ケイデンスが250spmまで上げられると
ランニングでは、180spmを一応の標準とし、実際にピッチ走法とストライド走法の境目を考えると、この「180」は個人的にも納得できる数値です。
そして、ランニングの局面によってはペースアップしたい時があり、それに応じられるようにランニングとは別にインターバルトレーニングなどでケイデンスを意識した走りを試したりもします。
その成果がこみちの場合は240spmで、ここからは簡単に上げられません。
例えば歩幅を狭めて、足をあまり上げないように走っても、それで250spmになる訳でもなく、240spmが上限になっているにもその時のストライド幅は伸びていたりするから不思議です。
ストライド幅は、歩幅という認識ではなく、空中に浮かんだ時間に慣性で移動する距離と思っているので、同じケイデンスでもストライド幅が伸びるのは、それだけ速い移動スピードで足を同じテンポで回しているということだと理解しています。
youtube で「テンポ 250spm」などと検索すると、メトロノームの映像が見つかります。
実際に聴いてみると、300spmや280spmとは違い、250spmなら練習次第ではないかと240spmと聴き比べて感じました。
ポイントは接地時のブレ!?
250spmのテンポを聴きながら、実際に腕を動かしてみると、正直なところ無理ではないと感じます。
ただ、早いのは事実で、このテンポを叶えるには接地をいかにスムーズに行えるかです。
今のシューズは、スパイクではないので、接地時にわずかですが足がシューズ内でズレていて、その時間は不安定です。
ケイデンスを限界まで上げるには、まずその辺の調整がとても大切になりそうです。
ランニングフォームを作る過程で、スプリントフォームにも興味が湧き、動きを自分なりに調べたりしましたが、その中心は二次加速の部分でした。
しかし、ケイデンスの最大値を向上させるには、一次加速の動きに着目する必要がありそうです。
つまり、積極的に太ももを押し下げる動きの中で、素早い動きを実現させる工夫が問われます。
普段のランニングの合間に、ケイデンス向上を狙った練習も試してみようと思います。