今朝のランニングで
ケイデンスが237spm、ストライド幅150センチ。
特にケイデンスは、ランニングフォームを考える時に気になっているポイントです。
個人的な目標が250spmなので、237spmという数値はもう少しというところです。
今朝のランニングの後、2回意識的に回転数を上げて走ったのですが、以前と少し違って思えたのが足の振り出すスムーズさです。
速く走ろうと太ももに力が入っている訳ではなく、体全体の動きの中で足の回転が楽というか軽いというか、そんな感覚がありました。
今回は9割くらいの意識でミッドフットで着地し、トップスピードがキロ2分50秒ペースだったので特に速かった訳ではありません。
ストライド幅が150センチだったので、その辺がもう少し改善できればよかったと思います。
ケイデンスを上げるには?
ケイデンスとは、足の回転を意味します。
長距離走では180spmが基準と言われ、こみちもランニングでは190から170の間で走ることが多いです。
以前はストライド幅をいかにして広げられるのかを考えていて、その頃はまだ90センチ台で、あと10センチが困難に思っていました。
しかし、股関節を使って走る、お尻で走るというアドバイスは理解できて、フォームが変わったことで、ストライド幅が150センチを超えることも普通にあって、それこそダッシュのような時には180センチ近くにもなります。
改めて触れますが、ある程度のレベルまでは適切な練習と技術の習得で到達できると思います。
個人的な解釈では、ケイデンスなら250spm、ストライド幅は150センチくらいまでは才能ではなく、知っているか練習したかだと思うのです。
足の回転という意味で、ケイデンスを考えると、イスに腰掛けて足だけを自転車でも漕ぐように回すのと、ランニングで走るのではいろいろと違います。
特に、着地から足を離すタイミングで、自分で足を持ち上げている時と、反発力で上に跳ねた足を前に振り抜くのでは力の使い方が変わります。
つまり、「ケイデンスだけを上げる」というトレーニングは、ストライド幅を広げる練習の後にする方が良くて、それはつまり反発力で初速が付き、その勢いを維持して前に振り出し、さらに反対側の足が反発力で持ち上がるので、最初に振り上げた足は真下に落とすだけです。
イメージとしては、膝頭で言うと上下動しているだけに思えます。
そこに、膝下が付いていて、後方では折り畳まれ、前に来て振り出され、さらに落下では下向きに落ちて着地。
そんな流れを繰り返しているだけです。
つまり、ケイデンスが上がった原因は、以前までは下にある足を太ももの力で前に振り出していたのが、反発でふくらはぎがお尻に当たるので、そこから膝頭を前に突き出せば膝下が勝手に前に振り出されます。
膝頭を下に落とすと、一度前に出た膝下が戻って来て着地の準備を勝手にしてくれます。
50m6秒台の足さばき
ケイデンスが240spmを超えてくると、50mを6秒台で走るポテンシャルが身につきます。
実際には短距離走の場合、静止状態からパワーを発揮させるので、筋肉に対する負担も大きくなります。
あまり急激なパワーの発揮はケガのリスクもあるので、こみち自身はほとんどしません。
少し加速を緩めて、体がリズムに乗ったタイミングからケイデンスをさらに上げていくようにしています。
ケイデンスが240spmになると、着地時のシューズのヨレが気になります。
着地からすぐに反発して欲しいのに、わずかですがグニュというソールのたわみがあって、パワーのロスもあります。
陸上スパイクのようにカチッとした履き心地なら、そんな余計な動きを減らせますが、一般的なシューズを履いてのことなので、その辺りは早々に限界を迎えてしまうのも無理はありません。