカーの楽しみ方」

 ダイレクトカーズと言えば

こみちにとってダイレクトカーズというと「リトリート」シリーズを思い浮かべます。

特に、ナローサイズや軽自動車のリトリートは、「8ナンバー」登録ではないことに大きな一歩がありました。

キャンピングカーの購入を検討すると、その維持費も気になるところ。

8ナンバー化によるメリットはいくつもあります。

一方でそのために満たすべき条件も多く、それは「使い勝手」や「使用目的」と必ずしも合致するとは限りません。

忙しい毎日の中で、ようやく見つけた休息日。

「一泊二日」という時間は、働き盛りには厳しいかもしれません。

だったら、半日でも、3時間でも、ブラっと出かけて「旅気分」を感じてリフレッシュできたら、そこには「キャンピングカー」の役割も見出せます。

つまり、それが「リトリート」ではなかったのかと感じました。

YouTube チャンネルにて

ダイレクトカーズのチャンネルには、自社製品の紹介動画もあります。

全長に全幅に、乗車と就寝の定員は…。

でも本当に動画で知りたいのは、そんなことばかりではありません。

「この「キャンピングカー」を買って、どんな感じの時間を過ごせるのか?」ということ。

ダイレクトカーズの動画を紹介したいと思ったのは、そんな新しい試みを感じたからです。

一方で、気になる点もあります。

折角、シリーズ化しているなら、一本の動画に全てを詰め込まない方がいいと思うのです。

もしも、こみち自身が製作するなら、前提として「ドキュメンタリー」なのか「演出ありのPR動画」なのかを決めるでしょう。

その意図は、面倒に感じるデメリットを見せるかどうかの一点です。

デメリットも曝け出し、でもメリットが最終的に上回れば、客の心理として商談もスムーズです。

一方で「キャンピングカーの良さ」という部分に趣きを置くなら、最初からデメリットに触れる理由はないでしょう。

例えばドキュメンタリーを選ぶなら、「社長」が急ぎの仕事を終えて従業員に「天気も良いから、ちょっと旅に出る」と宣言するところから撮影が始まります。

もちろん、そのシーンも撮影するので、仕込みのカメラマンがスタンバイしているのですが。

一本目の動画は「旅の準備」です。

旅の相棒となるキャンピングカーの点検や確認事項を社長自ら行います。

しかし、ここで商品説明を長々と始めてしまうと観ている方が飽きてしまうでしょう。

タイムラプスのような感じで早回しで済ませます。

それでもキャンピングカーに乗ったことがない人は、いろいろと気付かされますし、購入した時のイメージもできます。

例えばここで、一度、インサート映像を差し込みます。

内容は、キャンピングカーのスペック紹介。ポイントにしたいのは、「一泊二日」の旅に出るとしての荷物の分量と積載方法です。

ソーラーパネルやバッテリー容量などにも触れて、キャンピングカーのスペックと旅のスタイルを少しでも具体的にイメージしてもらうためです。

室内外の気温や騒音レベル、バッテリー残量などは、スペックから想像できない部分なので、動画の合間に情報として画面端に表示してもいいでしょう。

その後、目的地を決めることになります。

季節や距離も考えて、例えば一泊二日なら何処に行くと楽しいのかをいくつか紹介しても良いはずです。

と言うのは、今後、視聴者が増えて来た時に、季節別や目的地別などでコンテンツが充実するからです。

特にビルダーの優位な部分として、バンコンで訪れた時にできたことと、キャブコンからできたことの違いを具体的に示せれば、購入を検討する際に参考にできます。

出発前のワクワクした雰囲気と、知りたい伝えたい情報をどう動画内に盛り込めるかがテーマでしょう。



「マツコの知らない世界」で「ビジネスホテル」が紹介されていたけれど

 「車旅」と言えば「車中泊」!?

例えば家族四人で、どこか宿泊施設に泊まると素泊まりでも1人5000円くらいするだろう。

秋葉原にも店舗を構えているビジネスホテル「スーパーホテル」の本日の料金を調べてみると、一室1名での使用で最安値が税込6500円、2名の場合は税込9500円となっていた。

ちなみに一般的なコインパーキングで入庫から24時間まで2500円程度。

もちろん地方や都内でも駅から離れた場所になれば料金1200円程度でも見つかるだろう。

都内で考えていたら、「道の駅」が23区内にはなくて、千葉県市川市にある「道の駅 いちかわ」が秋葉原から最も近い。

無料で利用できる反面、現時点で「混雑」していると公式サイトに掲載されていて、行ってみたけれど停められなかったということも起こり得る。

以前から気になってはいたが、都内ではキャンピングカー移動のメリットが少ないように感じる。

移動は電車が便利だし、徒歩圏内にいろんな建物がある。

それこそ「輪行バッグ」持参で、自転車移動が面白いだろう。

振り返りになるが、キャンピングカーは新車で購入すると800万円程度を考えておくといい。

しかし、例えば丸2年の使用で売却すれば、600万円までは難しくても500万円なら十分にあり得る買取価格だろう。

つまり年間の車代はおよそ100万円から150万円。

都内でワンルームを一室借りる感覚だろう。

もちろん、キャンピングカーを楽しむとなれば、別途ガソリン代や旅費が加わるから、車両代込みで考えると月額20万円程度になる。

無料で利用できる道の駅ばかりを繋いで車旅もできなくはないが、どう考えても「車旅」が「駐車場探しの旅」になってしまうから、自ずとキャンプ場やRVパークも活用することになるだろう。

最も、都内のあるRVパークを利用した場合、駐車料金と電気代など込み込みで3000円程度。

特にキャンピングカーの場合、ゴミ捨てができると便利。

つまり、どれだけ有料駐車場に停めるかでも月額コストが変動する。

自宅に駐車場が確保できない場合、ざっくり駐車代金として5万円くらいは見越した方がいいだろう。

単純にバンライフを2年限定で行うとして、月額25万円から30万円くらい掛かることになる。

しかも計算してみると、軽キャンカーだから半値で楽しめるものではなく思った以上には安くない。

仮に月額で数万円違っても、快適さはバンコンやキャブコンの方が上回っているし、自転車なども積載できるから旅の幅も広がる。

ただ肝心なのは、この月額コストを上回る収益をどう稼ぐのかだろう。

実際、今のYouTube でチャンネル登録者10万人くらいでどれくらい稼いでいるのだろうか。

旅をしながら一本10分の動画をどれくらいアップできるかと考えると、毎日なら撮って出しみたいになるし、少し編集するなら3日に一本ってところだろう。

移動して駐車場探して、洗濯や食材の買い出しもして、街を散策して撮影許可も取って。

自由というイメージが先行しがちだけど、「車旅」で収益化するのは大変そうだ。

その意味では、キャンピングカーではなく、マイカーで移動し評判のビジネスホテルに宿泊したり、寝台列車に泊まってみる。

その時の様子を動画コンテンツにするという流れで収益化できれば、その方が楽しいしお小遣いにもなる。

現時点から月額30万円稼ぐ設定で「車旅」をビジネス化するのは、あまり現実味がないのかも。

「車旅」と言いながら、各ビルダーから依頼を受けて紹介動画を発信するようなスタイルが良いのかもしれない。



もう趣味では済まされない!? 商業的「撮影」時の注意点

 YouTube チャンネルの運営で

あるYouTube 動画を見ている時に「撮影許可が下りなくて」というセリフがあった。

著作権や肖像権などの法的な意味を含めて、YouTube でも「収益化=商業的」になる可能性が示唆されたのだ。

また、仮に広告収益の設定をしていない場合でも、「YouTube=商業的」と解しているケースも増えているそうだ。

つまり、一般人として個人使用のつもりで撮影するのと、動画コンテンツ用に撮影するのでは全く扱いも変わる。

テレビの旅番組などでも、出演者が店に飛び込み、撮影許可をもらうというようなシーンを見かけるが、例えば旅先で街並みを気ままに撮影し、その勢いで店舗内へも録画中のカメラを持って侵入すれば、訴訟問題になり得る。

