「みんなの笑顔がみたい」と「好きなことで生きていく」の共通点
「みんなの笑顔がみたい」からと言ったのは、総合格闘技の堀口恭司選手がモチベーションについて質問された時の答えです。
そして、「好きなことで生きていく」というのは、YouTube 創設時に打ち出された名コピーです。
一見すると、この二つの言葉に共通点などないように思えます。
しかし、「どうやったら儲けられるのだろう?」と考えた時に、「好きなこと」「得意なこと」が何かと思った時期もありますが、それでは上手くいきません。
つまり、YouTube の「好きなことで…」というコピーに、「人生はそんなに甘くないぞ!」という意見が出るのも分かる話でしょう。
しかし結論を言えば、YouTube の「好きなことで」とは、決して「自身の得意なこと」とは言っていなくて、今は「好きな方法を使って」とか「喜ばれることで」という意味ではないかと感じます。
つまり、堀口恭司選手も試合に挑む時、単純に対戦相手に勝ちたいではなく、勝つことで喜んでくれる人がいるから、彼らを喜ばせたいと思って頑張っていたのでしょう。
自分のためにというモチベーションでは、ダメなら仕方ないで終わりますが、その挑戦や頑張りを待つ人がいて、しかも喜んでくれるのであれば、誰だってできる限りを尽くしたいと思うでしょう。
実際、ビジネス的な視点でも、「ニーズの掘り起こし」が重要で、これまでにも「何をすれば儲かるのか?」という思考で考える成功者がいたことを思い出します。
なぜなら、自身の好きなことがそのまま形になって、売り出せれば良いのですが、実際にはそこから手を加えなければ一般には普及しません。
言い換えると、自身の思う「好きなまま」では成功する可能性が極めて低いとも言えます。
だからこそ、誰かに喜んでもらえることや好きなこと(楽しんでもらえること)を仕事にすれば、結果として儲けられることにもつながるのだと思うのです。
この意識に変えるだけでも、全てのことそれまでとは別の意味となって、やる気もやりがいも生まれると気付かされました。
みなさんはどう思うでしょうか。