価値のあるジョギング
「ダイエットのために走る」と目的があるなら、そのためのジョギングをしましょう。
例えば、キロ5分20秒ペースで5キロを走った時よりも、キロ6分30秒ペースで同じ距離を走る方が、こみちの場合は消費カロリーが多くなりました。
心拍数を比較すると、意外に感じるかもしれませんが、キロ5分20秒ペースの方が低くままです。
つまり、体的には楽な運動をしていたとも言えます。
走るという運動ですが、もっと言えば手足を動かしている時間の方が重要で、キロ6分30秒ペースの方が8分くらい長くなっていました。
ある速度域までなら、速く走ってもキツイ運動にはならず、運動をたくさんしたかどうかは「時間」の方が重要です。
こみちにとっては5分20秒前後の運動はあまり消費カロリーを増やすのには適した速度ではないとも言えるでしょう。
逆にこれがキロ4分ペースのようなスピードになれば、また話は変わりますが、「ダイエット目的で走る」のであれば、速く走ればいいということではありません。
ちょっとキツく感じるペースでダラダラと
どうすれば余分なカロリーを消費できるのかを考えた時に、「キツい=痩せる」ではないと分かりました。
つまり、ちょっと面倒だと思う時に体を動かすことで、カロリーが消費されるのでしょう。
だからジョギングでも、歩いているか走っているのか曖昧なスピードで続けることが大切です。
人によって消費されるカロリーに差がありますが、1日あたり1000kカロリーを消費するには、1時間から2時間程度の「運動」が必要です。
ここでいう「運動」とは、ダラダラと体を動かすこと。
一例を上がるなら、時間を気にしながら駅まで歩いている時や身支度している時など、日常生活の中で少し急いで作業している時間を指します。
1日あたり1時間を目標にするなら、家から駅まで、駅から会社や学校まで、少し急いで歩く時間が行き帰りで30分あるとすると、あと30分を別の何かで補えればいいということ。
もちろんジョギングでもいいのですが、掃除や洗濯、料理などでも時間を決めてテキパキと動いてみる意識があれば、それだって「運動」に含めてもいいという計算です。
つまり、ちょこちょこと熟すよりも、ある程度急いで済ませるくらいの動作で、あとはゆっくりと休むというメリハリが大切になって来ます。
少し急いで作業することで、少しだけ心拍数も上昇し、それが運動時間としてカウントされるからです。
そして、日常生活ではあまり動くことがないと感じているなら、ジョギングなどを利用して「目標の運動時間」に充てることを考えましょう。
車を使って10分くらい掛かる店まで、散歩も含めて歩いてみると、だいたい往復1時間くらいになるでしょう。
それくらいの運動ができれば、摂取されたカロリーから1000kカロリー分が運動によって消耗します。
これを2ヶ月も続けたれたら、それ以上運動を増やさなくても、段々とダイエット効果を感じられるのではないでしょうか。
特に運動不足を感じている初期段階は、消費されるカロリーも多く、より効果が見えやすいと思います。
こみち自身、ジョギングを始めた頃は10キロ走ると1000kカロリー消費していましたが、段々と走ることに体が慣れてしまい今では600kカロリー前後に落ちています。
でもそれは楽に走れる速度で走るからで、いつもよりゆっくりペースとか、少しペースアップするというようなアレンジを加えれば、消費カロリーも増やせるでしょうし、ジョギングも飽きずに楽しめます。
これからジョギングをダイエット目的で始めるなら、最初は走ったことで満足するくらいでもいいのではないでしょうか。