つまり、カメラを買えばYouTube 用の動画が自由に撮影できるわけではなく、店舗や商店街、公園なども撮影許可を得ておく方が後で問題になった時にも解決がスムーズということを頭の片隅に置いておきたい。

こみちは法律の専門家ではないから断言できないが、公道を一般に迷惑とならない方法で撮影している範囲内であれば、撮影許可が免除されることもあると聞く。

具体的には、自転車やバイクのハンドルにカメラを固定し、撮影するような場面を指すのだろう。

しかし、休憩先の道の駅に入れば、そこからは別途「撮影許可」が求められるので、後々のトラブルを避けるつもりなら、私有地となる領域では事前の申請が役に立つ。

キャンピングカーを購入する時に知っておきたいポイント

趣味でキャンピングカーを購入したというなら、その外観や内装をレビューすることは問題ないだろう。

しかし、例えばキャンピングカーショーなどでも詳細の注意事項に目を向けると展示車両の商業的撮影は個別の許可が必要と書かれていたりする。

つまり、キャンピングカーショーを訪れて、各メーカーをレポーター気取りで紹介しながら展示車を商業的な目的(YouTubeの収益化)で、勝手に撮影するのは素人だとしてもプロ(仕事)として撮影許可を申請するべきだ。

例えばキャンピングカーで出掛けた様子を撮影し、たまたま立ち寄った「道の駅」で撮影を無許可のまま続けてしまうのは法的問題が残されている。

もちろん、観光地のエリアも申請が必要となる場所なので、思いつきでカメラを通行人が映りそうなアングルで撮影しないことだ。

最も、そのような撮影が、著作権侵害や肖像権違反に問われる可能性がある。

ただこれらは「親告罪」に分類されるようで、つまりは権利を侵害された人が何らかの損害を求めた場合に問題視される。

逆に旅先などで注意したいのは、偶然に映り込んだ人物からプライバシー侵害を訴えられたような場合だろう。

無断公開されたことで何らの損害や被害を受けたと損害賠償請求される危険性は0ではない。

その意味では、例えばキャンピングカーで日本一周の経過をコンテンツとしてYouTube に投稿するような内容でも、撮影されて困る一般人を未修正で掲載するのではなく、まずできる限り映り込まない配慮と、映り込んだ場合には画像処理するなどして、できるだけ個人のプライバシーに配慮することだろう。

YouTube で車中泊しているコンテンツが多いのも、撮影許可の申請面を考えた時に、リスクを回避してのことだったのかもしれない。





「みるみるランド」さんの興味深い動画が公開されていました!

 YouTube チャンネル「みるみるランド」さんと言えば

強面の「ヒーローゆうき」さんと着物も着こなす「カタリストれいな」さんのお二人が運営されているいます。

特にキャンピングカービルダーの日本特種ボディーさんとコラボしていることが多く、新型サクラなど気になるキャンピングカーを楽しく紹介しているチャンネルの一つでしょう。

昨年の春、新型サクラが発表された時に、従来のキャンピングカーにあったレトロな内装が一変され、オシャレで女性受けも良さそうな一台として魅了されました。

何より、いすゞ自動車のビーカムという車両を使うことで、街中をヨタヨタと走っている印象が強かったキャブコンタイプのキャンピングカーが、より安全で快適に生まれ変わったという印象を受けます。

もちろん、日本特種ボディー以外にも、安全で快適なキャンピングカーを目指して製造されるビルダーはたくさんあるのですが、自動車メーカーと連携したキャンピングカー作りの利点は、例えばキャンピングカーとして完成した車両の走行性能なども行えるか否かでしょう。

その意味では、キャンピングカーの内装スペックを向上させる以上に、走行性能や風動実験、電気システムの開発刷新などは、ビルダー単体ではカバーし切れない部分も多いはず。

このあたりの領域で強みを発揮できる日本特種ボディーさんのキャンピングカーは、自ずと注目が集まります。

日本特種ボディーのキャンピングカーというと、「新型サクラ」という真っ白なボディーの快適装備の一台を思い浮かべます。

エアコン、冷蔵庫、テレビ、電子レンジと、ほとんど自宅にいる時と同じ生活必需品が限られたスペースに配置されていて、それが「使える」配置であることも重要です。

例えば、キャンピングカーで家族旅行を計画する。

そんな時にハイエースベースのモデルでも、複数名の大人が就寝できるように設計されています。

しかし、元々は営業車両として親しまれている「ハイエース」ですから、やはり重量のあるベッドや家具、電化製品に加えて、大人数名の体重を支えるには無理もあります。

多くのオーナーがサスペンションなどを改良し、踏ん張りの効く足回りにしているのは運転して感じる安心感を求めるからでしょう。

サイズ的にもハイエースベースのモデルは人気ですが、しっかりと本格的なキャンピングカーを作るには、どうしても重さに耐えられる車両でなければいけません。

そんな意味でもいすゞ自動車とのタッグで得られる「安心感」や「安全性」は、日本特種ボディーのキャンピングカーが快適な旅を約束してくれるはずです。

さらに、日本特種ボディーは、「イーグル」という新しいコンセプトの元誕生したキャンピングカーも発表しました。

新型サクラとはベース車両こと同じでも、外観から全く異なるアプローチでキャンピングカーを作っています。

例えば「イーグル」の場合、いわゆる「居室スペース」が四角いコンテナのようです。

しかし、旅先での使用や、自然災害での仮設住宅のような役割を目指して開発されただけに、オシャレな演出を抑える一方で、無骨ながら骨太のキャンピングカーに仕上がっています。

