ランニングフォームを見つけるために
これができていると、日々のランニングが変化するのではないかと思うことを紹介したいと思います。
それが「踏むように着地する」なのですが、出来ている人は「あれのことか!」でしょうし、まだイメージが掴めていない人には「踏むんだよね?」ではないでしょうか。
ではここでいう「踏む」という言葉の意図をもう少し紹介すると、初心者ランナーがランニングを始めた時に、足を前に出して走り出そうとするでしょう。
足を前に出すことは当たり前の動きではあるのですが、ポイントは「前に出すこと」ではなく、「出した足を引き寄せながら接地する」ことにあります。
なので、前に出すのは出すのですが、一番遠くまで離れて、そのまま地面に触れるのではなく、そこから足が振り戻され(厳密には体が足に追いつく)て接地を迎えたいのです。
しかし、実際にそのイメージを掴んでも、体を動かすと上手くできないかも知れません。
事実、こみち自身はそれが出来なくて、そこまでの行程に幾つかの小さな目標を決めて克服しました。
「踏むように着地する」をマスターしよう!
足を前にポンと出すことよりも、その出した足を引き寄せることの方が大変です。
その理由は、引き寄せる動きに慣れていないからです。
そのためには、「前に振り出す」ことから見直す必要があります。
例えば腿上げをすると、太ももを高く上げる動きになります。
この動きには慣れているので、「振り出す動き」をこの腿上げ感覚で行うと、上に弾み、前に進まないフォームになってしまいます。
大腿骨を軸に膝頭を円運動させるだけが「前に振り出す」ではありません。
確かに円運動させてもいますが、それ以上に膝から下はリラックスさせて、軽く振り出せることがポイントです。
そして、その感覚で膝頭がある位置で止まり、そこからは引き戻りながら、体の真下へ押し込むようにします。
しかし、片足だけでその動きを練習しても上手くいかなくて、反対側の足も使うようにします。
というのも、「踏むように着地する」という動きは、シザーズジャンプという動きなので、空中で前後に開いた足を素早く閉じることです。
因みにこみちは、シザーズジャンプも出来なくて、思うようにできるまで1ヶ月くらい掛かりました。
特に始めた頃は、力みが強くて、足の筋をいきなり傷めたほどです。
つまり、ただ走っていれば、できるようになるものではなく、ポイント毎に個別練習をして、最終的に「踏むように着地をする」ができるようになります。