練習量と強さの密接な関係

 当たり前のことを続ける

いつだったか、有名なラーメン屋の店主が似たようなことを話していた。

繁盛店だから、何か特別なことをしているのではなくて、当たり前を当たり前に続けているだけだと。

同じことを格闘技のチャンピオンの練習を知る人が言う。

チャンピオンの練習を誰も真似できないと。

昨日、高橋尚子さんのトークを聞いていて、現役時代に早朝ランニングで50キロを走っているとか。

多い日は午後にも30キロを走るとも。

キロ何分で走れたと言う会話がとても小さく思える。

なぜって、毎日決まって30キロを走っても故障しないって凄い才能だと思うから。

こみちが仕事や家事や他のいろんなことを放棄して、走ることだけに特化した生活を選んだとして、でも毎日決まって走る距離は20キロ、25キロが限界な気がする。

今は早朝に5キロを走っているけれど、それを10キロに増やしたら、段々と疲労が蓄積されると思う。

アプリで計測される疲労度は、5キロでは軽いと判断されていて、もう少し距離を走るように促されている。

昨日も触れたけれど、ここ数日、走るのに飽きていて、でも走り出せばそれなりに頑張って走るのだけれど、キロ何分だからと言う目標も目的も薄れてしまった。

ただ、高橋尚子さんの紹介してくれたフォームを、少し意識して走ってみた。

ストライドではなく、ピッチを上げて足を低く出しながら。

最近、地面を蹴ることはしていなくて、蹴っているように見える動作は足を前に引き寄せる動作に過ぎない。

低く出して走ってみたけれど、あまりいつもと変わらない気がした。

大体キロ4分ペースで、最後だけキロ3分20秒でケイデンスを195まで上げた。

話が随分逸れたけれど、何かに注げる熱量の多さは、やはりそれだけ武器になって、強さに繋がると思う。

注ぎ込める熱量と適性が合っていたら、それこそその分野で評価を受けられるだろう。

そうと分かっていても、真似できないから強くなれないんだよなぁ。

走るのがつまらなく感じてしまう!?

 走ることがキツくて…

キツいとは感じません。

それほどしっかり走っていないからなのでしょうが。

ここ数日、走っても爽快感や達成感を感じられていません。

まぁ5キロしか走りませんし、時間にしても30分以内で終わるので。

今朝も前半はキロ6分台で、全くペースが上がりませんでした。

ケイデンス170台、ストライドも90センチ台です。

走っていても進んでいる感覚が薄く、これは相当にペースが遅いと気づきます。

キロ6分だからではなく、心拍数との関係で、あまり遅いペースで走っても運動した効果が得られません。

せっかく走って、全く効果がないのももったいない話なので、後半はそれでも少しペースを上げてキロ5分台まで上がりました。

フィジカルとしてはもう少し余裕があるのですが、気持ちは全く起きません。

ただ毎日走っているので、コースも分かっていますし、どれくらいのハードさかも理解しています。

黙って足を動かしていれば、その内にゴールできることも知っていて、そんなことを頭で考えている間も完走は近づいています。

トレーニングとして走るなら、ペースはキロ4分から4分20秒の間で行いたい。

でもキロ5分台のペースで走っていて、なかなか気持ちがついて来ませんでした。

信号で止まったことをキッカケに、少し足を回して走ってみるとキロ4分40秒台。

それでもかなり頑張っている感覚でした。

ケイデンスは185くらいで、理想的な195には及びません。

それだけ足捌きにもたつきがあって、トレーニングにはなっていないと言うこと。

時間を無駄にしたくないと思って、交差点を曲がるタイミングでペースを上げました。

ケイデンス193のストライド130くらいでキロ4分ペース。

ラスト1キロだけそのペースを保ち、ゴールしました。

予定している運動量の7割程度でしたが、走ったペースを考えるとボチボチだったのかもしれません。

酷い時は運動評価「0」と言うことも経験しているので、少し認識してくれたのでまだ良かったと思います。

「走ったら何だ?」

そんな気持ちになると、ペースなど気になりませんし、キロ4分も5分も違いがわかりません。

投げ出さないで、そんな時期も淡々と熟すことで、少しずつ成長できることも分かっているのですが。

それくらい気持ちは乗っていませんでした。

ランニングで気になる「ストライド」が簡単に伸ばせる話

 「ストライド」に対する誤解

ストライドを伸ばそうと思った時に、「大股」を思い浮かべるのはごく自然なこと。

そして、それが大きな誤解でもあること。

ストライドは着地から着地までの距離なので、「大股」は空中で行うもの。

つまり、棒立ちで踏切り、空中では大股になり、着地でまた棒立ちに戻る。

実はこれの繰り返しをしているだけ。

初心者ランナーと上級者ランナーの違いは、前に伸ばした足がどう着地しているかに差がある。

初心者ランナーはそのまま着地して、遅れて体が足に追いつく。

一方で上級者ランナーは同じく伸ばした足がそのまま着地ではなく、体の方に戻りながら着地を迎えている。

ピンと伸ばして着地すると、前に進もうとする体を受け止めてしまい、それが減速の原因にもなってしまう。

ところが、足が体に近づくようにできると、接地の時に体が足を超えやすくなる。

理由は体の重心位置が後ろに移動することで、それより前にある上半身は自然と前に進むから。

つまり、上半身を前に、下半身を後ろにできれば、手のひらで逆向きの箒を操るように、簡単に前に倒し込めるのだ。

数値的な目安

ストライドを110センチ以上にできると、その後120、130と勝手に増えて行く時期が来るだろう。

こみちも最初は100センチを超えるのが大変で、ある時に超えることができて、気づけば130センチ、140センチになっていた。

100センチ超えが「100」くらい大変だとするなら、110センチが130センチになるのは「10」もないくらい。

理由はとてもシンプルで、ランニング時は毎秒5メートルくらい移動しているので、ほんの一瞬でも滞空時間が長くなれば、5センチ10センチは簡単に伸ばすことができる。

話を最初に戻すと、大股で飛び越える感覚ではなく、どれだけしっかりと踏み切って空中で大股になれるかということ。

そして、2歩目3歩目になっても、着地からスムーズにまた踏み切れることが大切。

だから接地で軸足が体重を受け止めた時に、グシャっと潰れてはいけない。

受け止めたタイミングに合わせて、遊脚を前に振り出して空中に飛び出そう。

この時によく起こるのが、上下動の多いフォームになって、上に上に飛んでしまうこと。

そうではなく、振り出す足は上ではなく、前方向に出していきたい。

どこまで低く出しても走れるかは、走ってみないと掴めないから、その感覚は練習するしかない。

そして、足のスイングスピードと振り出す角度がベストになると、現時点での最大ストライドに到達できる。

空中で大股になることに気づき、その後に角度を試行錯誤して、ストライドは驚くほど伸びた。

短距離走の感覚で走れば、ストライドは170センチを超えるし、足の入れ替えをバウンディングなどで強化すると200センチでも走れたりする。

つまり、大股ではなく、足の入れ替えるスピードが速くなれば、それだけしっかりと踏み切れるから、ストライドも伸びるし、ケイデンスも上がるはずだ。

片足ずつ動かすのは簡単だけど、両足を素早く前後に動かすのはすぐにはできないことも多い。

だからこそ、入れ替える動きは繰り返し練習したい。

足の速さはこの入れ替えスピードとも大きく関係していて、足の速い人は入れ替えも速い。

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