そんな新型サクラとイーグルの乗り心地や雪中での使用感などをみるみるランドのお二人が丁寧に解説してくれている動画があります。


日本特種ボディー「EXIPEDITION EAGLE」の紹介

 キャンピングカー選び

キャンピングカーで「家」を目指すのはそもそも不可能です。

つまり、キャンピングカー選びで「全部盛り」などありません。

例えばNUTSのボーダーバンクスの魅力は居住性にあると思いますが、もう少し掘り下げるなら「家で使うサイズ感」があることでしょう。

初めてボーダーバンクスの車内に入った時に、それこそ全長5メートルサイズのキャンピングカーと比べて、無意識にでも手狭さを感じさせません。

逆を言えば、標準サイズのキャンピングカーは、それだけ僅かなスペースも有効に活用し、限られたサイズでいろんな機能を盛り込んでいるとも言えます。

これがもしも、大きな車体故に、お風呂や洗濯機まで搭載しようとすると、ボーダーバンクスは今のような評価を得られていなかったはずです。

一方で、全長5メートル、横幅2メートルのサイズには、一般の自動車と同じスペースに駐車できることを担保しています。

大きくすればそれだけゆとりが生まれる。

でもその代償は「駐車場」に現れます。

どこかに出掛けた。でも、簡単に停められる所がない。あったとしても、周囲の一般車両の迷惑になってしまいそうだ。

もしもそんな風に感じてしまうので有れば、購入する際に自分が求める使い方にあった「サイズ感」を決定するべきでしょう。

これはキャブコンよりも手軽に思えるバンコンでも、たとえばハイエースのワイドロングボディーとなれば全長も全幅も一般的ではありません。

実際問題、一般車両の駐車場に停められなければ、中型大型用の駐車場を探すか、空いている駐車場にひっそりと停めさせてもらうかになるでしょう。

キャンピングカーを買って何をしたかったのか。「時間にも場所にも縛られずに自由な車旅をしたい」ということなら、やはりサイズは購入する時に無視できません。

こみちはキャンピングカーで例えば車内をオフィスとして使い、日中は文章を書いたり、イラストを描いたり、又取材する場合にはそこを拠点として使いたいです。

乗車するのは多くても二人。乗せるのは妻だけです。

家を売り払って、車を家代わりに使うつもりはありません。

長くても一週間。場合によっては1ヶ月くらいを想定しても、数ヶ月一度も家に戻らないというスタイルは考えられません。

それはつまり、ゴミ捨てと洗濯、調理、入浴をどう扱うのか。

キャンピングカーが「家」にはならない理由として、完全に循環サイクルが確立できないからです。

全国各地にあるのは、ガソリンスタンドとコンビニ、コインランドリー。

つまり、ゴミ捨てと入浴が簡単にはクリアできません。

もちろん道の駅などにも入浴施設が使えたりもしますが、男性一人の場合と夫婦での旅中では同じ感覚で解決できないことも忘れてはいけません。

こみちが未だにキャンピングカーを購入していないのは、もちろん予算という問題もありますが、この「入浴」が夫婦となると簡単に解決しないこともあります。

「ホテル」や「民宿」の方が便利なら、車選びの根底が覆され、それこそ入浴の問題だけでなく場所を取るベッドも必要ではありません。

気軽さと快適さを考えると、ホンダのフリードで十分に思えます。

この車なら、2列目3列目シートを日中の作業スペースとして、そこでパソコンを開いたり、食事をすることもできてしまいます。

もちろん、キャンピングカーの装備には及びませんが、その分機動性では格段にメリットがあります。

例えばハイエースのナローボディーは、全長も全幅も十分に一般車両の駐車場に停められるサイズで、かなりコンパクトではあってもキャンピングカー仕様に改造されたモデルも見つけられます。

8ナンバーにこだわり、ポップアップルーフを選択するのも良いですが、逆に割り切って8ナンバー登録を諦める代わりに「箱」としての利点を活かすこともできます。

リトリートシリーズに見られる割り切り感は、せっかくのキャンピングカーだからという盛り過ぎを見直し、本当に必要でしたいことだけにしたら「これだけで十分だった」というコンセプトなのでしょう。

日本特種ボディーのキャンピングカー

日本特種ボディーは、先日行われたジャパンキャンピングカーショー2022には出展していなかったはずです。

というのも、キャンピングカーの製造販売を行う業界団体に入っていないこともあります。

一般的なキャンピングカーを製造販売している会社の場合、購入されたお客様の車が旅先で故障したような場合に、全国各地に支店を展開している大きなメーカーなら別ですが、どうしても一店舗ではカバーできません。

そうなれば、業務提携や横とのつながりを無視した経営は、何かと顧客満足度をアップさせるには不便です。

その意味では、日本特種ボディーのキャンピングカーは、ビーカムといういすゞ自動車が独占的に提供している車両で、またキャンピングカー購入時に日本特種ボディーだけでなく車両面のメンテナンスを全国各地に存在するいすゞ自動車の支店で行ってくれるそうです。

何気ないことに思えますが、キャンピングカー販売を行ううえで、車両のメンテナンスが担保できれば、それだけ安心して販売できるでしょう。

そして、新型サクラが発表された時、内装の色調からデザインまで、従来のキャンピングカーとは全く異なる訴求力があります。

しかも「電気」に強みを発揮させ、カセットコンロさえ常設しない割り切りと、車両サイズも5メートル×2メートルにはギリギリ収まりませんが、それでも何とか一般車両と同じ駐車スペースに停められるサイズ感です。

この辺りの「やり過ぎない」あたりが、他のビルダーとは異なる魅力でしょう。

そして、新たに登場した「EAGLE」と名付けられたまんまトラックのようなキャンピングカー。

その大胆な割り切りは、キャンピングカービルダーが隠していた見せたくない部分まで曝け出し、そこから新しい提案へと繋げています。

曝け出したのは、キャンピングカーのキャビン部分。

全体を一体化されたシェルで覆うことで、キャビンはとても大きく思えます。

しかし実際には車としてのシャーシがあって、床は思いの外高い位置に存在します。

じゃあ、今までデザインで隠していた腰高感を隠さないで、まるでトラックの荷台でいいじゃないかという大胆な発想が、「EAGLE」にはあります。

知らない人は、窓付きのコンテナでも運んでいると思うでしょう。

でも実際に車内に入ると、冷蔵庫や電子レンジ、エアコンもあればトイレも使える。

食事スペースにもなれば、二人ならソファーで寝転んでしまえばいい。

ゴミ捨てと入浴はそもそもキャンピングカーでは難しいのだか、そこはごっそりと研ぎ落として、「車外のインフラを使ってください」としたことで、「EAGLE」が得意とするスタイルが明確です。

個人的には就寝定員のために設けられた天井から降りてくるギミックも省いて、もっとリーズナブルな価格設定ができれば、キャブコンを狙うユーザーを巻き込めそうに思えます。

まだ知らない方がいたら、ぜひ一度、日本特種ボディーの「EAGLE 」をチェックしてみてください。

キャンピングカーショー2022が開催された!最新のキャンピングカーの動向は?

 ジャパンキャンピングカーショー2022が開催された!

