例えば100キロ走を計画したら、GPSウォッチに何を求めるだろうという話

 GPSウォッチはGarmin一択なのか?

Garminから有機ディスプレイを備えた最新モデルForerunner 965が発売された。

8万円を超える価格ながら、3色あるモデルの中でもamazon では黒が早々に完売され、追加の納品も1ヶ月から2ヶ月待ちと説明がある。

こみち自身はあまり黒が好きではなくて、他の色がいいと思っていたけれど、黒と黄色、白のどちらも黒同様に一目惚れはしなかった。

そんな感じで、8万円を超える金額と弟分の265、さらに955でも迷っていて、本当に何を選ぶべきか分からない感じになっていた。

実はCOROSもいい!?

外観のデザインで言うと、COROSのVertix 2が好きだ。

無骨さを求めている訳ではないけれど、オレンジ色のバンドのモデルは、普通にかっこいい。

ただ時計の重さが80gを超えるとかで、存在感はあの盤面の大きな965以上だろう。

実際、Vertix 2のライバルとなるのは、965ではなく、Fenixシリーズだと思うし、フルマラソンまでを目指すランナーには、逆に重さが気になるだろう。

こみちの時計選び

時間のない時は2キロ走にすることもあるけれど、走ったという爽快感を得たいなら10キロくらいは走りたい。

最近の課題は、ストライドを伸ばすことで、現状は80から100センチなので、まずはあと10センチ伸ばすのを目標にしている。

先入観として、ストライド(歩幅)は100センチくらいで、ケイデンス(歩調)を180にすることばかり考えていた。

理論値ではあるけれど、ケイデンスを180まで引き上げられたら、今の歩幅でもキロ5分30秒くらいになるはず。

ペース的に不安定だが、最近の10キロ走ではキロ6分10秒から5分30秒台の間で走れるようになった。

しかも最速タイムは8キロの地点で、そもそもタイム走ではなく、流すつもりで走っていたら、楽しくなってそのままスピードを乗せたという感じだ。

目下の目標は10キロ50分台前半で、そのために少し速度に乗せる走り方を練習にも取り入れている。

それをするようになって、7分台前半はかなり余裕もって走れるし、しっかりと腕振りとケイデンスを意識していれば、6分台を維持することも慣れて来た。

実際、10キロ走の最も速く走れた区間はキロ3分25秒で、これまでの最速ではないけれど、無理して出したのではなく、流れの中で出せていたスピードでもある。

いわゆる陸上競技場のトラックを走っているのではなく、土手や車の少ない市街地なので、安全第一で歩行者や車を優先し立ち止まることも珍しくない。

なぜなら、こみちは現時点でどこかのマラソン大会に出場するつもりはなく、ただ自分の足で遠くまで走って行きたいだけなのだ。

早朝に家を出て、片道50キロ圏内を目処にいろんな所を訪れてみたい。

そして帰りもまた自走して、できれば夕方5時くらいまでに帰宅したい。

そんな感じで100キロを考えると、キロ6分ペースでずっと走れるくらいになりたいのだ。

そうすれば100キロを10時間で走り切れる。

前置きが長くなってしまったが、GPSウォッチに求めるのは最低でも連続10時間(希望としては20時間)以上のgpsを連続して計測する性能が欲しい。

例えばgarmin 265の場合、カタログ値ではGPSモードで20時間、より高精度のGNSSモードでは14時間という。

その意味では少し心もとない気がするスペックだろう。

一方で、965や955の場合、GNSSモードでも19時間以上確保できるので希望に近い。

COROSのvertix 2は、GPS モードで140時間、GNSS モードでも50時間以上とカタログに掲載されていて、そのロングバッテリーに大きな魅力も感じてしまう。

もちろんそれだけのバッテリーを搭載するので、重量としては30gくらい965よりも重い。

しかし、重さを懸念してCOROSのAPEXシリーズにするなら、好みの問題でGarminがいい。

もう一つ懸念するのが、Garminの地図表示である。

例えば走っている途中で、大型化されたとは言え、盤面の表示で現在値をどれだけ認識できるだろう。

しかも、表示をスクロールした時の再表示までの遅さは気掛かりだ。

例えば休憩中に現在地を確認したいというなら、スマホの画面の方が圧倒的に優れているし、どんなに大きな盤面だとしても認識できる量には限界がある。

トレランのように、ほとんど一本道で途中に分岐点があって、その時にナビ機能で方向を示してくれるというなら、それこそ競技ではない前提では265でも十分に使えるだろう。

走っている途中なら、それくらいしか認識できそうにない。

そう考えると、確かに便利で安心できる機能の地図ではあるが、こみちのような使い方では無理に時計で担うこともないだろう。

同じ流れで、有機ディスプレイの必要性にも疑問があって、有機ディスプレイで悪いとは思わない。

でも、低消費の従来型で悪い理由はむしろ見当たらない。

なぜなら、バッテリー寿命を少しでも伸ばしたいと考えたら、例えば965と955を比較しても優劣はつけられないだろう。

本当に必要なスペックは何だろうと悩んでみると、自身の走力が変化してさらに求めたい機能や優先したい機能が変わって来た。

練習を最優先するなら、265も素晴らしいモデルだと思う。

ロングバッテリーで長距離も安心できるなら、COROS Vertix 2にも興味ある。

トータルでのバランスは965や955だろう。

いや本当にGPSウォッチはいろいろあって、一台には決められない。

youtube でレビューされているコンテンツをいろいろと観てまわりながら、いつか自身が欲しいと思える一台出会いたいものだ。


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