ストライド重視のフォーム作りでの裏話

 ピッチ走法のメリット

ランニングを始めて約4ヶ月が経過し、改めてピッチ走法(一歩は大きくなくてもリズミカルに走るスタイル)は初心者におすすめだと思います。

一番のメリットは、着地における衝撃の緩和で、ストライド重視の走り方以上に身体の負担を軽減させられるからです。

特にランニングフォームを模索している初心者の中には、ランニング後に膝が痛くなったり、腰を痛めたりと健康目的に始めたつもりが、結果的に自身の体を壊してしまうトラブルが起こりやすく、安全性の高いフォームとしてピッチ走法が最適です。

しかもピッチ走法にしても、ストライド走法にしても、着地に対する考え方は同じで、重心が移動する前に振り出した足が着地するのは御法度です。

なぜなら、推進力を足で踏ん張る形で受け止め、それによって膝を傷めてしまうからです。

とは言え、ストライド走法に比べて、股関節の可動域が狭いピッチ走法は、まだ体が慣れていない初心者でも取り入れやすく、実際にこみち自身も長くピッチを意識して走って来ました。

ピッチ走法の限界はキロ5分ペースだった!?

ちょこちょこと小股で走ることで、体力を温存させられるピッチ走法は、筋力や体力がなくても真似しやすいスタイルです。

こみちも疲れが溜まってくるとピッチ走法に切り替えて、省エネ走法として今でもよく使います。

ただ、こみちの場合、キロ5分ペースが境界線で、それ以上のペースになるとピッチ重視では対応できません。

つまり、ピッチ走法は3キロ走には向かない走り方で、5キロが境界線、できれば10キロ20キロと長い距離に適した走り方とも言えるでしょう。

よくインターバルトレーニングの有効性が、スピードアップにあると言われるのも、短い距離を速く走るにはピッチではなく、ストライドを意識した走り方が必須です。

例えばこみちの場合、今朝7キロを走りました。

まだ体調が全回復している感じがなく、始終重くて爽快感に欠けるランニングになってしまい、平均ペースはキロ5分30秒で(ケイデンス176ストライド103センチ)以前よりもケイデンスが低くなっています。

ケイデンスが低いということは、それだけ一歩ずつ進むような走り方で、以前の感覚も残っているので「かなり遅いんじゃないかなぁ」と心配で時計を見て、でも思ったよりもペースは落ちていないと気づきます。

それは以前よりもストライドが伸びたことで、進み具合としては思うよりも悪くないという状況になります。

ピッチに頼ったランニングでは、足が出なくなるとペースもはっきり落ちるのが分かりますが、ストライド重視の走り方は遅いようでもそう遅くはないということが起こります。

キロ5分30秒ペースなら、ピッチでもストライドでも走れるペースだと思いますが、その時のランナーの意識はかなり異なっていたりもします。

一方で、ストライド重視のフォームは、疲れがあとに残ってしまうように思います。

つまり同じ疲労度だったとしても、回復までの時間を要する気がして、それはより筋力に大きな負担を強いてしまうことが原因でしょう。

ストライド重視のフォーム作りで、今後試したい練習方法があるのですが、残念ながらまだ行えていません。

理由は慢性的な疲労感で、短距離ダッシュのようなトレーニングに力が発揮できないからです。

短距離ダッシュは、スピードアップに効果が期待できる一方で、身体掛かる負担が大きく、ピッチからストライドへとフォームを変更する過程で、体の疲れが想定外なほど、残ってしまいます。

毎日10キロ走るようなトレーニングでも、ピッチ走法なら割と平気だったのに、ストライド重視になるとタイムは上がっても毎日となるとキツいです。

その意味ではこみちのスタミナが、キロ5分ペースを境にして大きく変化してしまうのでしょう。

しっかりとストライドで5キロ走ったら、翌日はキロ6分台で軽い流しを行い、さらにその翌日は休息日にするとか、あまり運動負荷をかけ過ぎないことも重要だと思います。

「まだ行けるでしょう!?」

zeppアプリでも疲労が蓄積されていると数値に現れても、ストライド重視のまま10キロ走ることを続けていたら、最近になって心底疲れたという感覚が強くなりました。

タイムアップを目指し始めると、どうしてもキロ5分ペースからはストライド重視になってしまいます。

そして、体への負担も倍増し、ケガや故障のリスクも増えます。

ランニングそのものだけでなく、準備体操やストレッチなどにも時間を使うようにしないと、ストライド重視のフォーム作りはできません。

成果を感じられる一方で、疲労感や準備、アフターケアの大切さも重要になってきます。


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