国内最大と評されるキャンピングカーショーが幕張メッセで2月10日から13日までの4日間開催されました。

延べ2万人を超える来場者があったと公式サイト(ジャパンイベントドットコム)にも掲載されています。

また場内に展示されたキャンピングカーも195台と最大のイベントに相応しい台数で、国内のキャンピングカーの動向を知ることができました。

とは言え、従来からあるバスコン、キャブコン、バンコンと呼ばれるカテゴリーに変更はなく、例えばバンコンではベース車両としてトヨタのハイエースを用いたキャンピングカーが多数あります。

初心者ライトユーザーからの支持も多いバンコンの場合、機動性と機能性の高次元でのバランスにビルダーたちも苦心されているようです。

大型化することで機能性を追求できるのは当然ですが、同時に国内ユースでの利便性はどうして損なわれてしまいます。

限られたスペースの中で、どのような取捨選択が行われ、キャンピングカーとしてパッケージングしたのかに注目です。

ポイント1

これは戸建て住宅でも同じですが、住宅の場合、在来工法の他、RC構造、鉄骨構造など、骨組みとしての特長から選ぶことが少なくありません。

その先に断熱性や採光、間取りや水回りの装備へと話は進んでいきます。

さらに戸建てではエクステリアと呼ばれる庭や外壁などにもアピールポイントがあります。

しかし、キャンピングカーのサイトで、ベース車両からどのような下処理を行われたのかを紹介しているページが少なく、多くは車両価格と車内レイアウト、さらには各装備の簡単な紹介という構成が一般的です。

その意味では、車両の補償期間や維持管理に掛かるおおよその費用などにも触れるメーカーが現れると業界の発展に繋がると思います。

大好きなダイレクトカーズのリトリートスーパーロングも出展されていました。

この車両のポイントは後部に横向きの常設ベッドがあることです。

バンコンの車内レイアウトを設計するとき、スペースが圧迫されてしまう常設ベッドを設定するか否かは大きなポイントで、デイユースや少人数の用途ならあえて常設ベッドを設定しないことで、積載性や広く圧迫感の少ない車内レイアウトが期待できます。

その中で、このリトリートスーパーロングは、しっかりと後部にベッドを設けてあり、夫婦での使用でも時間を気にしないで就寝する人ともう少し起きていたい人のようなライフスタイルの違いにも対応してくれます。

東和モータース販売が取り扱うモデルは、国産モデルの他、海外モデルもあることでしょう。

キャンピングカーショー2022でも展示されたSunlightシリーズは、バンコンの機動性とキャブコンの機能性を両立させているのが特長です。

CLIFF540は、シリーズ中で一番コンパクトなモデルですが、全長は541センチと国産キャンピングカーと比較しても存在感は十分にあります。

しかし海外モデルのキャンピングカーでは運転席と助手席が反転し、停車中もスペースが損なわれません。

国内モデルの克服し難いデッドスペースが無いので。サイズ以上にゆったりとした車内空間を感じられるでしょう。

もちろん後部には常設ベッドとその下側に収納スペースを確保しています。

ただ懸念されるのは、LPGガスを使用すること。

フェリーに乗船したいなら、ここは要チェックでしょう。

ポイント2

バンコンタイプのキャブコン化のメリットって何でしょうか。

いつも気になっていて、でも聞いたことがなくてずっとそこは不思議に思っています。

というのも、キャンピングカーの完成度は外観でも内装でもなく、安全性がどれだけ担保されているのかです。

そうでないと怖くて乗っていられません。

つまり、ベース車両の最大荷重を超えた積載など選択肢から真っ先に除外されるべきだからです。

車高が高くなるとそれだけ横風やコーナーリングで揺れを誘発します。

運転で無理が効かないとか、しっかりと減速するのも、重たい車重が一般車両とは異なるからです。

そこをカバーするために、サスペンションの補強だけで十分と言えるのでしょうか。

その意味では、完成されたキャンピングカーをどこまで試走して販売に踏み切っているのかもポイントです。

横転事故は運転に問題があると言ってしまえばそれまでですが、広くキャンピングカーを普及させる意味ではそのあたりの業界基準が我々ユーザーにも示されると嬉しいです。

やはりNUTSのボーダーバンクス!

海外モデルを含めても、ボーダーバンクスでできないなら仕方ないと思わせる存在感と業界を通してフラッグシップと呼んでもいいでしょう。

その証拠に、NUTSの公式サイトでも新次元の車中泊が楽しむための急速充電とシステムが紹介されています。

結局、多彩な装備を無理矢理積載しても、それを稼働させる電力供給が追いつかないと、普段使いは何かと面倒です。

もちろんサブバッテリーの大型化というのも解決策の一つですが、その根底にあるのは充電システムでしょう。

さらに、そこで使われているのは、品質に深く関わる部分には惜しげもなく海外の高品質なパーツが使われていて、その事実をしっかりと情報公開していることにも企業の健全性を感じさせます。



冬の車中泊を楽しむなら

 山善 洗えるどこでもカーペットを知っていますか?

実は車中泊狙いではなかったのですが、こみち自身でこの「洗えるどこでもカーペット」を購入しました。

きっかけは、リビングに敷いていたホットカーペットを買い替えることになって、最近の商品をあれこれと見ていた時にたまたま見つけたものでした。

サイズも180センチ×80センチと完全に一人用。

その時に、これ車中泊でも使えるサイズ感だなとも思いました。

さらに言えば、商品電力。

そうそう、この「洗えるどこでカーペット」って、いくつか型番があるみたいです。

てっきり年式の違いとか価格の違いとかって思っていたら、消費電力の違いでした。

しかも、購入したYWC188が最新モデルだと思うのですが、消費電力は最大で50w(別のモデルは75wだったりします)。

さらに言えば、最強の設定で使用しても50wのモデルでは1時間あたり約0.9円とかで、とってもリーズナブル。

家で使ってみて

家での使用なら、温度設定は中とか弱で十分です。

身体に薄い毛布でも掛けておけば、さらに温かさを感じます。

ポイントは寒い屋外から帰って、ストーブにあたるような即効性があるというものではなく、カーペットの上に横になって10分も待っていたら「寒い」を忘れているというと分かりやすいでしょうか。

車中泊でも使えると思った理由は、サイズ感に加えて消費電力の小ささ。

こみちと同じモデルなら最強でも50w。中や弱なら、20数wです。

ポータブルバッテリーを使う時にも、一晩中安心して稼働させられるでしょう。

この「洗えるどこでカーペット」は、カーペットと言いながらも形状が電気毛布並みに柔らかく、スペースが限られる車内でも敷きやすいはずです。

そうそう肝心な金額ですが、割と見かけるのは6000円前後。

これでも十分にやすいですよね。

しかし、こみちの場合は手芸店で購入しました。

たまたま来店した時に店の入り口に置いてあって、しかも金額は税抜き3980円だったかな。

コストコにもありそうという情報は知っていましたが、その店で購入しました。

車中泊での使用にも嬉しいカーペットの丸洗いができるみたいで、そのあたりも使い勝手が良さそうです。

新型カムロード登場で価格UPってこと!?

 新型カムロードの登場

環境に対する規制が厳しくなり、新型カムロードが誕生しました。

従来のカムロードは、多くのビルダーから支持されていましたが、対重の面で厳しかったとも聞きます。

実際、ビルダーの方でも足回りの強化を推奨していたり、後輪のダブルタイヤが採用されるなど、新型カムロードの仕様を見ても、それだけ改善が迫られていたと言うことでしょう。

車重が重く、制動制では一般車と異なるキャンピングカーですが、安全性を蔑ろにすることはできません。

確かにビルダーによっては乗り出し1000万円オーバーが当たり前になるのも、それだけベース車両のポテンシャルが走行性能や緊急回避の時に違いがあるからでしょう。

ハイエースベースとは明確な差が出ている!?

