なぜ「あの人」は自分のことを好きになってくれないのか?
好きなってくれない理由を考えると、自分のことをあれこれと見直すのではないでしょうか。
見た目や性格、経済力などを挙げるかもしれません。
結論的なことを話すと、悩み事を分析する時にその上位層何かを考えることを紹介したいのです。
つまり、先に紹介した見た目や性格、経済力などの横並びの層ではなく、根本的な部分を考えることです。
連絡で言うなら、「その人にとってどれだけ欠かせない人になっているのか?」です。
その人は、昨日まで貴方の存在を知らずに生きて来ました。
つまり、居なくても生きられたのです。
そして、出会ったことで存在には気づいたものの、どれだけ欠かせない存在になったでしょうか。
見た目が好みだったとしても、それだけで生きる時に欠かせない条件になるとは限りません。
言い換えると、見た目が完全に好みで無いとしても、何かのタイミングがあると恋に発展する可能性があります。
さらに言えば、ある人からの話で、かつての人間は争いや食糧難、種の絶滅を潜在的に恐れているそうです。
過大解釈するなら、人は種保存するために恋愛をして、結婚へと発展します。
言い換えると「なぜ人を好きになるのか?」の理由も、好きになるメカニズムではなく、好きになって「種を維持する」ことを求めれていたからと解釈します。
だとするなら、あの人が好きになってくれない理由は、その人にとって「かけがえの無いない人」ではないからです。
出会うことがなかったとしても後悔しませんし、結ばれなかったとしても自身の人生が終わるとは考えないのでしょう。
つまり、「このことがあの人が好きになってくれない」理由と考えるのです。
そんな風に考えると、誕生日プレゼントをしたり、食事に誘ったりするのは、その人の日常に関わるキッカケだからです。
ビジネスを成功させるためには?
そんな流れで考えると、ビジネスの成功は「良い商品」を作ることではありません。
むしろ大切なことは、その人(消費者)にとって日常生活で不可欠な商品やサービスを生み出すことでした。
つまり、崇高な精神を目指すことで富を得られるのではなく、他人にとって無くてはならない存在であることが、ビジネスの成功に影響します。
人生の侘び寂びを知った年代には、底抜けな楽しさだけでは付いていけません。
楽しさも、ある程度の共感がなければ歩み寄れないのです。
一方で、まだ経験の浅い世代であれば、人生の侘び寂びよりも、ときめきだけで感情を高めることができるでしょう。
つまり、段々と分かってしまうと、単純に楽しいことだけでは満足できません。
否定的に「できない」というよりも、肯定したくても「懐疑的になってしまう」のでしょう。
「人生がそんなに簡単で良いのか?」と。
その意味では、かつて経済界は多くの経験豊富な人たちが牛耳っていました。
しかし、例えばYouTube のような新しい世界観では、そうとは限りません。
つまり、「卓越した能力」が肯定される理由ではなく、「共感される能力」が求められていると考えることはできないでしょうか。
このポイントに気づくことで、もしかすると考えるテーマが一変するかもしれません。
努力しても成果が出ないのは今の時代の特徴で、もうそこに価値がなくなったことに気づいていないのでしょう。