GPXデータとは?
位置情報を取得する時に用いる人工衛星からの電波。
複数の人工衛星を捉えれば、その距離から計算できる自身の居場所を特定できる。
そんな位置情報を軌跡として記録したものが、GPXデータというものだ。
例えば、とある観光地を巡る動画を撮影した場合、そこで紹介した店舗や通り名を情報として画面に表示することができる。
一方で、GPXデータも活躍すると、その旅の行程を視覚的に伝えられる他、滞在時間や移動スピードなども残せてしまう。
例えば
北海道旅行を動画コンテンツとして作成する場合、その海岸線を巡るコースを選んだとしよう。
さらにその行程を幾つかに区分し、その区分ごとに動画コンテンツを作る。
ポイントはyoutube の説明欄で、動画最後に毎回表示する「オススメの区分」が簡単に閲覧できるリンク集にすることだ。
例えばオープニング映像で、北海道をドローンで周回して撮影したようなアングルで見せ、さらに今回のコンテンツで辿るコースを続けて演出できれば、それだけで視聴者には旅の道のりが視覚的に伝わる。
つまり、いきなり動画が移動する車内からの映像だったとしても、「これどこ?」という反応ではなく、「そうか、このコースを移動しているんだな」と迷わせることがない。
旅のスタイル
最近、ジョギングにハマって、運動効果を測定することが楽しくなった。
そんな甲斐もあって、1キロのランニングよりも5キロ10キロと長く走ることが楽しい。
言い換えると、車移動やバイク、自転車でさえ、その楽しさは再現できないもので、言えば距離や速度だけでは語れない満足感がある。
つまり、東京から北海道まで飛行機で移動し、日帰りで道内観光を楽しむのもあれば、徒歩で10日掛けて移動する旅もある。
スケール感の大きさだけが大切ではなくて、どう楽しんでいるのかをどう伝えられるかがポイントということだ。
フル装備のキャンピングカーが便利でも、便利故に快適さばかりが増える。
一方でどんな心境で旅動画を観たくなるだろうか。
そう考えると、「快適さ」も時には困り者で、動画の内容に変化が乏しい。
言い換えると、キャンピングカーにこだわるよりも、旅先での出会いに趣きを置いた方がより撮れ高が増えるだろう。
動画の大半が車内映像で、そこで何かして、それで視聴者を魅せられるなら別だが、旅動画として支持されるのは決して簡単なことではない。
そんな時も、GPXデータは動画全体をまとめる指針になり得るから、マンネリしやすい内容を整理し、分かりやすくしてくれる。
まだまだ分からないこともあるけれど、調べてみても面白いのではないだろうか。