ハイエースベースのキャンピングカーは、バンコンとも呼ばれますが、対荷重の面ではさらに限界が低めで、カムロードをベースにしたキャブコンに比べて1トン近い差が出ていたりします。

つまり、それだけ安全に走行するなら車を軽く作る必要があり、キャンピングカーなら装備面でシンプルにしなければ不安定な走行や万が一の時に止まれない車となります。

また、8ナンバー登録との絡みでは、室内高との関係で、ハイエースベースがなにかと大変です。

しかし、外観的に一般のハイエース風なこともあり、旅先で主張し過ぎないことも人気の要因でしょう。

1000万円オーバーの価格に

一括購入できる人は別ですが、コロナ禍からの経済を考えると、長期ローンを組むのも躊躇います。

しかも1000万円オーバーの資金をキャンピングカー購入に使うのか、資産運用に回すのかとなると、YouTube で回収できるのは難しくなってきました。

それでも、YouTube には新しいチャンネルオーナーが増え、キャンピングカーショーなどの紹介をしているコンテンツも増加しています。

自由を求めてキャンピングカーと言う憧れは感じるものの、現状としては新しいカムロードを採用したモデルが次回のモデルチェンジをするであろう3年後くらいが購入に適した時期になると思います。

その理由としては、コロナ禍の状況も分かりますし、新型カムロード特有の不具合もあらまし出尽くして、フルモデルチェンジで落ち着くでしょうから。

しかし、その頃になると、カムロード云々ではなく、エンジンを動力とした車両だけでなく、電気自動車も広く普及してくるかもしれません。

個人的にはカセットコンロで車内調理するなら、ホットプレートなどでゴミを出さない仕様にしたいところです。

2021年開催のキャンピングカーショーでも、まだまだカセットコンロを使うモデルも多く、車内にトイレも常設ベッドもないケースも少なくありません。

一人旅ならまだしも、夫婦でもライフサイクルが異なるのを考えると、なかなか思うようなモデルは少なく、かと言って新型SAKURAクラスになると1500万円超えと、「家買える」と言う感覚です。

いつもそんな風に考えが及び、「マイカープラス宿でいいのでは?」に行き着きます。

あえてそれでもキャンピングカーを探すなら、YouTubeチャンネルでの新たな展開や、旅スタイルに面白みが増せば、追い風になりそうですね。


カムロードが新しくなった!?

 「カムロード」が新しくなった!

「カムロード」と聞いて反応した方は、キャンピングカー好きでしょう。

カムロードは、トヨタの製造する車種であり、多くのキャンピングカーのベース車となっています。

キャンピングカーと言ってもいくつか種類があり、個人ユースで最も機能が充実しているモデルがキャブコンタイプで、そのベース車両として使用される一つが「カムロード」なのです。

多分、キャブコンの中でも一番多く使われていると言っても言い過ぎではないでしょう。

それくらい「カムロード」は、キャンピングカーに大きな影響を与えています。

キャブコンとバンコン

全長が5メートル前後の、一般車両の駐車場に停車できる大きさのキャンピングカーであることは、それだけ汎用性も得られるでしょう。

例えばハイエースをベースにしたキャンピングカーにも、5メートル以下のモデルの他、5メートル40センチ前後のキャブコンよりも大きなバンコンも存在します。

意外かもしれませんが、軽キャンカーが入門モデルで、その次がバンコン、さらにキャブコンと続いているイメージですが、実際はキャブコンとバンコンは対等な関係であり、むしろキャンピングカーに求める目的によって選ぶべきものです。

人はコンパクトながら本当に長期間住み続けるなら、最低でもワンルームマンションくらいのスペースは必要でしょう。

もう少し具体的言えば、寝るスペースの他に衣類や生活雑貨を収納できるスペース、さらに調理器具や洗濯機、浴室、トイレ、さらにはガス水道、電気のインフラなど。

加えて、生活圏内にスーパーなどがあって、ゴミ出しもできる環境が不可欠です。

つまり、キャンピングカーをモーターハウスと考えるなら、先に紹介した様々なアイテムを満たしていなければ、今までのように暮らすことはできません。

実際、洗濯機を搭載したキャンピングカーはほとんどありませんし、浴室がないとかトイレもないモデルもたくさんあります。

例えば、電子レンジやエアコンが車内で使えるとしても、トイレが無いと夜間や雨降りはとても不便です。

その度に車から出て、トイレまで歩くしか無いとすれば、唯一の住まいとしては考えられないでしょう。

例えば、トイレやシャワー室、洗濯機まで搭載されたキャンピングカーも存在します。

しかし、そんなキャンピングカーは、ほぼ路線バスのようなサイズです。

そこまで大きくなってしまえば、当然ですがどこに停めるのかで、自由気ままな旅にはなりません。

行きたいところの少し手前にキャンピングカーを止めることになるでしょう。

狭い温泉街をぐんぐんと入って行くことは避けた方がいいはずです。

完璧な装備になると、使い勝手で不便になってしまう。

キャンピングカーは、使用目的にどこまで欲しい装備を残すかの選択です。

ほとんど車内で料理をしない人と、家でも割と手の込んだものを作る人では、キッチン環境に対する考え方も異なります。

「水がどうにか出る」レベルのキッチンなら、インスタント食品を作るくらいがいい所でしょう。

だとしたら、家と同じに考えずに、気ままに移動できる運転しやすい車体が理想となります。

いすゞのビーカム

今回、新型カムロードになって、後輪が2本タイヤとなりました。

過積載になりやすいキャンピングカーの場合、どうしても後輪の負担からバースト等の事故があったからです。

カムロードは1.5トンのトラックと同等の車体で、今回の刷新により安全機能やアドブルーなどが追加されました。

これは、いすゞのビーカムと同じようなモデルチェンジとなった訳です。

例えば、キャンピングカーの総重量が、一般的には3トン強だとして、ハイエースの対価荷重はそれを満たしてはいません。

つまり、ある程度安全機能を考えると、ハイエースベースにするなら、キャブコンと同等の装備は諦めるしか無いのです。

もちろん、様々なパーツをつけることで、体感的な安定感は増しますが、そもそもの設計段階で想定されていない重量を、後付けで補えるとは考えにくく、結局は車体フレームに負担を強いていることになるはずです。

その意味では、2トンベースのいすゞビーカムの場合は、対価荷重は5トンになり、一般的な3トン強を優にカバーできています。

ただし、その分、車体価格が高く、キャンピングカーの販売価格がカムロードを使用したモデルよりも高額になってしまうのです。

今回、新型カムロードになり、どれくらいの価格上昇招くかは分かりませんが、いずれにしてもいすゞビーカムの安全性に近づいたと言っていいでしょう。


キャンピングカー系を目指すなら「クーピーチャンネル」さんを見て欲しい!

 「クーピーチャンネル」さんの紹介

キャンピングカー系YouTubeチャンネルは、今や幾つかの系統に分かれています。

簡単に分類するなら、キャンピングカーという商品を紹介しているチャンネル、車旅の相棒として自前のキャンピングカーを紹介するチャンネル、キャンピングカーでは欠かせない旅先での駐車場や旅中のスポットなどを幅広く紹介しているチャンネルなどがあります。

そして、釣りや自転車、バイクなどの別の趣味も同じチャンネル内で扱う場合も見かけます。

家族が演者として登場したり、夫婦やカップル、また完全にソロで行う人もいます。

そんな人は、ペットなどを同伴していたりしますが、「クーピーチャンネル」さんの場合は主にクーピーさん一人が登場し、時々恋人から奥さまとなったクピ子さんと、そのお子様も出演されることもあります。

チャンネル登録者数20万人超え!

