骨盤の動きが変わった！？
最近のランニングで意識していることは、ランニング向けのフォームではなく、よりスプリントのフォームに近い動きです。
具体的には、着地位置を今まで以上に体に近づけ、その結果、接地はフォアフットまたはフラット着地です。
特にいずれの着地でも、足首をこねる動きを禁止し、できるだけ接地から振り出しまでを一瞬に終えられるようにしています。
また体の前側で足を回したくて、膝関節の角度をできるだけ固定しながら走っています。
感覚的には上げた膝頭を斜め下に落として、接地すると直ちに引き上げるの繰り返しです。
ここまでは大前提の部分で、数日前に何気なく歩いている時に前に振り出した足が体の近くで着地していることに気づきました。
「？？？」と感じたかもしれません。
普通、歩行時は常にどちらかの足が接地しているので、走る時のように空中で足を入れ替えることができません。
つまり、歩きでは前に出した足を着地すると、その位置は走る時よりも前になりやすいはずです。
ところが、その位置が感覚的に近くて、そこに違和感を持ったという話です。
結論を言ってしまうと、骨盤を左右で上下に動かすことを癖づけて走るようになって、それが歩行時に足が戻る（実際には骨盤の位置が前に進む）位置が近くなりました。
その結果、上から足を着地し、さらに骨盤で押し込む動作が明確に行えるようになりました。
個人的にはこの動きをスプリントらしい動きだと思っていて、今年に入ってからはずっと骨盤の上下動を意識して練習を続けていました。
実際に骨盤の上下動しているのは、１センチとか２センチの話です。
しかし、遊脚を振り出す時は、骨盤ごと数センチ上がった状態になり、つまりは軸足側はより地面に押しつけているので、反発力が増していると思います。
日々のランニングで
例えば５キロ走るとか10キロ走るというような「距離設定」や「キロ〇分」のようなペース設定で走ることをやめました。
徹底的に足首で掻くのを封じ、接地後に遅れて押し続けることも禁止し、イメージとしては斜め後方に向かって着地してその角度のまま振り戻す意識でランニングしています。
その結果、走っている時に膝関節の開く角度が変わらないで、臀筋だけが使われているように感じます。
意識している訳ではありませんが、ケイデンスが180spm前後で走ることが多く、ストライド幅は120センチくらいで、キロ５分を切るくらいで走っている感じです。
以前よりもさらに着地前にタイミングを見定める時間があって、パンパンと弾むというよりも、ペシペシと足で地面を叩いているようにも感じます。
ペシというタイミングで、体重を地面に押し込む動作が入り、その感覚を感じながらフォームをキープしています。
特に推進力をより感じて走れるので、今は自身の理想的なフォームだと思います。
足の軌道が理想から外れると、一気に今までのランニングフォームに戻り、地面に触れている時間が長くなったようにも思えます。
フォームを意識して走るのか、そうでない時は歩いてもいいからスタミナの回復するまで軽く走るというような流れです。
想像ですが…
厚底シューズを履くとかなり速く走れると思います。
今のフォームは、母指球あたりを強く潰すように足の裏に力が集中します。
何も仕掛けのないシューズでは、そのままの強さで推進力になりますが、これがカーボンプレートの入ったシューズなら、全く異なる推進力になるでしょう。
ホカのクリフトン９の走り安さを考えると、ストライド幅を120センチから130センチ、140センチと上乗せできるはずですし、しかもリラックスして楽にいいペースがキープできると思います。
あくまでも想像の話ですが、それくらい前足部を潰すように乗り込みできるので、動きとして間違えていないでしょう。
まだまだフォームの改善中ですが、もう少し安定してくるとタイム的にも速くなっていると思います。