最近のフォーム
ランニングは乗り込みから踏み切りまでの動きで決まると思っています。
強く乗り込み、強く踏み切れれば、自ずとストライド幅は広がり、加えてケイデンスの向上と相まってランニングスピードも増して行きます。
数日前から、しっかりランニングフォームを再現すると、ストライド幅が140センチ台になり、以前までの130台から伸びて来ました。
今朝のランニングで、ストライド幅が150センチを超えて、キロ3分20秒ペースまでトップスピードが上がっていました。
どこ区間でそのスピードが出せたのか思えていて、ケイデンス自体はスパート抑えて目で196spm。
ピッチ走法で走るケイデンスの上限です。
乗り込みから踏み切り
自転車乗って走ると、時速30キロのスピードがそう難しくなくなります。
しかし、ランニングで時速30キロに到達するのは大変で、こみちの限界は最近だと最速で25キロまで、キロ2分24秒前後です。
時速30キロとはキロ2分ペースで走ることで、ケイデンス250spmでストライド幅200センチに相当します。
こみちの経験では、ケイデンスが240台、ストライド幅で190センチ台まではそれぞれ出したことがありますが、あと一歩足りない原因は「乗り込みから踏み切り」の動きです。
ケイデンスは足をどれだけ多く回せるのかということで、動く範囲をどれだけコンパクトにできるのかが課題です。
ストライド幅を広げるには、どれだけ瞬間的に地面を押し込めるのかです。
そこから想像すると、流れるようにダイナミックなフォームは、理想的なフォームではありません。
速く走るフォームとは、どれだけコンパクトにできるのかに尽きます。
自転車を使うと30キロでも走れてしまう理由を考えるとスプロケットと呼ばれるギアを使うことで、漕ぐ力をさらに倍増させて推進力に転換できるから。
ランニングはギアを変えることができないので、それこそ3mダッシュでトップスピードになってしまう人や10mで迎える人など、違いはあっても思うよりも早く限界を迎えます。
その点、自転車は漕ぐ力が一定になるとギアを変えて、さらに推進力を得られます。
そうすることで、目標のキロ2分ペースでも簡単に到達できるということです。
もう一つのポイントが、「接地」という概念が無いこと。
つまり、乗り込みから踏み切りまでの動きが存在しないので、いつでも自分のタイミングでペダルを漕ぐことができます。
ランニングでは、接地時にわずかでも減速し、しかも地面を蹴り込めるタイミングも一瞬です。
それだけ違えば、結果的にトップスピードが大きく変わります。
ランニングで乗り込みから踏み切りまでの動きが重要なのは、言い方を変えると「減速の理由にもなる部分」ということです。
処理が上手くなってストライド幅が伸びるのではなく、自転車なら最初から減速の原因ではなかった部分で、それがより減速理由にならなくなったとも言えます。