「クーピーチャンネル」のチャンネル概要によると、動画と投稿し始めたのは2017年2月。

登録者数1万人を突破したのが、約二年後の2019年だそうです。

その後も順調に支持を集め、さらに約一年後(正確には1年と2ヶ月)で5万人に到達させました。

しかし、ここまで成長していく過程で、今やYouTube ではセオリーとも言える条件をいくつも織り交ぜていて、五年前の初投稿となるバイクネタは、高速走行時の各ギアにおけるエンジン回転を紹介している内容です。

これだけなら割と見かけるコンテンツですが、そのバイクがヤマハのR25とR3という部分。

どちらかの車両に興味を持った人なら、絶対に気になる最も近い兄弟車だけに、視聴者から役立つ情報として受け入れられるでしょう。

これが、バイク系チャンネルになれば、サーキットに持ち込み、ラップタイムと違いや最高速などの比較へと発展するところですが、作り込み具合が絶妙だと感じます。

そして、車系コンテンツとしては、マツダのロードスターを購入されて、初投稿から約四年がオープンカーの関連コンテンツです。

しかしここでも絶妙なのが、後に奥様となるピク子さんが恋人として登場すること。

しかも年齢差のある若い女性というインパクトもあって、最近人気がある夫婦、カップル系チャンネルで見かけるギャップが他のチャンネルとは異なる持ち味になります。

さらに気づいたのが、最近では少なくなったマニュアル車のシフトチェンジを紹介していること。

穏やかな声と優しい表情のクーピーさんが顔出しで解説してくれます。

そして、この頃既に登録者数も5万人を超えていることになり、チャンネルとしても確立されています。

興味深いのは、コメント欄で、ユーザーから内容がわかりやすいとか、知りたいことがズバッと解説されているなど、動画コンテンツを作る上でポイントとなる「企画、構成」が既にしっかりしていることに気づかされました。

ある意味、だから皆さんから人気を集め、チャンネルとして支持されるということです。

その後は、多くの方から知られるキャンピングカー系チャンネルへと変貌しますが、その時もバンコンやキャブコンではなく、軽キャンカーを選ぶあたりもクーピーさんらしい選択だと思わせます。

クーピーさんのチャンネルは「人生の大切なポイント」を教えてくれる!

クーピーさんのチャンネルを詳しく見ていくと、まるでチャンネル開設当初から「裏テーマ」があったように思えます。

表のテーマが、バイクやクルマ関係のコンテンツだとしたら、裏テーマは「自分が気になるを分かりやすく伝えよう」ではないかと感じました。

実際、キャンピングカーのことを調べていくと、正直なところ海外のモーターハウスとは異なる部分も多く、まだまだ国内でのキャンピングカーは「趣味目的」でしょう。

YouTube などには車上生活をされる方も多くいますが、生活自体をまるで「ドキュメンタリー」としてコンテンツ化されています。

つまり、キャンピングカーという舞台を使って、演者が泣き笑いしているシーンで物語を作るイメージです。

しかし、クーピーさんの場合は、もっとさっぱりとしていて、例えばキャンピングカー内の騒音を数値化するために測定したり、エアコンを稼働させてサブバッテリーがどれだけ電気を消耗するかなど、見ている人が具体的にイメージできる工夫が随所に散りばめられています。

別の方も同じようなことをされているのですが、クーピーさんの場合は何か一貫したものを感じます。

そして、初投稿のコンテンツもそうでしたが、投稿を重ねるごとに見やすさもより向上するなど、少しずつ改善されながら良いものを作ろうという意気込みが伝わります。

本当になるほどなぁと関心させられることが多く、今後も注目していきたいキャンピングカー系チャンネルの1人です。

なぜ、「車中泊」では本当の意味でビジネスにできないのか?

 YouTube コンテンツだから成立している!?

ビジネスで最も重視されるべきは、商品やサービスの安全性だろう。

よく、自主回収やリコールという形で、企業が商品の瑕疵を修繕するというニュースを耳にする。

また広告によって商品やサービスを消費者にPRする場合も、その企業としては問題がないと思ったという自主判断ではなく、公平な視点で誤解や誤認を誘導するような文言や表現は景品表示法などで制限されている。

一方で、YouTube におけるコンテンツは、あくまでもそのチャンネルを運営している人の主観に過ぎない。

つまり、あるキャンピングカーを企業からの依頼を受けて、自身のチャンネルでレビューするような場合、テレビ番組なら「これはCMです」というような表示をつけて、視聴者に宣伝であることを伝えていたりするが、必ずしもそんな風には明言されず、「お借りした車をレビューします」という具合に、暗に企業からの依頼案件であるような雰囲気を出すに過ぎない。

企業にすれば、自社で広告する場合に当然、言い難い部分や事前に触れておくべきことがある場合、依頼案件という形で告知してもらえたら都合の良いこともある。

まして、チャンネル主は、主観だったとか、気づいた点を意図的に隠蔽している訳ではないから、もしもその紹介レビューを聞いて購入した人が現れても、それは購入者の自己責任になってしまう。

気軽に一般人が企業同様のスタンスでレビューする場合、「誰が責任を負うのか?」の部分で大きく異なっている。

車の試乗動画などで、プロの自動車評論家が試乗車について、とても曖昧な表現で「瑕疵」を告知しているような場面がある。

それは、伝えなければいけない事実と、それが有ると無いでは商品価値に大きな影響を与えかねないというギリギリの選択に迫られた「プロ」らしいテクニックとも言える。

商品の欠点や劣る部分を気づく限り告知するようなプロの自動車評論家が存在しないのは、企業の方からも車を貸し出さないという手段で、ある意味、仕事を請けさせなくなってしまうからだろう。

その点では、YouTube の誕生で、例えば欠点やダメな部分しか告知しない自動車評論家が「歯に物を着せぬ」と称賛される時代とも言える。

ただ、欠点を羅列しているだけでは、望んでいる視聴者も増えないだろうし、ビジネスとして成立するのかというと厳しいのではないだろうか。

「車中泊」はキャンピングカーの唯一無二のワードだろうか?

例えば、住宅では火災報知器の設置が義務化されていることもあって、新築の住宅では当たり前の装備になっている。

一方で、消化器の設定に関しては、アパートやマンションのような共同住宅と戸建てでは扱いが異なるらしい。

また、8ナンバー登録されたキャンピングカーの場合、車内調理に必要な条件に適合しているとも言え、逆を言えば8ナンバーではない車での車内調理が認められているのかは明言できないことになる。

道の駅等での車中泊が、どのような場面で容認され、また車内調理がどこまで許容されるのかは、自治体や業界団体、さらにはユーザーからの意見も踏まえた取り組みが求められるでしょう。

キャンピングカーはコロナ禍でも有効な手段だったのか?

