キロ5分20秒ペースとキロ4分20秒ペースの違いとは?

 ペースの違いはどこで決まるのか?

今朝も5キロを走って来ました。

スタートして、割と積極的に序盤からペースアップして、キロ5分20秒ペース。

その時の気持ちとしては、ランニングとしては頑張って走っているつもりでした。

そこからしばらく進んで、約2キロを過ぎた辺り、ランニングフォームが変わりました。

体を使い、筋力も使って頑張って走っていたのに、明らかにパワーも抑えて走るコンパクトなフォームになったのです。

ただフォームが変化して思ったのは、変わった後のフォームの方が新しいフォームだということ。

力を使っている感覚も薄れているのに、前に進んでいる感じはあります。

その時のペースがキロ4分20秒ペースでした。

最初のフォームとの違いは、ほぼストライド幅で、約10センチほど増していました。

力んで走っている訳ではない!?

二つのフォームを比較して言えるのは、筋力によってカバーできる部分もあるけれど、運動パフォーマンスは体の使い方の方が優先されるということ。

コンパクトなフォームになって、乗り込み動作が行程の中に自然に組み込まれていること。

つまり、何も考えずに手足を動かしていれば、「体重」の移動で勝手に前に進んでいるようになっています。

筋力で弾もうと頑張っているのではなく、接地すると勝手に今まで以上に弾んでしまうので、力感も薄いのにペースは上がります。

実は今朝、疲労が抜けていなくて、力を出して走ることができませんでした。

でもそれだとスタートして走ることさえ出来なくなりそうなので、頑張って力を使ってペースもアップしました。

「疲れた」

そんな風に思ったタイミングで、足を積極的に動かすことをやめて、ただ少し背筋を伸ばして姿勢を整えました。

すると接地位置がより体に近づいて、着地で勝手に弾む感覚が強まります。

とは言え、疲労感が減った訳ではないので、ケイデンスも理想的な195ではなく185くらいです。

普段よりもテンポが遅く、でもそれが限界だったので、そのタイミングで足を動かしました。

急がば回れの練習法

力で走るフォームが進化しても、コンパクトなフォームに行き着くことはありません。

どこかでフォームを改善し、タイミングを変える必要があるからです。

こみち自身、コンパクトなフォームを知ったのはずっと前のことで、そのフォームで走ることを覚えてキロ3分台がこんなに楽なのかと思いました。

でも、まだそのフォームのどこに良さがあるのか分からなくて、コンパクトなフォームで走れるのはたまたまタイミングが合った時だけでした。

なので、普段は別のフォームで走っていて、今朝と同じような頑張ってキロ5分台ということを何度も経験して来ました。

その違いは分からないまま、全く別のルートで「接地」を考えるようになり、足を置く位置や軌道を試行錯誤の中でいろいろと変化させて、体より前に弾ませられるポジションに気づきました。

それは意外ですが、足を大きく振り上げることではなくて、下ろした足に体の重みをどう乗せて行くのかでした。

実際には着地で足の裏に掛かる体重は、どんなタイミングでも同じなので、より楽に支えられるポジションを探して、走りながらそのポジションになるようにフォームを変えました。

ペースはキロ7分台まで落ちましたが、コツが掴めてキロ5分台に戻った時に、もう以前のフォームで走ることはやめました。

でも、今朝もそうですが、何度走っても最初は力んで力で走ろうと頑張ってしまいます。

それがキロ5分20秒ペースだったと言う話です。

ですが、新たに覚えたタイミングに変えれば、もっと楽に速く走れます。

つまり、接地位置を見直して、乗り込み動作ができていたらキロ4分20秒ペースが楽に走れます。

体の使い方が上手くできるだけで、これだけペースに差があります。

そもそもそのフォームで合っているのか、見直すことも大切です。

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