日産「NV200」という選択を考える!
皆さんは、日産の「NV200」をご存知でしょうか?
商業向けの「バン」タイプと、乗用車向けの「ワゴン」タイプがあります。
乗用車向けと言っても、実に簡素な内外装で、ある意味でトヨタ「ハイエース」のような雰囲気を持っています。
また、用途としてはホンダの「フリード+」と比べられるかもしれません。
そもそも、なぜこの「NV200」なのかというと、昨日の記事で紹介した「フリード+」の良さと本格的なキャンピングカーとの違いで明確になった「就寝時の快適性」と「外部からの視界を遮ること」、そして、「断熱性」が問題点だと分かったからです。
しかし、「フリード」は乗用車なので、普段使いがあっての「キャンピングカー使用」になります。
あれもこれもと欲張ることはできません。
その意味では「NV200」に関しても同じで、連泊するような使い方には「工夫」が必要でしょう。
ただ、フリードと異なるのは、「NV200」をベースにしたキャンピングカーがビルダーによって作られていて、コンパクトながら使い勝手にも工夫がされたモデルが見つかります。
アネックスキャンピングカー「ファミリーワゴンSS」はどうでしょうか?
この「ファミリーワゴンSS」は、「NV200」をベースに作られたキャンピングカーです。
ただ、車検証上は「5」ナンバー登録となり、「8」ナンバーではありません。
こみちが注目している「ハイエース」のナローと比べて全長で約44センチも短く、街乗りに便利なフリードなら約14センチ長いくらいです。
ナローでもハイエースなら運転手を選びますが、この「NV200」なら幅広い年齢層が運転できるサイズでしょう。
ポイントは横幅120センチ、奥行き190センチの平なスペースで、2列目シートがフラットにできると評判のフリードと比べてもさらに「平ら」になります。
マットレスに寝袋を使えば、家庭用とはいかないまでもかなり良質な睡眠が期待できると思います。
常設ベッドを備えたキャンピングカーで、クッションにスプリングなどを用いた上級モデルと比較しなければ、「車中泊」では優秀な部類になるでしょう。
特筆すべき装備としては、サブバッテリーがあって、オプションではありますが携帯電話などの充電も可能です。
ただこの辺りは、ポータブル電源を持ち込めば、一泊旅行なら問題なく料理などでも使えるので、ポータブル電源を充電できるかがポイントかもしれません。
一応、ミニギャレー(流し)も付いていて、運転席と助手席の間には7リットルのミニ冷蔵庫も装着可能です。
こみちとしては、車をオフィスとして使いたいので、この「ファミリーワゴンSS」にテーブルがあり、そこで作業できるなら第一段階はクリアです。
さらに、食事となると、冷蔵庫に水を保存できて、あとは調理器具(電子レンジ)が使えればなお評価アップできます。
就寝時の外部からの視界は、本格的なキャンピングカーに比べると少し気を使いますが、カーテンを閉めれば、一応の目隠しにはなるでしょう。
「NV200」の気になるところ
やはり商業向けといることで、十分な走行ができますが、上質という感じはありません。
運転席周りの装備を見ても、ビジネスライクな雰囲気が漂います。
オフ車も好きなこみちにすれば、別に構わないポイントですが、例えば「フリード」と比較すると、1600ccのエンジですが走りの面で気になるのは確かです。
フリード+と比べて、決定的な利点はフラットにできるスペースがあること。
例えば、日中を主に使うなら維持費やリセールバリューを考えて「フリード+」を選ぶでしょう。
しかし、ハイエースでは大きく感じるけれど、軽キャンカーでは少し不安と感じる人には、「NV200」をベースにしたキャンピングカーはオススメします。