密を避けた方法として、キャンピングカーなら必要最小限の接触で、自然や旅を楽しめると人気が高まってきました。

こみち自身は、旅のツールとしてよりも、事務所として活用できないかというのがキャンピングカーに関心を持った理由でした。

しかし、その際に備えたい装備を考えると、気になる車体は軽く1000万円以上で、当初考えていたメリットが見つかりません。

そこで、もう少しシンプルな装備と考えていくのですが、その際に行き着いた結論はマイカーでも十分ではないかというものでした。

まず、車中泊は想定していないこと。さらに車内での調理も必要ではなく、想定としては店舗で購入した既製品を車内で食べられたらと思うくらいです。

なぜ、そのような結論に至ったのかというと、先ずは治安面で、安全性を高めるには管理された場所を利用することが必須で、例えば人影さえないような山奥での車中泊はそれなりに危険を伴うと感じます。

目的が冒険と思うなら別ですが、単純にオフィスとして使うことを考えるなら、旅先でも宿泊施設を上手に使った方が、治安面でも安全だと思うに至りました。

車内調理でも、日頃から自宅のキッチンを使って、コンロはもちろん、レンジやオーブンも使用して食べたいものを作ります。

当然ですが、水道の蛇口を撚れば水が出ます。

キャンピングカーでは、給排水タンクを例えば50リットルとか20リットルとか、目的に合わせて装備をしています。

水はとても重量があって、50リットルなら50キロとなり、女性一人を多く乗せて移動していることと同じです。

つまり、100リットルや200リットルの大きなタンクを装備することは現実的ではありません。

言い換えれば、車内調理が認められていることと、実際に車内で調理することは違います。

まして、一般車の車内は限られていて、大人一人分が横になるスペースを確保すると、調理するには安全と言える十分なスペースがあるでしょうか。

物理的な装備として可能でも、防火対策が十分でない場合には、ユーザーそれぞれが大人の判断をするべきです。

なぜなら、当初の理由となっていたコロナ禍の「密」も、キャンブ場や河川敷に集まる人数は増えるばかりだからです。

特に、キャンピングカーでも車内にトイレまで搭載され、完全に外界と遮断状態を維持できるのは一泊程度と思われます。

いずれにしても、一般の旅行と比べたらリスクが軽減されるに過ぎず、旅などしないで自宅で待機する以上に安全を保ち感染を軽減できるとは言えないからです。

本当の意味でビジネスとして成立させるには?

キャンピングカーを文化として根付かせることでしょう。

ポイントは、キャンピングカーにまつわる安全性を完備することで、車両や利用場所はもちろん、公的な安全性を告知することでしょう。

8ナンバー登録と満たしたとしても、実際の装備を満載して安全な制動性が満たされているとは限りません。

一般的な用途で、その機能が担保されていることと、不意の悪条件でも安全が担保されていることは異なるからです。

よくある例え話で、延長コードもリールに巻いたままでは熱がこもりやすく、大きな電気を流すと煙ができることもあります。

でもみんなが当たり前に知っていることではありませんから、どこまでユーザーライクに環境を整えるかは文化として根づくための第一段階です。

つまり、そこまで掘り下げてビルダーとユーザーの間をつなげられるYouTuber が増えれば、有益なコンテンツになっていくのでしょう。

その先に、ビジネスとしての勝算もあるのですが、YouTuber が一方で企業の片棒を担ぎ、他方でユーザーに自己責任を押し付けてしまうと、どうして目先は上手くいっても文化にはなりません。

せっかくここまで期待されているキャンピングカーだけに、幅広いユーザーと共に成長できるようなコンテンツが増えて欲しいものです。



「バンライフ」を楽しんでいるYouTuberカップルを勝手に紹介したい!

 「Bappa Shota」というバンライフ系YouTuberを知っているだろうか?

「Bappa Shota」チャンネルは、世界を19才から放浪している翔太さんとイギリス人の彼女、ルースさんが登場しているバンライフ系チャンネルです。

まず、圧倒的な魅力は翔太さんの行動力でしょう。

そもそもは、YouTube のおすすめに出ていたのを視聴したことで、すぐに興味をそそられて、チャンネル登録させてもらいました。

画面から伝わるインパクトも強烈ですが、ルースさんが海外の方ということもあり、二人の馴れ初めや旅を始めたきっかけなど、一般視聴者として思いつく疑問もあって、コンテンツの一覧からチャンネル開設初期の投稿を探りました。

すると、イギリスにいる翔太さんが、海外の様子を紹介しているコンテンツが現れ、さらに国際カップルについての紹介コンテンツも見つかります。

この頃の翔太さんは、今でも若いですがさらに若い印象で、でもとても真面目で誠実な人柄がよく表れていて、それこそYouTubeチャンネルを運営していく資質があったのでしょう。

イギリスの暮らしぶりを伝えてくれるコンテンツの後に、ルースさんが来日して二人のバンライフが開始されることになります。

もう、旅を始める動機や前振りが凄すぎて、「バンライフ」を翔太さんたちならどう楽しんでくれるだろうかと期待が膨らみます。

妙に再生回数狙いに寄って行かないことも好印象!

翔太さんのコンテンツはどれも視聴者であるこみちを楽しませてくれます。

なのに、どこを見ても大人特有の嫌らしいがなく、とても二人の関係を含めてコンテンツに嫌味がありません。

もっとYouTube をビジネスツールとして考えることもできるはずですが、それよりも若い時代を満喫して生きている感じが伝わってきます。

キャンピングカーブームだから、人気車種を紹介して視聴回数を稼ぎに行くという昨今のパターンが皆無なのです。

だからバンライフを始める時に選んだ車両も、二人でDIYしています。

この辺り、装備ばかりに目を向けて、頭でっかちになってしまうこみちとは真逆です。

だからこそ、トラブルやアクシデントも生きる感動のスパイスになっていて、例えばそれに遭遇した時も、二人で乗り越える様がコンテンツとして魅力を増します。

でもそれこそがテレビとは違うYouTube コンテンツの魅力でしょう。

ちなみに、初めて乗った車でエンジントラブルに遭遇するコンテンツが、約一年半前に公開されていて、その再生回数は約9万回。

多いと見るべきか意外と見るべきかは判断できませんが、ここから妙に演出を加えてしまうとテレビと同じような内容になってしまうでしょう。

でも、今でこそ段々とテレビっぽいコンテンツが増えてきましたが、YouTube の魅力を考えると、ここに良さがあったはず。

脱サラしてYouTube で稼ぐという転職先の1つとして捉えるのではなく、自分らしく生きるために結果としてYouTube があったというのが翔太さんたちの見方ではないでしょうか。

十分過ぎるのに、まだまだ欲しがることで、いつの間にか幸せであることも忘れてしまうことがありますが、彼らを見ているといい意味でシンプルに生きていて輝いて見えます。

拙い紹介ですが、気になった方は「Bappa Shota 」とYouTube で検索して欲しいです。

「バンライフ」の理想と現実!?

 「めぐちゃんTV」をご存知だろうか?

