筋肉ではなく「靭帯」で走った飛脚たちの話

 骨盤を動かして走る

こみちはこれまでのランニングで、骨盤の柔軟性が走力を決定していると思うに至った。

なので、普段のランニングでも姿勢を気にして走っている。

特に接地前後の動きは大切で、タイミングとポジションが合っていないと、楽に速く走ることができない。

昔の飛脚たちが、筋肉ではなく靭帯を動かしてはいると紹介していた本を見つけ、そこで紹介されていた練習メニューや活かし方を知り、「やっぱりそうだよな」と思えた。

特に、体の前側の筋肉を使うフォームでは疲れやすく、背面の筋力をいかに自然に活かせるかがポイントだという。

アンクルロックに相当する説明もあったし、骨盤の柔軟性にもかなり触れられていた。

そしてもう一つ重要なのは、ロックをリリースすることにも触れられていたこと。

重力落下を活かすためにも、ロックとリリースが欠かせない。

雨上がりのランニングで

雨上がりにランニングをして、書籍で知ったロックとリリースを再度意識して走ってみた。

ただ、体が重くて思うような爽快感は得られなかった。

さらには、少しリリースが早くなって、パワーが早めに抜けてしまう感覚もあった。

それでもランニングの中盤にペースを上げて、最速ではキロ2分30秒まで到達できた。

バランスが悪かったので、それ以上は無理しなかったが、ロックとリリースの大切さを再認識するには良い経験になったと思う。

結局、世間で言う「なんば走り」をしていたように思えた。

今は完全一致とは言えないけれど、動きとして似ている部分も多い。

特に最近の腕振りは前後に振るよりも上下に動かしているとも言え、それはつまり「なんば走り」の骨盤と胸郭の連動にも通じる。

ランニング中に、体の使い方を色々と変化させるのも、ペースに応じたフォームがあって、特にキロ4分から4分20秒ペースの時はなんば走りに近いフォームを使っていると思う。



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