トレールランニングからウルトラマラソンへ
日頃、舗装路をランニングしていると、平坦な未舗装路を走っただけでも感覚が違います。
さらにアップダウンのある山岳路になれば、ランニングフォームから変わります。
例えば、フルマラソンよりも長いウルトラマラソンのような大会では、100キロや160キロという距離を延々と走らなければいけません。
これは想像の話ですが、ウルトラマラソンを完走するには、キロ7分8分ペースでランニングを10時間、15時間続けるようなトレーニングが求められると思っていて、例えばスプリントのようなフォームとはまた異なる要素が求められるでしょう。
アドベンチャーレースという世界
トレールランニングは、山登りに似た要素があって、ロードランニングとの違いは天候や足場の変化も大きく、時に生命や健康に対してしっかりとした知識や経験がないと危機的な状況もあり得ます。
その辺りは、市街地を長い距離走ることとはベースが異なります。
特に最近知った「アドベンチャーレース」の世界は、単純に走るという競技ではなく、もっと幅広い経験値が必要で、それは山登りや沢下りなど、自然の中で生き抜くようなタフさにも似ています。
しかも、アドベンチャーレースでは、24時間や48時間というような長丁場も多く、睡眠さえもレースに含まれる点で驚かされます。
ランニングで2キロの荷物を背負って走るだけでも、フォームは崩れてしまいますし、ペースも違います。
例えば、テントまで背負い、しかも数名のチームで協力しながらレースを続けるらしく、動画で観ただけですが、感覚的には「走力」が占める割合は30%くらいに感じます。
それくらい求められるものが異なり、楽しさや頑張り方も違うように見えました。
どちらが凄いという話ではなく、「ランニング」から広がる世界がそれだけ幅広いということ。