市民ランナーでもキロ3分20秒ペース!?
ここで言う市民ランナーとは、運動経験に乏しいこみちでも到達できるレベルで考えました。
キロ3分20秒ペースは、もちろんランニングとしてはかなりハイペースなのですが、短距離走的ではなくある程度継続できるフォームで走った上限を指しています。
歩いている状態から、ポンポンと加速して心地よく足を動かした時に、キロ3分20秒ペースまでなら上げられるということです。
それができるようになって、キロ4分ペースが楽に走れるようになりました。
そんな風に聞くと、とは言えこみちも「運動できる人ではないか?」と思われるかもしれません。
確かに、できるできないの基準は曖昧で、インターハイの出場経験者でも、オリンピック選手と比べら敵わないでしょうし、市民大会になったら圧倒的な存在感を発揮するでしょう。
そんな選手と比べたら、こみちの走力はやはり一般的で、決してスゴイ話ではありません。
と言うことよりも、「ランニングフォームの完成形」で完璧が100としたら、こみちは多分、70とかくらいなんだと思います。
でも、それくらい再現できると、キロ3分20秒ペースになってしまうと言うこと。
もっと再現率が高いと、キロ3分ペースも切ってしまうと言う話です。
究極のランニングフォームとは?
こみちが思うランニングフォームの完成形は、あるポイントで分かります。
それが接地部分で、ちょっと想像して欲しいのですが、自転車を時速20キロの速さで漕ぎ、足を地面に伸ばしたらどうなるでしょうか?
多分、地面に触れた瞬間に足が後方に流れると思います。
そしてポイントは、その流れる速さに慣れて、足を接地させて体重を受け止めて再び足を上げるまでを済ませたいのです。
とても短い時間で、それらを処理するので、地面を押す時間はありません。
先ずは流れる速さに慣れて、足を接地させること。
そして、その一瞬で体重を跳ね返せるようにすること。
そこにポイントを置いて足の動かし方を考えると、体幹が強くないと速くは走れないことが分かります。
また、地面を押す時間は基本的にないので、体の前で接地してしまうとさらに難しくなります。
そこで、接地をできるだけ身体に引き寄せ、足が地面から離れるポイントに近づけること。
つまり腰高にするのは、地面に触れる距離を短くし、一瞬の間で体重を受け止めて跳ね返すことを処理されます。
この感覚こそ、自転車で足が後ろに流れた時に似ています。
パンっと地面を跳ね返す感覚が無ければ、どうしたってハイペースでは走れません。
なぜハイペース(キロ4分ペース)を目指すのか?
結論としては、それぞれのレベルに合ったペースでいいと思います。
ただ、キロ6分ペースでもいいのかと考えると、もちろん否定はしませんが、ランニングフォームとしておすすめとは言えません。
と言うのも、例えばキロ4分、3分ペースで走れることに慣れてから、キロ6分ペースに戻すと以前とは全く感覚が異なります。
ゆっくり走っても、その走りは接地部分がスムーズに処理されているからです。
そのフォームを手に入れるためにも、普段はキロ6分ペースでゆっくり走る場合でも、ある時期にキロ4分ペースを目指してみるのはとても有益なトレーニングではないでしょうか。
だからこそ、ハイペースで走るフォームがどんな意識なのかを知っているが重要です。
速く走る=地面を蹴るではないことを理解し、同じ地面を押すとしても、短い接地時間の中で行うことが大切です。
そのためにも接地は体に近い場所まで引き寄せ、足が触れて体重を受け止めて、そのまま跳ね返す中で地面を押す動作も同時に済ませましょう。
やはりこの動きができると、ストライド幅で言えば130センチを超えて来るので、リラックスして走っても以前より速く走っても疲れなくなります。