「 走る」という動作は身体の負担も大きい!
これまでランニングを7ヶ月続けて来て、「運動」をライフスタイルに取り入れる理由が「心肺機能の向上」にあると感じて来ました。
しかし、「走る」という動作は身体への負担が大きく、例えば「膝」を傷めてしまうということはよく耳にする話です。
体重の数倍の重さが片膝に掛かるのですから、膝が不得意な方向から力を掛けてしまうと、それだけ傷めてしまうのは当然のことで、ランニングを安全に続けるためにも負荷の掛かりにくい走り方をマスターするべきです。
ランニングを構成している要素
ランニングを安全に高価的に行うのであれば、「ただ走っている」だけでは成果になりません。
思いつく要素を挙げたなら、筋力アップ、柔軟性、可動域の拡大、体幹、心肺機能向上などです。
つまり、「ランニングを始める」ということは、これらの要素を現状以上に向上させることで、例えば健康的な精神や肉体が手に入るということです。
さらに言えば、日々の練習メニューは、これらの要素を今以上に上達させるために行うもので、その方法は実に多彩です。
簡単にこみちの経緯を話すと、最初は全力で走ってキロ5分くらいで、1キロも持ちませんでした。
1キロを連続して走るのであれば、キロ8分くらいまで下げる必要がありました。
その原因は、主に心肺機能が低下しているからで、「走る」という動作で身体が求めるエネルギーを維持することができなかったからです。
しかし、ランニングを続けることで、ある程度は心肺機能も向上し、また「走る」という動作にも慣れて、必要以上にエネルギーを消耗しなくなります。
すると、キロ6分ペースくらいなら、ある程度は連続して走り続けられるようになりました。
多分、土手などを趣味レベルでランニングするのであれば、キロ6分ペースで2〜3キロくらい走れたら、200kカロリー程度消費できるでしょう。
菓子パン1個分が消費できるので、食事にも気をつければ十分に痩せられると思います。
こみちの場合、さらに速く走りたくて、目標としてキロ5分ペースを目指しました。
街中で見かけると、「あの人、速そう」と思えるくらいの速さです。
一方で、キロ6分の時には起きなかった、「膝の痛み」なども現れて来ます。
速く走ろうとするほど、身体への負担も大きくなりますから、キロ5分ペースに到達するためには、「勢い」だけではダメで、しっかりとランニングを理解する必要があります。
「理解する」とは、先に紹介した筋力や柔軟性など、走るだけではなく、要素として個別に向上させていくことを指します。
ランニングフォームにこだわった理由
こみちはキロ5分ペースを目指したあたりから、「フォーム」に着目して来ました。
ここでは簡単に触れますが、こみち自身が使っている「フォーム」は全部で4種類あって、「走る」という意味では同じですが、「どう走る」という意味では手段が異なります。
その4種類の中で、最も楽で遅いフォームが、ランニングを始めた時に身についたもので、残念ながらこのフォームではキロ5分ペースでは走れません。
もう少し詳しくいえば、走ってしまうと「膝を傷める」結果になります。
そこで、残り3つのフォームに行き着いたのですが、いきなり全てができるようになったのではありません。
というのも、3つの異なるフォームには必要とされる条件に違いがあって、特に筋力と柔軟性、可動域です。
一般的な陸上選手たちは、少なくともこの3つのフォームを使えていて、タイム計測に特化している最も後から覚えたフォームをさらに発展させているはずです。
ペースとしてはキロ3分前後という感じでしょうか。
心肺機能も向上し、10キロを30分で走れたら、市民ランナーとしてはかなり優秀な部類になるでしょう。
誤解なく触れると、こみち自身は最後に覚えたフォームができるようになりましたが、それを自由に使いこなせるレベルではありません。
つまり、自由自在に使いこなすには、さらなる強度の練習が必要です。
そこに到達できていないので、キロ3分ペースで走れても、維持する持久力はありません。
そこが、一般的な陸上選手とこみちの実力差ということです。
先にも触れましたが、キロ6分ペースまでなら、フォームのことなど考えなくてもよくて、むしろ心拍数がどれくらい上げられているのかに着目するといいでしょう。
脂肪燃焼に有効な心拍数があって、低くても高くても効果的ではないからです。
こみちの場合、キロ6分ペースで走ると有酸素運動になるので、痩せるには適したスピードです。
それ以上速くなると、脂肪燃焼ではエネルギー供給が追いつかないらしく、時に筋肉まで分解しエネルギーとして消耗されるそうです。
ダイエットが主目的なら、無理にないスピードで十分に効果があるということでしょう。
ただ、フォームによっては「膝」などを傷めることもあり得るので、長く健康的に走り続けるためにも、「走る」だけでなく、柔軟体操や筋トレなども併用することが理想です。