もしもVo2max 「56」を凄いと感じたなら
ここ最近、少し走る距離を抑えて、体力の温存を図った結果、Vo2maxの数値が過去最高の「56」になりました。
「55」が、キロ4分ペースで3キロを走り切るレベルと思っているのですが、「56」という数値はそれよりも長い距離を走れるということ。
最近、タイム計測をしていないので、実際にそんなタイムで走れるのかは定かではありませんが、一つ言えることは「キロ4分ペース」というスピードにもう驚くことはなくなりました。
例えば散歩をしていて、天気の良さに誘われて思わず走ってしまったという時に、普通にキロ4分10〜20秒のペースで走っていることがあります。
そのスピードで何キロも走るわけではありませんが、走ろうと意識して一歩を踏み出した流れでもそれだけのスピードが出せるようになったことに着目です。
昨日、ブログには書きませんでしたが、ウォーキングで約10キロ、ランニングで約4キロを行いました。
ランニングはキロ5分ペース。
ウォーキングは、ダッシュ練習なども含まれます。
昨日の場合、ランニングよりもウォーキングの方がいろいろと試せて、新たな変化はキロ2分30秒ペースのトップスピードが出せたことです。
以前までは時速換算で23キロ/hだったものが24キロ/hになっただけですが、以前はトップスピードに体が追いつけず上体が遅れていました。
それが今回の練習では上体の遅れはなくて、あまりに高速で足が前に振り出されることに焦ってしまい、加速を途中で中止してしまったほどです。
一瞬、時計で24キロの表示が見えて、「25キロ出たかな?」と思って満足してしまいました。
自慢話をしたいのではなくて
高校時代、確かにこみちはクラスメートの中で、上位3番目くらいの足の速さでした。
とは言え、手動式で計測して50mを6.8秒。
遅くはないけれど、速いとも言えない記録です。
大学時代になって、仲の良かった友人たちは高校時代から運動部で頑張っていた人たち。
一人は陸上部で、もう一人はラグビー部。
陸上部の人は100mを10秒台で走り、ラグビー部の人も50mが6.5秒とか6.3秒とかでした。
彼らとは学校の授業やプライベートでもいろんなスポーツをしましたが、運動が得意ではないこみちとは違い、いつでも一段も二段も上を行くような連中です。
思い返した時に、こみちは小学生時代にクラス担任からの勧めで、当時のクラスメートと一緒に市内の小学生たちを集めて開催されたクロスカントリーの大会に小4から3年間参加しました。
記憶は曖昧ですが、1年目はその友人に全く追いつけず、参加者全体の下位グループになりました。
最後尾ではありませんでしたが、そう言ってもいいくらいの順位で、こみちは「付き添い」参加でした。
それから翌年の参加に向けて、子どもながらにランニングを始めて、その頃はフォームなども分からないのでとにかく毎朝、走るようになりました。
その距離は記憶していませんが、多分1キロくらいではないでしょうか。
そして2年目、その友人と再び参加し、上位グループには入れませんでしたが、友人よりも速いタイムが出せて自分なりに成果がありました。
そのことがあってなのか、最終学年の6年生の時にその友人は参加しなくなってしまい、こみちだけの参加となってしまいました。
そこで上位入賞というようなこともなく、振り返ると「ランニング」との出会いはそこからだったという話です。
つまり、元々運動ができるタイプではなくて、努力や練習をしたら、人並みくらいまでにはなれたのがこみちの運動能力です。
ここ最近、ランニングは「フォーム」だと強く思いますが、個人的能力の差が問われるのはフルマラソンで3時間を切るくらいになってからで、先ずは「型」を覚えることまでは基本を繰り返すしかありません。
ある意味で、VO2maxの数値がどれだけ正確で意味あるものがよく分かりませんが、「56」という数値に何か意味があるとしても、「キロ4分ペースで3キロ」相当の走力なら一年くらい専門家の指導を受けて練習するば、平均的な資質の人なら到達可能な目標だと思います。
ここ10ヶ月で変わったポイント
ランニングを習慣として始めてから10ヶ月になります。
その間にはっきりと気づいたポイントは、着地した軸足を再び前に振り出す軌道が圧倒的に正確で速くなったこと。
ポイントはもうその1点と言ってもいいでしょう。
着地した軸足には、一度、全体重が掛かります。
素早くその足を前に振り出すためには、その体重が掛かっている「時間をどれだけ短縮できるのか?」ということでもあります。
つまり、踵から着地して、体重がゆっくりと足の裏を移動し、つま先で地面から離れるような走り方をしている限り、足の裏を移動する時間は絶対に省けません。
でも、フォームが同じでも、その時の腰の位置が数センチ高いだけで、着地するポイントが前ではなく、真下になります。
つまり、真下で着地して、より速いタイミングで地面から離れるということ。
ということは、足を前に振り出す時に、「前方向」という漠然さではなく、腰高フォームを維持できる角度を見つける必要があります。
どの方向に足を引き上げて行くのか。
その向きが低いと踵着地になりますし、高いと浮いたフォームになります。
ではその試行錯誤ができるには、着地での体幹が備わっていて、体がブレないことが不可欠です。
つまり、フォームが安定していないと、それ以上難しいポイントを試行錯誤して走ることはできません。
フォーム作りの基本は、自分が思うよりも遅いペースでしっかりと動きを確認しながら繰り返し走ることです。
実際、こみちも今のフォームに行き着くまでに、何度もそんな期間を経ています。
現状よりも一時的に走力は落ちますが、それでも繰り返すことで、気づくと今までできないことができるようになって、それこそスピードの出るフォームへと変化します。
「ちょっと走ろう!」で、キロ4分前半ペースになるのは、特別なことではなく、体がフォームを学習し、無意識でもそのフォームで走るからです。
これが、キロ2分ペースとなれば、もう練習では無理で、骨格や筋力に加えて、より高い指導を受けるレベルでしょう。
こみちにできることは、そんな選ばれた人だけの高い目標ではなく、順番を踏まえてコツコツと修正すればこみち同様に数ヶ月の期間で到達できる話です。
年齢による老化現象は無視して、こみちの場合、50mを6.8秒だったことから、トップスピードとしてはキロ2分20秒を限界に、そこにどれだけ近づけるのかということです。
最大のストライド幅が180センチに
最近、以前のようにストライド幅を数値としてあまり意識しなくなりました。
というのも、走れている時は120センチ近くになりますし、もっと速度を上げると140センチ、ダッシュ練習でトップスピードを目指すと180センチ以上になると分かったからです。
ストライド幅が160センチを超えて来ると、キロ4分ペースが出ないはずはありません。
つまり、それだけしっかりと足の振り出しができるようになれば、出せるではなく、出てしまいます。
繰り返しになりますが、フォームさえ身につけば、体格による違いはありますが、キロ4分ペースが出せないはずはないでしょう。
既にある程度のスピードで走っていても、上体がブレていればそれ以上の伸び代はないでしょう。
「なぜ速く走れないのか?」ではなく、「なぜ弱点を克服しないのか?」に過ぎません。
こみちのフォームもまだ完全形ではありませんが、少なくとも10ヶ月を経て初期から随分と変わりました。
だからこそ、始めた頃には出せないスピードが簡単に出せるようになりましたし、走っていても速くなったことが分かります。
この辺までは才能でもなんでもなくて、正しく練習しているかどうかに過ぎないと感じます。