ランニングで軽快に走る意味を考える

 キーポイントは「膝関節」で確認する!

先日、ランニングフォームには2種類あって、目指すべきフォームと陥ってしまうフォームが似ていて、注意したいと紹介した。

こみち自身はその違いが明確に理解していて、普段のランニングでもペースを問わず注意して走るようにしている。

だが、体調が悪い時などには頑張って走っているのにペースが全く上がらないということがあって、そんな時に2つのフォームの違いがどこにあるのか観察して来た。

今まで、ランニングは股関節で走ると話して来たし、股関節を使わないで走ることなど不可能だと思っている。

そして、足首関節や膝関節に関しては、キロ5分、キロ4分台のペースであれば、全く無視しても構わないくらいに感じている。

一方で、「膝関節」の動きをランナーが観察すれば、フォーム改善に繋がると思う。

よくランニング初心者が膝関節に痛みを覚える原因は、関節に対して力の加え方が間違えているからだと思う。

2年以上走り続けて、最近は膝関節の痛みを感じることがほとんど記憶にない。

と言うのも、速く走っても、その時のパワーを関節が受け取っていないことが要因だ。

サラッと触れたが、接地時に推進力と体重の両方を毎回膝関節で受け止めていたら、それこそ痛くならない方が奇跡だろう。

こみちが膝の痛みを感じない理由は、まさにその力を受け取らずに前方に流すように走っているから。

ココが凄くポイントなので、もう少し詳しく記述すると、ランニングで足を前に出して、足が地面に固定されて、全体重と前に進もうとする力(推進力)を膝で受け止めてはいけない。

イメージは重い丸太を下に別の丸い木材を並べて転がすような感覚で、足は一瞬、重さを受け止めたとしても、すぐに前に流すことで力も使わないし、関節の負担も減らしている。

腰が落ちたフォームは、どうしても長く支えてしまうから、ある程度骨盤を立てて、地面と腰の距離をしっかりと保ちながら接地を迎えなければいけない。

試しに国内外の選手のフォームをスロー再生して、地面に足を触れた時に腰がどこに来ているか確認してみよう。

思う以上に足は真下にあって、前に進もうとする力を膝関節で受け止めてはいない。

足を前に出して、そのまま地面に落下するのではなく、そこから足がしっかりと体に近づいてから地面を捕らえていることが分かるだろう。

前に前に体重を転がせれば、ランニングは格段に楽になるし、一度キロ4分ペースまで上げれば、あとは減速させないようにタイミングを合わせて足を運べばいい。

実際には骨盤からの押し込みなども必要ではあるけれど、足で掻いて進むフォームからは脱出できるだろう。

何も難しいことはなくて、ケンケンをしてタイミングを覚えればいい。

そこに前に進む推進力が合わさって、走れればいいからだ。

キロ4分ペースで走っていても、接地ではケンケンの動きをしている。

無駄にペースを上げたりしないで、例えばキロ7とか6分でも、接地時に足が体の下に来ていることを確認してフォームを作れば、ある時ふと楽に速いペースでも走れていることに気づくだろう。

トップスピードが上がるということではなくて、そのペースでも楽に感じられるようになるという意味。

こみちの場合、キロ6分くらいから走り始めて、リズムができると自然にペースがキロ4分台になっていて、そこからさらに心地よく動ければキロ4分とかキロ4分10秒くらいになってしまう。

なってしまうのだ。

地面の反発力を意識し過ぎないで、むしろ何も無いくらい自然に前に体を運ぶことで、今朝もキロ3分台のペースで走れてしまった。

このタイミングしか無いという時に接地していれば、ペースが勝手に上がってくれる。

無理をしないから心拍数も140bpm台で、それだけ激しい運動ではないから、より長くも走れるようになるのだろう。

ランニングパワーが、キロ3分30秒ペースの時に350wくらいで、もっと速いランナーは300wを切るくらいになるらしい。

それだけ同じスピードを楽に維持しているから、速いタイムで走り続けられるのだろう。

練習するポイントは、ズバリ、足捌きにある。

接地から踏切までの動きをよりスムーズにできれば、パワーも少なく走れるはずだか、勢いに逆らわない意識が大切だと思う。

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