ランニングフォームを最適化させるために
ランニングフォーム作りは、ランニングの上達に欠かせません。
というのも、ランニングフォームを知っているのといないのでは全く疲労感もスピードも変わるからです。
こみちが現時点で重要視しているのは、「乗り込み」という動作で、具体的には空中移動した体から足が前に伸ばされて、地面に足が触れて足の裏に体重が掛かるまでの流れを指します。
よく初心者のフォームで指摘されることがある前に大きく振り出したフォームでは、地面に足が触れた時にまだ体が追いついていないので、ブレーキのような接地になってしまいます。
いかに減速させないで接地を終えられるのかは、ランニング上達のポイントですし、フォーム作りの課題も「乗り込み」に多いのもそのためです。
地面からの反発をもらうために、膝関節や足首関節をしっかりと固定化し、股関節重視で走るようになったランナーもこみちだけではないと思います。
反発力をランニングに活かす理由は、より推進力を得るためですが、弾むためには体を棒状にする必要があるので関節を固定化させます。
つまり、真っ直ぐに伸ばすことが大切なのではなく、力を加えて反発力を受ける瞬間は曲がったままだとしても固めておくことが重要になるのです。
なぜこのような説明をするのかというと、「腰高のフォーム」を意識すると足も真っ直ぐに伸びている必要性をイメージするかもしれませんが、むしろ、膝関節は曲がった接地させることで、より次の一歩を早くできたりもするからです。
接地時に一瞬で体重を支えたら、すぐに膝関節の固定化をやめて、前方向に折り込むようにすることで、次の一歩をより早く始められます。
その動きとセットで実施しているのが、前に振り出した足の膝関節を高く上げ過ぎないということ。
ストライド幅を伸ばしたいあまり、膝頭を引きつけるような動きを意識していた時期がありましたが、その動きもやり過ぎになるとケイデンスを高めることができません。
こみちの場合も、230spm辺りから上げられなくなりました。
スタートダッシュの練習を行うようになったのは、トップスピードまでの到達時間を短くすることと、トップスピードをいかに継続させて走り続けられるのかを考え始めたからです。
その練習の中で、スタートから数歩はかなり地面すれすれに足を運ぶのも、よりケイデンスを一気に高めたいと思うからです。
その時のフォーム作りを経たことで、トップスピードをキープして走るフォームも膝頭をあまり高く上げなくなりました。
上げていた理由の一つは、しっかりと踏み切るためだったのですが、あえてそうしなくてもストライド幅はあまり変わらないくらい出せるので、楽に走る意味でも膝頭を低くしています。
最近のランニングはキロ3分30秒からキロ6分くらいの幅で行うことがほとんどですが、フォームとしてはほとんど同じなので、足をどれだけ回して走るのかによってペースが変わります。