これから「車旅YouTuber 」を目指すなら

 注目のポイントのは「脱炭素」以外にも!?

車業界がガソリン車から電気自動車にシフトチェンジしている中で、「電力」をテーマに未来の生活を見据えたコンテンツを発信してみるのはありだろう。

それこそ、2トンサイズの電気トラックをキャンピングカービルダーに預けて、100%電気で動くキャンピングカーを作るのだ。

航続距離が100キロ程度だとしても、「車旅」をコンテンツ化する意味では十分な距離出し、車体には電気自動車の普及をPRすることや、この試みに協力するスポンサーのサスティナブルな取り組みを広く伝えることができる。

何も電気自動車に限らず、車旅の資金集めの一環として車旅に広告を掲載するというのは有益な選択にできるだろう。

まして、YouTube 掲載が前提なら、コンテンツ内での表情時間などによって広告収益も変化させればいい。

いずれにしても、一から自身で準備するというよりも、「車旅」をしてみたい希望者に旅の道中で広告を付けて移動してもらうというパックをメーカーも検討して欲しい。

話が少しそれてしまったが、電気自動車に対する理解が深まるべき時代になっている。

ガソリン車よりもどれだけ有能かではなく、今後の自然環境を見据えて、意識を改める必要性があることも求められてきた。

近年のキャンピングカーには、電子レンジをはじめとした電化製品が重要視され、国内事情もあって夜間はエアコン稼働時の騒音を抑えたい。

発電機を動かすという発想は減り、サブバッテリーをより大型化するなどして電化製品をより長く使えるようにビルダーも開発しているだろう。

例えば車旅という前提で、東京を出て翌日には北海道の地に移動したいと思う人は少ない。

本当に時間を気にしているなら、飛行機を使うだろうし、フェリーを利用すれば旅気分もアップする。

重い車体で先を急ぐような走り方を強いるのは、キャンピングカーらしい使い方ではないし、そのあたりのバランスを考えるとキャンピングカーにはのんびりと巡るメリットがある。

それはつまり、まだまだ走行距離が短い電気自動車の課題をカバーできる良さで、ソーラーパネルによる発電なども併せて、電気自動車の可能性を車旅として試すのは面白いだろう。

もしもバッテリースペースとの関係で、居住スペースに十分な広さを確保できないとしたら、優先されるべきは「ワークスペース」を兼ねたテーブルだろう。

できるなら一般的なキャンピングカーのテーブルサイズを確保し、コンセントも設置すればリモートワークにも使える移動式オフィスになる。

加えて、電子レンジ、冷蔵庫なども有れば、軽食や飲み物にも困らない。

キャンピングカーがそうであるように、洗濯や風呂は旅先の施設を使う方が便利だろう。

あえて車内に設置しないことで、スペースを有効に使えるからだ。

エアコンは必須として、テレビやトイレは旅のスタイルで異なる。

全ての宿泊を施設に頼ることもできるが、それでも簡易的なベッドスペースがあるとコストダウンにはつながる。

あとは、最低で二日くらいの日常生活を維持するだけの電力を現段階で確保可能かということ。

巷にあるチャージ機とソーラーパネルで、車旅を継続できるレベルにあるのか。

YouTube という広く閲覧が期待できるメディアで、次世代の取り組みを親しみやすいコンテンツで実現するなら、メーカー、ビルダー、YouTuber がタッグを組み、電気自動車による車旅というテーマを始める意味は大きい。

しかも、趣旨説明をすれば、車旅を始めたい初心者YouTuber にとっても、敷居は低くなるし、使いながら工夫することでこれから電気自動車がさらに普及していく問題点も見つかるだろう。

街頭広告が禁止された街でも、車体に付けた広告が許されるなら、キャンピングカーの車体を広告スペースとして活用し、さらに電気自動車という目新しさが、YouTube 内でも注目されるはずだ。

こんな記事はいかが?