似顔絵が似ているかどうかは疑問だが、以前から「めぐちゃんTV」を運営されている高稲氏が投稿しているキャンピングカー系コンテンツを定期的に視聴していました。

彼は、国内キャンピングカービルダーのnutsが販売しているキャブコン「クレアエボリューション」を所有されています。

このキャンピングカーは定価1000万円を超える高額なもので、家庭用エアコンや電子レンジなど、多くの豪華な装備が付いています。

こみちが興味深く感じていたのは、「キャンピングカー」を主体に考えているのではなく、仕事を持ち、住まいを持ち、これまでの生活にプラスする形で「キャンピングカー」の活用を目指している点でした。

そんな高稲氏が投稿された「キャンピングカーの理想と現実!3年で2台乗ってきた結論!」と言うコンテンツでは、彼目線の独自な視点を紹介されています。

こみち自身は中高年で、メリットだけを優先した選択肢が選べる年代ではありません。

それだけに、彼が指摘している内容に思うところもあり、また以前にアメリカでのバンライフを知った時に感じた国内事情との違いを踏まえて、共感できる部分があります。

こみちが描く理想のバンライフ

ひと言でいるなら、今の居住環境に「移動可能」をプラスしたようなバンライフです。

しかし、キャンピングカーの性質を踏まえれば、ベース車両の対価荷重限界値に近いキャンピングカーの安全性が問題視されています。

それだけ車中泊さえできれば良いと言うものではなく、家同様の暮らしを求めた結果、車重が増加してしまったキャンピングカーも多いと言うことでしょう。

重いキャンピングカーで長い坂道を下るような時に、制動力やフラつきなどで運転手が怖い思いをしてしまう話はよく耳にします。

ただ、ビルダー(キャンピングカーの製造販売メーカー)が安全性を考慮した製品作りを目指したくても、それでは購買意欲をそそりません。

イメージとしては、テント生活をベースに天候不順で車中泊をすると言うユーザーならまだしも、家同様の快適さを言う視点でキャンピングカーを購入するなら、エアコンも必須ですし、車内での調理も遜色なくできて欲しいのです。

一方で、国内のキャンピングカー事情はこれからなのだろうと思わせるのは、バンライフに向けたインフラ設備が全国的に整っているとは言えないからでしょう。

以前から、キャンピングカーは欲しいけれど、購入してどこに行けばいいのかと言う素朴な疑問があったからです。

と言うのも、キャンピングカーをオートキャンプ場や道の駅、RVパーク等に停めることになるとするなら、それだけでも意外と制限があると感じます。

普段何気なく生活している住宅と比較して、治安面での不安が無いとは言えません。

キャンピングカーはその外観からも目立ちますし、住宅では当たり前の「水平」さえ移動する度に調整するしかありません。

エアサスでも付いていて、停車すると自動で水平になると嬉しいのですが、例えばそんな当たり前だけど気になる部分に触れた国産キャンピングカーは見たことがないですし、それこそ社外品でカバーするとなれば、車重の増加が気になるといういたちごっこです。

「キャンピングカーかのだから」

結局のところ、家同様という考えを諦めて、キャンピングカーというツールを楽しむのが正解だとするなら、極端な話、軽キャンカーでいいように思うのです。

もっと言えば、マイカーで移動し、気に入った場所を見つけたらその近くの宿泊施設を予約して旅をするのも方法だからです。

なぜなら、キャンピングカーだけで大人二人が一週間生活することは難しく、燃料や水の管理、食料や洗濯物、生活ゴミと、日常生活では当たり前のさまざまなことがついて回ります。

特に「日本一周」という視点から、ただ都道府県を巡るだけでは何も感じることはないでしょう。

こみち自身は、バイク旅で経験したのですが、街から街への移動も三日を過ぎれば日常なり、特別な感動は生まれません。

というのも、それぞれの町は、そこに暮している人々が快適に暮らせるように発展してきたはず。

つまり、良くも悪くもどこの街も似たような面があって、新しい街に到着しても、過去に巡ったいろいろな街から想像できてしまうのです。

ここで、例えばアメリカにおけるキャンピングカーを使ったバンライフでは、広大な大陸を移動しながら、観光地としてトレッキングができたり、カヤックを楽しめたり、ショッピングはもちろん、観光もできてとそれこそそれぞれが思い描く「バンライフ」を実現できるはずです。

そこにはバンライフが特別なものではなく、それだけ一般に広く普及していて、またキャンピングカーを使っていなくても楽しめる選択肢の幅があるからでしょう。

しかし、国内では5メートルを超えると一般的な駐車場は使えませんし、その広さでは車内で大人が行き来するのも大変です。

それこそ6畳くらいの広さだけで24時間を過ごすようなものなので、特別なこだわりがなければ不便が出ないはずはありません。

YouTuberで稼ぐ!?

きっと、5年くらい前からビジネスチャンスに気づいた人は成功したのでしょう。

しかし今から始める場合、増加する同じカテゴリーのYouTuberと競合することになるので、そこから抜け出すのは容易では無さそうです。

というのも、このカテゴリーでキャンピングカーそのものを紹介したり、車中泊や車内飯のコンテンツをあげるまではだいたい差はありません。

しかし、そこから人気が出るかどうかは、演者のキャラクター次第ではないかと思うのです。

というのも、これまで紹介したように国内旅でキャンピングカーを使うメリットはあるものの、それだけで生活するのはデメリットも多いことが伺えます。

仕事を捨ててバンライフを公開し、その収益だけで生計を立てるのはもう難しい話でしょう。

中にはしっかりと視聴者を集めている優良コンテンツもありますが、キャンピングカーの原則的な部分には触れず、楽しさなどを伝えた内容になっています。

特に、対価荷重の制限が厳しい車両を使ったキャンピングカーであっても、平素の運転フィーリングにとどめるなど、万が一の危険リスクにまでは言及しないことで、キャンピングカーの魅力や可能性を最大限に伝えていたりします。

でも、そうでもしなければ、海外でのバンライフとはかなり事情が異なりますし、国内であればインフラの整った地域や、むしろテントを楽しむようなアウトドアに振った方がいいからです。

確かにキャンピングカーに対するイメージは、とても大きなものです。

リモートワークが広く普及し、移動しながら仕事もできると想像される人が増えたのも理解できます。

しかし、仕事で疲れた帰宅し、風呂に入って食事をして、布団で寝て翌朝を迎えるという生活を思い出せば、毎日移動して停車できる安全な場所を探し回るのは容易なことではありません。

また、そこに30分でも1時間でも費やすことで、別の何かを犠牲にしていることになります。

案外、キャンピングカーだけのバンライフも、自由と引き換えに、新たな自縛を抱え込むことになるのでしょう。

中高年になると、一泊二泊くらいなら、公共機関で快適に移動し、食事も寝るところもホテルを選びたくなります。

別に豪華な装備など要らないので、日常生活に近い環境を手軽に手に入れたいと思うのです。

結局、バンライフを楽しむにはキャンピングカーだけの話ではなく、それを支えるインフラがともなってこそなので、快適に安全な移動生活がもっと気軽に行えるようになるといいでしょう。

YouTube で稼ぐなら、キャンピングカーそのものをネタに広げるよりも、ドラマ性を加えて、演者同士のやりとりやエピソードで物語を作る方が面白いかもしれません。

高稲氏のコンテンツを視聴したことから、バンライフのことをあれこれと考えてみました。

でも、キャンピングカーって秘密基地みたいで夢がありますよね。


↓なかなか興味深い話でしたよ!



こんな記事はいかが?