「キロ4分ペース」が楽に感じるために

 「キロ4分ペース」の意味

ランニングを始めて、約2年と4ヶ月が経過します。

その間に「キロ4分ペース」に対する認識も随分と変わりました。

正直に言えば、今、「キロ4分ペース」を速いペースだとは思っていません。

普通にランニングしていて、気づいたら到達している速さと言う認識です。

と言うのも、キロ4分ペースは50mを12秒で走ること。

この12秒と言うタイムで走るのは、運動があまり得意ではない人が50mを走った時と同じくらいです。

長く走れるかは別として、機能としてはほとんどの人が久しぶりに走って到達できるスピードで、「キロ4分ペースで走った」が重要ではなく、キロ4分ペースで「何キロ走ったか?」が大切です。

確かにと思うこと

最近、しっかりと走ったと感じた時、ケイデンスは190台になっています。

標準とされる180よりもかなりアップテンポです。

以前、170台でもキロ4分ペースで走っていた記憶がありますが、今はそんなスペックで走ることはちょっと考えられません。

当時はストライド走法やピッチ走法に意識があって、ストライド幅とケイデンスは増えれば減って、減れば増えるものでした。

しかし、今は両方が増えるものなので、しっかり走って、ストライド幅が広がって、ケイデンスは下がってしまうと言うのは考えられません。

ケイデンスを190台まで上げた時、足を一生懸命に回していると言う感覚はなくて、タイミングに合わせるために足を準備している感じです。

リズム感がないので、同じリズムをキープしていると、段々とテンポが変化してしまうので、そうならないように注意することが課題です。

足捌きが以前よりも良くなったことで、そんな感じで足を回すとストライド幅が130センチを超えていて、結果的にキロ4分ペースに到達しています。

それがもう少しベストなタイミングだとキロ3分40秒くらいまでは上がるでしょうか。

3分や3分20秒ペースになると、流石にキロ4分ペースのタイミングでは叶いません。

もう少し足捌きでしっかりとスイングさせないと難しいです。

ですがキロ4分ペースというのは、フォームとしてもシンプルに手足を動かしている範疇で、「ジョグ」と言えばジョグです。

と言うのも、キロ5分、6分ペースなら楽に走れるか?と言う話なのですが、キロ6分まで落とすと、余計な動きや膝への負担が増すこともあります。

つまり、楽ではなく、負担に感じます。

同じ距離であれば、ゆっくり走るとそれだけ長い時間続けることになるので、もう少し速く走ってゴールしてしまいたい気持ちが増します。

今朝、前半はキロ5分ペースで、その時に「キロ4分ペースって出せるものか?」と感じました。

それくらいキロ5分ペースの時に頑張っていたからです。

でも走り慣れると、後半はキロ4分ペースからキロ3分50秒ペースでした。

ペースを上げるために頑張った訳ではなくて、足を自然に回していたら、そこまでは勝手にペースが上がりました。

そして、キロ4分ペースになったことを確認して、「この苦しさに耐えて…」と思って頑張ったのではなく、リズムを崩さないように足を回していたと言うだけです。

これがキロ3分ペースなら全く話が変わりますが、キロ4分ペースってそんな速さなんだと思います。

個人的に、キロ4分ペースで10キロ走れる楽しさよりも、キロ3分ペースで3キロ走った爽快感の方が好きで運動している感じがします。

繰り返しになりますが、ランニングもコツを覚えたら、それくらいになってしまいます。

始めたばかりの頃は、がむしゃらに走ってましたが、キロ4分ペースをこんなに楽には感じませんでした。

それだけ以前は余計なパワーを使っていたからです。

5キロのランニングを終えて、ウォーキングで帰宅するのですが、家までもう少しの所で軽く走ってみたんです。

その時のペースがキロ4分ペースで、「こんな感じか?」と思ってしまいました。

リラックスして、普通に走っているだけですが、タイミングを外さなければ楽に走れてしまうペースなんです。

パワーではなく、タイミング。

キロ4分ペースは、そんな速さなのでしょう。

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