ジョギングを始めて約2ヶ月
最近の走力は、10キロが60分です。
ただ、タイム重視ではなく、自分なりに課題を見つけて、この頃は短距離(1キロ前後を目安)のインターバルトレーニングも加えました。
とは言え、10本とか20本は難しく、現時点では2回3回の話です。
トップのマラソン選手のケイデンスが200回、ストライドも150センチ超えと知り驚いたのは先日ですが、ちょっと走り方として腰を使うことを覚えて取り入れました。
その前提として、ランニングでは身体よりも後方の足の軌跡がポイントだと聞き、さらにスピードアップでは太ももの引き上げも不可欠です。
それらを行うことで見かけのストライドを伸ばすことができますが、同じ足の動かし方ではケイデンス(回転数)はどうしても落ちてしまいます。
いろんなyoutube 動画を見比べて、足の下ろし方を素早く行うことをアドバイスされている方もいて、きっとそれはストライドを延ばした代償で落ちてしまうケイデンスをどう補うのかということでしょう。
ちょっと気づいたのは、股関節の使い方で、腰高でやや胸を張って走ることで、こみちも大臀筋やハムストリングの形状が変化し筋肉が発達して来ました。
そして、押し出す動作を繰り返す中で、腰を切る動作(ゴルフをされる方なら必須とされる腰のキレ)を行うことです。
足を地面に着地した瞬間、その反動で身体に強い衝撃が加わります。
その衝撃を使い腰を切ると、前に進む推進力に活かせると思ったのです。
実際に今日のランニングで試してみたら、いつもは80センチから90センチだったストライドが平均で98センチ、最高では108センチまで簡単に伸びました。
さらに肝心なケイデンスは平均で172、最高で191で、ランニング後半のリズムに乗ってからは概ね180台前後で安定しています。
ラストスパートで追い込んだというよりも、足が勝手に動いてしまうという感覚で、腕こそしっかりと振っていますが、気持ちとしてはかなりリラックスできていました。
キロ5分40秒で、最速は4分3秒ですが、慣れればもう少しスピードアップと持続力を上げられそうです。
厚底ソールとゴルフクラブのシャフト
ゴルフをされる方であれば、自身のヘッドスピードがどれくらい知っているでしょう。
なぜヘッドスピードを知る必要があるのかというと、シャフト(ゴルフクラブの棒)を上手にしならせることで飛距離を伸ばしたり、ボールをコントロールしたいからです。
つまり、ゴルフスイングが上達すると、無我夢中で力いっぱい振るのではなく、インパクト(ボールを捕える瞬間)にどれだけしなりを合わせられるのかを意識するはずです。
なぜなら、人間の力一杯のマン振りよりも、効率的なインパクトが結果に出るからです。
ここはランニングの話なので、ゴルフネタはやめますが、結局は同じことかもしれません。
自分の適性に合った道具を、その活かし方を知って使えると、それが結果に大きく影響します。
今、こみちはニューバランスのシューズを使っていますが、反発力の高い競技向けのものではありません。
しかし、走力がアップするに従って感じるのは、地面からの反力が増し、そうなるように足を落としています。
これは、反力の得やすい厚底シューズを使えば、シャフトの時と同じでストライドも勝手に延びるでしょう。
タイムを削りたいランナーであれば、即、厚底シューズを使うべきですが、今のこみちには必要ない話です。
しかし、感覚としては大きく間違えていないと思いますし、やりたいこと(ストライドを伸ばす)ために必要な意識だと思いました。
ゴルフスイングで大切なインパクトの瞬間は、ランニングでは着地に相当し、しなりは腰のキレなのだと思います。
昨日まではお尻で押す感覚でしたが、背骨を軸に着地で得た反力を腰のキレで推進力に変えることで、ストライドを延ばし、それがリズムとなってケイデンスも向上させていくことを感覚として掴みました。
現時点でも、ストライド100センチ、ケイデンス180まではイケます。
これができれば、キロ5分30秒台になるのは難しくないでしょう。
さらにストライドを10センチ伸ばせたらキロ換算で5分15秒なので、長距離を目指すなら今度はスピードアップではなく、そのスピードを楽に維持するトレーニングになるでしょう。
10キロ50分切りするためには?
キロ5分で走るには、ストライド110センチケイデンス185でクリアできます。
現状と比較すると、ストライドをあと10センチ、ケイデンスをプラス5延ばせたら越えられるラインです。
ケイデンスに関しては大きな問題ではありません。
問題はストライドをあと5センチ伸ばすために、よりしっかりと着地の瞬間を意識することでしょう。
体幹がぶれていれば、足の運び方も不安で、反力も活かせません。
それではいくら練習しても、速くなる要素がありません。
その意味では、走る距離よりもフォームを作る方が優先的です。
例えば格闘技、空手やボクシングの経験者なら、パンチを強く打つ時に力んだりしないでしょう。
腕を速く伸ばすことではなく、後ろ足の蹴りを大切にするのではないでしょうか。
これは野球のピッチングやバッティングでも同じです。
ボクサーが試合中にぴょんぴょん跳ねているのも、タイミングを掴むためだと思いますが、まさかランニングも同じことだったとは思いませんでした。
ここ2ヶ月でこみちが実践した練習をメモしておくと、効果的だと思うことはその場で早くジャンプして、足の裏で地面からの衝撃を感じること、それができたら、片足ずつにして反対の足はもも上げするように腹部へと引き寄せること、その練習を前に進みながら行うこと、さらに着地のタイミングに合わせて腰を切り推進力に変えることです。
ここまでの課題ができていたら、こみちの経験ではストライドは100センチに、ケイデンスも180台になっているはずで、キロ5分台で走っているはずです。
意外と見落としやすいのは柔軟性で、股関節周りの他、肩周りも大切です。
こみちも無意識に片方の腕ばかり振ってしまうので、意識して両方を使ったり、あえて腕を変えて、競馬のように利き足を途中で変えたりもします。
猫背になって腰を落としてしまうフォームになるくらいなら、そこで走る練習を切り上げて、ウォーキングにした方がいいくらいです。
疲れてくるとどうしても身体が落ちてくるのですが、スピードも鈍りますし、疲労感も強くなって、練習の効果も期待できません。
必要であれば背筋を別メニューで強化するなど、フォームをいかに安定させて、推進力のある走り方を続けられるのかがポイントです。
今日はこんな感じで、ストライドを延ばせるとランニングもスピードに乗って楽しいという報告でした。
最終目標はキロ6分で100キロなのですが、今はスピード強化という意味でストライドに注目してみました。