競馬馬が走る姿を見ていたら…
競馬馬が走っている姿を横から見ると、足が地面に着いてまた着くまで、同じスピードで足を動かしているように見えません。
接地前あたりから接地して蹴り込むまでがとても速く、再び足が見えるのは前に足を引きつけた時。
これを見た時に、こみち自身がランニングを続けて来て、「やっぱりそうだったのか!」と確信したことです。
推進力をどう得ているのか?
両足を交互に前に出して走ることで、我々は推進力を得て進んでいます。
ウォーキングでは、前に出した足が地面に着いて、その足を基点に後方に残った体を引っ張っているようなものです。
この動きのままランニングに変えてしまうと、基点になる足の膝関節に体が追いつく時に生じる推進力が上手く処理できずに、圧迫するような衝撃となってしまいます。
つまり、ウォーキングの動きのままランニングフォームを作るのは間違いで、ランニングフォームは全く異なる発想で作らなければいけません。
結論を言えば、それが競馬馬の動きに似ていて、前から後ろに足が落ちて、地面に触れた瞬間的に押し込むように地面を蹴り込みます。
注意したいのは、上から地面に足を叩きつけるのではなく、あくまでも「落とす」感覚で、地面に触れた瞬間にパワーを爆発的に伝えたいのです。
この時のパワーが強くなれば、自ずとストライド幅が伸びて、同じ足の回転でも結果的にスピードアップできます。