快適なプライベート(オフィス)空間を手に入れるには
こみちは過去にもキャンピングカー購入を考えて、あれこれと情報収集していた時期があります。
もう十年以上も前のことで、その頃の購入動機と今とでは少し異なっています。
というのは、キャンピングカーを自身の「スモールオフィス」として使いたいのです。
そのためには、外観的には周囲から目立たない方が嬉しく思います。
ただ、逆を言えば、そこに「キャンピングカーが停まっている」と認知されることが、安全性や無用な不振感を与えないで済むのではないかとも感じます。
例えば実際にキャンピングカーオーナーになっても、気ままに出掛けて車を停められるのかは現実的に気になるポイントだからです。
例えば、一般的な乗用車の車内で簡単な資料作成のような作業をしたい時、ノートパソコンと通信環境が整えられればなんとかなったりします。
しかし、それも窮屈な車内で同じ姿勢を続けられるのは数時間が限界で、態勢を変えたりトイレ休憩にも行きたくなったりするでしょう。
ただ、周囲に違和感を感じさせないという点では、手軽に車をオフィス化できる方法だと思います。
さらにはスポーツカーやセダンのような車ではなく、ハイトボディーのミニバンなどを使えば、空間的な圧迫感も減るので、仕事中も快適さを向上させられるでしょう。
ちょっとしたミニテーブルが車内にあれば資料なども広げられ、さらに効率アップが期待できます。
その流れで考えると、キャンピングカーは快適さが格段に向上します。
なぜなら、キャブコンタイプなら車内で立つことができますし、キャンピングカーによっては発電機もアイドリングも不要で暑い夏でもエアコンを数時間気兼ねなく稼働させられるようになったからです。
しかし、本格的なキャンピングカーは周囲から目立ちますし、よく知らない人にすれば、少し異質な存在に見えるでしょう。
つまり、車内がどれだけ快適でも、国内の好きな場所で長時間滞在するにはそれなりのマナーが大切だということです。
最大はゴミ問題!?
キャンピングカーをいろいろと調べていると、内外装の装備やデザイン、照明の美しさなど、車の魅力や手に入れた後のカーライフが素晴らしいものとして伝わって来ます。
キャンピングカーには、調理用に使えるコンロを搭載したモデルもあって、その方法としてカセットコンロを使っていたりします。
カセットコンロそのものは、スーパーやコンビニでも簡単に手に入るのですが、問題は「捨てる時!」だったりするのです。
キャンプ場などでも、キャンプ道具としてカセットコンロを使う人がいますが、まだ完全にガス抜きされていないままで一般ゴミと一緒に捨てられていることもあるそうです。
環境整備の面から、ゴミの処分は自宅まで持ち帰り行うことを推奨している方も多いのです。
しかし、1週間を超えるような旅行となれば、自宅まで持ち帰ることも厳しいでしょうし、どこかで処理できない場合もあるはずです。
なにより、気ままに旅できることを求めてキャンピングカーを購入したはずなのに、事前に見過ごしていた「ごみ処理問題」で、その楽しさが半減してしまうのはもったいない話でしょう。
特に夏場などは、生ごみも時間が経過すると悪臭も出てきて、一気に楽しいキャンピングカーライフも「ゴミ捨て探しの旅」になってしまいます。
「家庭ごみ」というカテゴリー
スーパーなどで購入した商品を自宅まで持ち帰ると、その後に出した時は「家庭ごみ」と判断されます。
よく、大型商業施設のゴミ箱に「家庭ごみを捨てないでください!」と書かれたポスターが貼り出されています。
そこで、キャンピングカーは「家」なのか「車」なのかのなどの認識によって、買った商品の袋やパック、食べ残しなどのごみ処分が異なります。
もしも「家」と考えるなら、キャンピングカーのごみ処分は「家庭ごみ」と同じ手順でおこないます。
出先では捨てられずに、原則自宅まで持ち帰るしかありません。
各地にあるごみ処理センターでは、地域住民が排出したゴミは指定された専用のゴミ袋に入れて、指定日に出すことで回収してもらえます。
ところが、旅先の自治体に税金を納めていないキャンピングカーの所有者は、当然ながらごみ処理を依頼できる立場にはいません。
さらに、商業施設やガソリンスタンドなどでも、ごみ処分を断るケースも珍しく無いようです。
事情を説明し係りの方からごみ処分の了解を得られれば、心置きなく捨てることができますが、インターネットで調べた限りでは「こんな方法なら安心して捨てられる!」という明確な答えは見つかりませんでした。
それだけに、キャンピングカーを購入したら、「ごみはどこに捨てるのか?」で悩みそうです。
一泊くらいなら間違いなく持って帰れば良いですが、長旅ができるのも魅力のキャンピングカーだけに、「ごみ問題」で悩むことになるとは思ってもいませんでした。
自由にどこへでも行ける。
でも、その土地に暮している人のようにはごみが捨てられない。
ごみ処理問題は、多くのキャンピングカー愛好者の共通した悩みと言えそうです。