最近、ちょっと関心が薄れていたキャンピングカー
コロナ禍でソーシャルディスタンスが叫ばれ、旅行も公共機関ではなく、マイカーで移動したいという気持ちも強かった。
そんな流れもあって、キャンピングカーや車中泊というワードがトレンドになった。
こみち自身がキャンピングカーを宿泊場所と考えていないのは、道の駅やRVパークなどで夜を明かすことに不安を感じるからだ。
まだまだ日本の治安は世界的にみて安全だと思っているけれど、一回でも不安なことに遭遇したら、二度目は無いし、そんな体験は後々にも引きずってしまう。
ビジネスホテルの宿泊費、一泊数千円で安心や安全を買えるなら、それに保険としての代金も含まれていると思ってしまう。
かつては野宿もして来たし、それが楽しかった。
だから出逢えた人もいるし、見えて来た発見も多い。
でも、歳を重ねて来ると、あの時のような対処はできないし、自身の身を危険から守ることも自信がない。
そんなこともあって、キャンピングカーは移動する作業スペースという考えだった。
つまり、その目的で、さらに仮眠もできたらいいよね?という感覚で、キャンピングカーの寝台スペースは存在していた。
山奥まで行くなら、トイレもあると便利だろうし、簡単な調理までできたら数日の滞在も可能になる。
室内高120センチの基準に
すぐにはっきりとした数値は思い出せないけれど、かつて、室内高が160センチとか165センチだった頃、ノーマルのハイエースでは8ナンバー登録できなかったはずだ。
それで、ギャレー前の床を掘り、屋根を開閉型にして、その高さを稼いでいた。
開閉する屋根に改造するのも、数十万円は掛かるだろうし、当然、雨漏りや熱の漏れなどもあって、その条件を満たすのは簡単ではなかった。
何より、道の駅に車を停めて、屋根を開閉させることってあるだろうか。
だからといって、街中で見かけるキャブコンは存在感が強い。
そんな中で、いつの間にか変更されていた室内高の基準。
120センチなら、ハイルーフのハイエースはもちろん、ノーマルでも無改造で満たせるのかもしれない。
実際には長く滞在すると、室内で真っ直ぐに立てない圧迫感は小さなものではないけれど、でもメリットの多い8ナンバーをより簡単に取れるなら嬉しい変更だっただろう。
もしも、現時点でキャンピングカーを選ぶなら、実用性を考えてノーマルのナローしか無いと思う。
キャブコンやワイドでロングなハイエースは、より快適だと思うけれど、5メートル以下の全長と立体駐車場にも入れる高さは、日常使いが多い現状を考えると必須に思う。
それにしてもいつの間にか変更になっていた基準緩和が、より魅力的なキャンピングカーに誕生に繋がれば嬉しい。