移動可能なオフィスと相性のいい職業
キャンピングカーと言っても、車両サイズは幅広く、一般的な車に近いモデルもあれば、モーターホームと呼べるようなモデルまでそろっています。
また、車内をスタジオやオフィスとして使用することもできますが、サイドオーニングを広げたりテントを設営したりすれば、またひと味異なる空間として使うこともできます。
職業として真っ先に思いつくのはYouTuberですが、YouTuberはフリーランスやフリーターのように幅広い名称なので、もう少し具体的に踏み込んでみましょう。
キャンピングカーの特徴は、「移動可能なこと」と「生活環境が整うこと」、さらに「オフィスとなること」です。
移動できることを活かせば、写真家や作家、デザイナーなどが思いつきます。
生活環境が整うことを活かせば、料理研究家や衣服、アクセサリーなどの創作もできます。
オフィスとして使用することで、保険や旅行の代理店、マッサージや理髪店と言ったサービス業、さらに占い師などとしても活躍できるでしょう。
特に、通信環境が整備されたことを受け、今まで以上に「無線環境」や「モバイル環境」「リモート環境」など、「固定されていない」ことが普及したことも追い風です。
職種としてではなく、「レクチャーする」というサービスも簡単に整います。
つまり、料理研究家がライブ配信し、訪れた地のものを取り入れるなどすればさらに「移動」する特徴を活かせるでしょう。
「レクチャー」という要素としは、料理の他に、教師となり様々な内容を仕事として伝えることもできます。
大学受験はもちろん、各種資格や楽器演奏なども含まれます。
キャンピングカーと「専門的スキル」の相性は抜群に良さそうです。
キャンピングカー×通信環境
こみちがまだ20代の頃、スマホも常時接続も手の届かない夢のようなサービスでした。
パソコンもブラウン管を使い、とても厚みのあるモニターは、大きなデスクでもスペースを必要とします。
そんな状況でしたから、「移動」というキーワードよりも「遠隔」という言葉に惹かれていたかも知れません。
もう誰もが幾度も耳にしたであろう話として、携帯電話の普及に伴い、全国各地の居住エリアを対象に通信技術が発達しました。
当時の携帯電話のパンフレットには、「全国の居住地〇〇パーセントカバー!」という宣伝が当たり前のように謳われていたほどです。
高速通信と動画配信。さらにモバイルwifi
日本特種ボディーのSAKURAを紹介するYouTubeチャンネルのどこかで、「SAKURAには全国各地で使用可能なモバイルwifiが搭載可能」と紹介されていました。
具体的には、そのサービス内容や料金に関する紹介はありませんでしたが、そのような情報こそが「これからのキャンピングカー」を印象づけます。
また、更新頻度やアップロードする動画コンテンツのサイズにもよりますが、ある旅Vlogger の話では月に100GByte でも足りないというコメントがありました。
ドコモをはじめとした大手通信会社では、回線速度やカバーするエリアに満足度は高いものの、使用可能なデータサイズや料金面ではどうしても気軽とは言いにくい実情もあります。
UQマックスなどは、そんな大容量通信を求めるユーザーを対象としたサービスを提供し、多くの方々から支持されています。
また、大手通信会社の持つインフラ環境を借り受ける形で、格安の通信サービスを展開している会社も増えました。
条件付きではあるものの、月の通信量が「無制限」とアピールするサービスもあり、どこのサービスを使うべきか悩みます。
様々なサービスを動画配信という形で行う場合には、この通信環境設定もまたキャンピングカー選びのポイントになってきます。
月額使用料4000円!?
例えば通信サービスの利用代金が4000円とし、週に1回の動画配信を行うYouTuberをモデルに試算すれば、単純にチャンネル登録者数は「10万人」程度まで運営するチャンネルを育てる必要があります。
そう考えると、ある程度の認知度が期待できる分野で、専門的スキルを活かしていくことになるでしょう。
以前と比較しても、キャンピングカーを「移動可能なオフィス」として活用する環境が整備されました。
特に通信サービスの利用代金やサービス内容に関して、一歩踏み込んで比較してみたいところです。