ケイデンス220spmでストライド幅160センチ
ランニングレベルを高める方法は幾つかありますが、フォーム作りの部分ではケイデンスが高まることが不可欠です。
下り坂を駆け降りるランニングは、初心者ランナーにとっては厳しくて、あるスピードからは恐怖心が増して足を前に出してもしっかりと足を回せません。
時には上体が後ろに残り、いかにスピードを上げないようにするか、フォームが崩れてしまいます。
そうなってしまうと練習効果は得られないので、ある程度のケイデンスまで回せないと下り坂を走ることで練習効果が得られません。
こみちの場合、30mくらいの短い下り坂を使ってダッシュ練習をして来て、特にしっかりと足を回すことを課題にしていました。
その結果、ケイデンスも220spmくらいまで回せるようになり、今回は300mほどの長い下り坂を使って駆け降りるランニングを実施しました。
距離があるので自然と加速し、ケイデンスは220spmを超え、ストライド幅も160センチを超えて、ペースはキロ3分を切っています。
スピード感に恐怖はなかったのですが、300mの距離をキロ3分ペースで走り続けたことがなく、リズムをキープすることで精一杯で後半に足をさらに回す余裕はありませんでした。
流れに合わせて足を回すことはできましたが、そこからさらに乗り込みでしっかりと踏み込めたら、さらにペースを上げて走れた気がします。
トップスピードではキロ2分50秒ペースまで上がっていたので、接地でもたもたしている余裕はありません。
踵接地で走ったら安定しますが足を回すのはどうしても限界があります。
必然的にフォアフット着地をすることで、接地時間を短くし強く乗りめるので、フォーム作りでポイントとしている動きがよくなります。
平坦なコースに戻っても
下り坂のダッシュ練習を取り入れることで、足が回せるフォームが身につきます。
それを覚えてから平坦なコースで走ると、より自然にケイデンスが上がったフォームで、しかも強い踏み切りもできて、ペースアップができます。
今回のランニングはキロ3分30秒前後のペースだったのですが、坂道の時のフォームを再現するだけで、このペースで足が動きます。
ランニングで欠かせない接地感や乗り込み動作に慣れて来たら、下り坂を使って駆け降りてみるにも効果大の方法です。
いきなり長い下り坂だと転倒するかもしれないので、最初は短い距離から、緩やかな傾斜を使ってフォームを作るといいと思います。