もしかしてキロ3分ペースも…
ランニングフォームとスプリントフォームの違いは、接地の瞬間の足さばきにあります。
キロ6分ペースから段々とペースアップを果たし、例えばキロ4分ペースに到達することができたとしましょう。
こみちの場合、それ以降はキロ3分40秒ペース、キロ3分15秒ペース…。
そんな感じで、よく見かける自分のペースがあることに気づきます。
同時に、それはランニングフォームの延長線上の話で、これがスプリントフォームになるとキロ2分40秒ペースから始まり、かなり軽めに走ってもキロ3分15秒ペースというスピードは超えるはずです。
誤解がないように補足すると、キロ〇〇ペースは個人によっても異なる数値ですが、ランニングフォームの特徴とスプリントフォームの特徴は明確に違っていて、特にスピード面では歴然とした差があります。
なので、こみちがキロ3分ペースでスプリントしたとしても、よくよく考えると50mを9秒で走るという話で、それほど速い速度ではありません。
ランニングでは、5キロ、10キロと継続して走ることになるので、その時にそのスピードをキープさせるということが一番の課題です。
いわゆる、インターバルトレーニングをおすすめしたいということになるのですが、ランニングフォームのまま速く走っても効果が薄く、スプリントフォームを身につけ、その動きをランニングフォームにも活かすことで、ランニングフォームそのものを見直そうというのが一番の目的です。
ポイントを言ってしまえば、接地のスムーズさなのですが、これも最近の体験で、こみち自身、ランニングでストライド幅が150センチを超えることが珍しくなくなりました。
どれだけ足が長いのか、大股で走れているのかではなく、空中移動が上手くできるようになったということ。
助走で得た推進力を使い、上にジャンプしている間に空中移動する。
この動きがスムーズになったのだと思います。
ランニングフォームとスプリントフォームの違いは、youtube などで検索すると多くの人が紹介しているので、そちらを参考にしてみるといいでしょう。
ベースポジションという姿勢ができるようになると、結果的に空中移動が上手くなります。
以前はまだストライド走法とピッチ走法の違いを意識して走っていたのですが、最近はその違いよりも空中移動している感覚が強く、確かに速くなったと実感します。
実際、しっかりとランニングしている時はキロ3分40秒ペースで走ることが基準になっていて、心拍数も平均では140bpmですが、中間では120bpmを切るくらいだったりします。
つまり、足で掻いたり押したり頑張って走っていないので、心拍数が段々と下降しているんです。
一定のリズムで左右交互に決まった姿勢を作る。
それだけを繰り返しているだけなので、以前よりも疲れ方が激減しました。
半年くらい前なら心拍数も180bpmを超えていたのに、最近ではほとんど160bpm台までしか上がりません。
もちろん以前よりもハードに走っていないというのも理由ですが、平均ペースだけを比べると圧倒的に速くなっています。
つまり、ランニングの方向性としては間違えていなくて、走力としてキロ3分ペースを続けると考えるのではなく、キロ3分ペースの足運びに慣れれば、もしかすると今までよりも楽に走れてしまうかもしれません。
とは言え、キロ3分ペースは、ケイデンス200spmでもストライド幅165センチなので、今のストライド幅では足りません。
本格的なランニングシューズを使うなどすれば違うのかもしれませんが、現状では215spmくらいで回さないと厳しいことになります。
もしかしてと思いましたが、やはりキロ3分40秒ペースとキロ3分ペースでは全く世界が違います。
こうして見ると、現状では無理そうですね。
もう一つ計算して、キロ3分20秒ペースならケイデンス190spmでストライド幅160センチなので、少しハードではありますが可能性はありそうです。
反発力の高いシューズに履き替えるのが順当な手段だと思いますが、スプリントフォームをランニングフォームに変形させると、また違うアプローチで到達できる可能性と、ランニングの新たな可能性に気づけます。
空中移動を積極的に使えれば、楽に速く走れるからです。