キロ4分30秒ペースで…
ペースを気にしてというよりも、走ったらそのペースだったというだけなのですが、今朝はキロ4分30秒ペースでした。
特にしっかりと地面を押し込むような意識も持たずに、どちらかと言えばピッチ走法的な気分で、足を積極的に動かして走りました。
昨日、「振り戻し」の記事を書き、個人的には「真下着地」が出来ていればいいという結論を持っていますが、皆さんはどうでしょうか?
フォームの研究と観察をしていた頃、実力あるランナーは足を前に振り出した時にまだ地面から5センチくらい浮いていて、足が戻る(体が追いつく)タイミングで接地を迎えていることは気づいていました。
それに比べて、踵接地していた頃はそのまま踵を地面に刺すように置いていて、それが前に進む推進力のブレーキになっていることも理解していました。
腰高のフォームがイイと言われる理由の一つとして、接地位置を体に近づけることがあって、その実現に骨盤の角度が影響していることも何となく分かった部分です。
小難しい話ではなく、最も重い体重をいかに影響なく移動させるためにはどうすればいいのかという解決策が、真下接地にも通じています。
前に振り出した足を振り戻して走ることを意識するよりも、しっかりと真上から足を下ろして接地することができれば、必ず振り戻し動作もしているので心配は必要ありません。
別の意味で、振り戻し動作をするには、しっかりと踏み切れることがポイントで、空中移動が出来ていればそれだけ準備もできるので、真下着地、振り戻しもできるようになります。
フォアフット着地や振り戻し動作のように、個別の動きを意識し過ぎると、他とのバランスが崩れてしまいます。
そうならないためにも、全体として動きを確認した方がいいでしょう。
つまり、片足ケンケンを行うと真下着地ができますが、それを交互に行うだけの話で、難しく考える必要はありません。
ケンケンをして、少しその歩幅を広げた時に、突き刺すように足を置くのではなく、上から降りて来るように着地できればいいのです。
つまり、スピードに対して、どれくらいの角度で体が飛び出せばいいのか。
そんな確認もまた重要になります。
上からを意識するあまり、上ばかり飛んでしまうと前に進みません。
また、前に進もうと意識し過ぎると、ブレーキ効果が働くような着地をしてしまいます。
なので、飛び出す角度を調節することで、真下着地に適した動きを試行錯誤するのです。