VO2 maxが「54」になる基準
12分間にどれくらいの距離を走れるかで簡易的にVO2 maxの数値が分かる。
その計算式を使うと、「54」に相当するのは2900mの距離を走れる心肺機能ということ。
こみちの場合、3000m走は13分45秒で、そこから導き出すと2600mから2700m程度だろう。
計算式を使うと「48」くらいになる。
一方で、半月くらい前に走った時、タイムは今日よりも数秒遅いだけだが、数値は52と判定された。
数秒程度の差なのに、なぜVO2 maxは2段階も違うのだろうか。
二つのタイムはほぼ同じ。
しかし、その内容はかなり違う。
特にケイデンスとストライド、心拍数の安定度が明白で、今回の場合、心拍数は平均で142だかほぼ上下動がない。ケイデンス174、ストライド124も同様で、3000mの最初から終わりまでほとんど変化がない。
一方で、前回の走行データは、後半に心拍数がグッと上がり、ペースも距離が増すに従って落ちている。
つまり、タイムはほぼ同じでも、今日の結果はまだまだ余裕があるだろうと判断されるのに対し、前回のものはかなり苦しみながら出したと思われても仕方がない。
そんな内容まで分析されて数値を出しているとするなら、単純に12分間で走れる距離ではなく、どれくらいのランニングパフォーマンスなのかということで判断しているのだろう。
新たな発見
3000m走の後、インターバルトレーニングとして400m走もした。
3000m走が横に伸ばすイメージなら、400mは縦に伸ばすイメージで、トップスピードを引き上げるつもりで行った。
走り出してみると、まだ3000m走の疲労が残っていて足が重い。
ストライドを伸ばして走れない感じがする。
そう思ったので、ピッチ走法を意識して、腕を早めに振って走ってみた。
いつもならピッチ走法ではキロ5分10秒辺りからペースを上げられない。
あまり期待しないで時計を覗くと、キロ3分40秒と表示されている。
しかもストライドを意識して伸ばさないので、軽く走ることができる。
「3000m走で走った時より速いペースで走れているぞ!」と思って400m走を終えた。
後半キロ4分になってしまったが、それでも3000m走よりも楽に速く走れる。
「ピッチ走法でも出せるじゃないか?」とその時は思って帰宅した。
家に帰りその時の記録を詳しく見返すと、ケイデンスは200に迫っていて、ストライドは135センチを超えている。
「ん? 待てよ…」
ストライド走法を意識して太ももを引き寄せるタイミングを意識すると、どうしてもケイデンスが落ちてしまう。
でもストライドが伸びるから結果ペースアップになっていると問題視しなかった。
ところが、今回は無理にストライドを意識しすぎなくても、しっかりと130センチを超えているし、ケイデンスが200まで上げられているから、キロ3分台後半で走ることができる。
軸足に乗れるフォームが身につき、ランニング後の膝の痛みは皆無だし、ふくらはぎや足首などの膝下の違和感も全くない。
あるとすれば、傷めている右の大腿四頭筋の違和感だろう。
短距離走のような高い負荷を掛けないレベルなら、それなりに走れてしまう。
400m走でも無理し過ぎなければ、あの辺りまでなら大丈夫そうだ。
しかし、10キロ走で50分を切るのはとても大変で、もう少し体調と天候が整った時でないと今すぐは難しいかもしれない。
なんだかんだで、キロ5分ペースを意識して走るものの、10キロ走を続けて走り切れない。
夕方もあれこれと走りながら、結局6、7キロ走ってしまった。