約2年のランニングで変わったポイントとは?

 ランニングスピードを決めるのは?

多分、半年前に同じ質問をされていたらなら、「ストライド幅」と答えていただろう。

でも今はその答えを否定しないが、「(足の)スイング速度」と答える。

足のスイング速度とは、例えば腿上げをした時の足を持ち上げる速度。

しかもある程度上がってからさらに胸の方に引き寄せる力ではなく、地面から足を上げる5センチ、10センチの部分。

実際には足を上げる動きと反対側の足で地面を押す動き、さらに言えば腰の回転なども含まれるのだが、この一連の動作が早くなるとランニングスピードは自然と速くなっている。

ランニングを始めた頃、キロ3分台と聞けば特別な領域に思えた。

キロ4分台でもそうだ。

でも今はランニングするぞと思って普通に走って、キロ5分台のペースだったら、どこか体調が悪いのかと心配になってしまう。

今朝もキロ6分ペースでのんびりと5キロを走るつもりで走り出した。

でも、2キロを過ぎたあたりでキロ5分ペースになり、その後はキロ4分30秒を切っていた。

じゃあ、かなり飛ばしたのかというと全くそんなつもりはなくて、しっかりと体を使って運動しているなぁと感じられるスピードはキロ3分台くらいになる。

下り坂を使って速度に乗り、平坦路に入っても足の動きをキープさせて走っていたら、キロ3分台前半になっていて、その時でも頑張って走っているという感じではなく、速度に合わせて足を回しているに過ぎない。

足を回すという意識は、ランニングフォームが変わった時に芽生えた感覚で、スイング速度が早くなると、速度に合わせて足を動かせるようになる。

合わせていれば、速度を保っていられるので、キロ4分でも3分でも、同じ速度で走るならそう難しいことではないと気づいて来る。

これが短距離走との違いで、スプリントフォームとランニングフォームとの差とも言える。

こみちの場合、もうどう頑張ってもキロ2分20秒を切って走れることはない。

だから、それよりも速いランナーに追いつける余地もない。

短距離走なら50mを6秒台では走れないということ。

でも、距離を長くして、キロ3分台とか4分台でとスタミナ競争になれば、まだ可能性が出て来る。

それは絶対的なパワーを問うスプリントフォームに対し、キープ力が問われるランニングフォームになるからで、スイング速度も一回のスピードではなく、続けられるスピードだからだろう。

スイングスピードを高める練習

ランニングフォームの上達には、スプリントフォームの習得がある。

というのも、ランニングフォームはキープ力なのに対し、スプリントフォームは加速力に課題が設けられているから。

つまり、ランニングだけしてもペースアップできない原因の一つは、加速力を上げる意識が乏しいとも言える。

なので、意図的にペースアップする区間を設け、フォームの安定ではなく、スイングスピードを意識した走り込みが欠かせない。

また、現状のスイングスピードを確認したいのであれば、シザーズジャンプを行うといい。

シザーズジャンプとは、ジャンプ一回の間に両足をハサミ(シザーズ)のようにパタパタと動かすことで、片足で言えば一回で一往復させることが基本になる。

それを連続して行うことができると、ランニングフォームではなくスプリントフォームに近いので、スイングスピードを意識した走りに近づくだろう。

運動経験者なら簡単かもしれないが、こみちのように運動経験の浅い人はできるまで1ヶ月掛かることもある。

こみち自身がそうだったし、初めて行った時は力み過ぎて足の筋を傷めてしまった。

ちなみに、運動能力が高い人であれば、1回のジャンプで3往復、4往復させられる。


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