OMCが提供している「銀河」ってどうなの?
自分に合ったキャンピングカーを選びたいなら、用途をできる限り明確にすることだと感じます。
その意味では、「銀河」の強みは「二人仕様」を打ち出したこと。
しかも、ツータイプあるバリエーションの1つは、ハイエースの「ナローボディー」をベースにしたことです。
ハイエースと言っても横幅の広いワイドボディーもあって、約18センチも異なります。
例えば、軽自動車の横幅と比較すれば、ナローボディーで22センチアップ、ワイドボディーは40センチアップという具合です。
まぁ、運転が苦手だと感じる人にとっては、22センチでも大きいと感じるでしょうが、40センチとなるとさらに印象が変わるでしょう。
実際、停車させた状態を考えると、広い居住空間は快適さを生み出します。
一方で、「ちょっとそこまで出掛けたい!」という場合、ナローボディーなら気負わない状況も、ワイドボディーなら気を使うケースもあります。
というのも、ナローボディーとワイドボディーの違いは横幅だけでなく、車の長さにもあって、約70センチも違うからです。
大人一人が腰掛けるくらいのスペースが異なるのですから、ナローボディーがいいのか、ワイドボディーがいいのかは非常に悩むところでしょう。
こみちとしては、断然「ナローボディー」がオススメで、この「銀河」の二人仕様をより活かせると感じるからです。
先にも触れましたが、居住空間の広さは快適さに直結します。
その意味では、ハイエースよりも広いキャブコン仕様のキャンピングカーが優位ですし、バスコンならもっと快適になります。
ただ、旅先や出掛けた目的によっては、ゆっくりとしたい時にはホテルや旅館を予約し、ちょっとした仮眠やキャンプを兼ねた使い方を考えるなら、ナローボディーが目的に合っていると感じます。
もっと、大柄な人や、運転が苦にならない人なら、快適さを優先して「ワイドボディー」を選択するということもあるでしょう。
お気に入りは寝台列車にいるような感覚
「銀河」を特徴づけるのは、窓に面して設置された二名使用のテーブルでしょう。
大きくはないテーブルだけに、何でも置けるほどの余裕はありません。
出先で買って来たものを電子レンジで温め、二人で向かい合って食事するという使い方が似合います。
キャンピングカーだから、備え付けのキッチンで家庭にいる時と同じように調理をするというのではなく、もっとゆったりと時間を過ごしたいからこそ、余分な装備をできる限り取り除く潔さが、純粋に二人旅を楽しくさせるのです。
さらに「銀河」のいい所は、右のテーブルがあるイラストの背景に見える扉部分です。
この奥にはポータブルトイレを設置することができるようになっています。
「トイレって必要かなぁ」と思うかも知れませんが、夫婦旅を考えるならあって困るものではないはずです。
旅先でトイレがなかったり、夜間や雨降りの時に、緊急でもトイレが使えるのは安心感につながります。
シンプルな構成にしたことで、キャンピングカーらしさが際立っているという意味でも、この「銀河」は注目している一台です。