ランニングを変えたい時のヒントはどこに?

 本当は自由でイイ!

ランニングは自分の好きなように走ればイイはずです。

ただ、「コレ」に着目すると、ランニングの意識が変化するというポイントはどこにあるのか考えてみました。

いつの間にか自然していて、普段は当たり前になっている中にも探している「コレ」が隠れているかもしれません。

ちょっと思い出すと、足の動かし方、腹圧のキープ、肩甲骨まわりのポジション、全身の動かし方、大きくみるとその辺りでしょうか。

足の動かし方は、ポイントが無数にあるので、「コレ」と決めるのは簡単ではありません。

腹圧のキープとは、骨盤の傾きと背骨のポジション、それに筋肉や腹部の据え方を指します。

肩甲骨や全身の動かし方は、より高い推進力を発揮させるポイントにもなりますが、キロ3分ペースで走ろうとしないなら、別に気にすることもないと思います。

こんなことをいろいろと振り返りながら考えていて、「コレかも?」と思ったのは、「軸足が地面に着いた瞬間に遊脚を前に振り出す動き」ではないでしょうか。

理想的なポジションは「ケンケン」!

子どもの頃にしていただろう「ケンケン」。

小さく前にジャンプして、片足で着地する動きです。

ポイントは、着地した時の上がっている足(遊脚)の膝頭の位置にあります。

youtube のランニング系動画などでは、膝頭を左右で揃えるように解説されています。

こみちもそうだと思うのですが、実情を話すと「ケンケン」の段階で揃っているでは、ランニングするとほぼ膝頭が後方に残ります。

遊脚が後方に残ると、その足が前に出されるまで、基本的に軸足は地面に固定された状態になり、体がその間前に進めていません。

つまり、左右の足が地面に着いていないジャンプ中だけが前に進むので、そんな風に走ると誰が走っても速くは走れないことになります。

なので、軸足が地面に着いている時間を少しでも短くする目的で、遊脚ができるだけ前に戻っていることが重要なのです。

ランニングではなく短距離走のスプリントでは、同じケンケンでも、遊脚は腿上げする時くらい戻します。

事実、それが出来て走れれば、こみちでもキロ3分前半で走れ、遊脚が遅れるとペースも落ちてしまいます。

つまり、ペースと遊脚の戻り具合はかなり関係性があると思います。

しかし、筋力がないと足を引きつけるのは大変なので、先ずはランニングでペースを落としてもいいので、軸足が地面に着いたと同時に、遊脚の膝は軸足の膝頭と揃う位置まで戻せるようにしてみましょう。

難しい動きではなくて、単純にジャンプして地面に落下するタイミングで、片足は地面に着き、もう片足は膝を曲げて揃えればいいだけです。

ストライド幅は60センチでも50センチでもいいので、落下したらそのポジションを作るを繰り返しましょう。

多分、その動きが完璧にできると、キロ4分40秒ペースくらいに到達できるはずです。

仮にキロ5分30秒ペースで走れたら、焦る必要は少しもありませんが、軸足が地面に着いた瞬間に膝を揃えるのではなく、軸足を基点にして遊脚を前に振り出して、そこにジャンプの踏み切りを合わせます。

重心移動の基本的な動きになりますが、これができると一歩ずつ進むという感覚が減り、足のスイングを繰り返しして進む感覚が増します。

両者の違いは、太ももを押し下げる意識か、引き上げる動きかに現れます。

太ももも振り出して走れると、キロ4分30秒ペースが自然に出せるでしょうし、さらにタイミングを掴むとキロ4分20秒や15秒ペースも普通になって来ます。

足の動きとしてはここまでできるとかなり良くて、さらには腰回りの据え方がしっかり安定することで、フォーム全体の安定感が変わります。

キロ5分ペースで淡々と走るということが、頑張ってすることではなく、動き方だけ意識して手足を動かしているだけの感覚で走り続けられるようになります。

普段、こみちはランニング中に音楽を聴いたりしますが、鼻歌を歌っていると知らぬ間に1キロ走っていたということも珍しくありません。

心拍数も120bpm台と、以前なら早足くらいの感覚で、キロ5分ペースが走れてしまいます。

それは心肺機能の向上ばかりではなく、楽に体を前に運ぶコツを掴んだからなのです。

そのコツが、ケンケンで、軸足が地面に着いた時に「遊脚をどう動かすべきか?」になります。

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