「 スモールオフィス」を目指す理由
キャンピングカーの魅力は、短時間でも雰囲気を変えられること。
そして、気ままに「自分時間」を作れること。
文章やイラストを書く時、その独特な空間が必要だったりします。
今までは、ノイズキャンセリング機能が付いたヘッドホンを付けて、たとえ隣りに誰かが座っていても文章を書いてきました。
でも、ホンネを言えば、音楽で誤魔化さなくてもいい「スモールオフィス」が欲しいのです。
晴れた日に「キャンピングカー」で出掛ける!
いろいろなキャンピングカーを見比べながら考えるのは、青空の下を走る景色です。
川沿いに車を駐めて、サイドオーニングを出せば、心地よい微風に吹かれながらコーヒーでも飲む姿を想像します。
ノマドワーカーでしたから、喧騒を離れて仕事ができれば、どんなに心地よいかと思うでしょう。
例えば、自家用車でも、トランクに折り畳みチェアーと携帯のガスコンロ、水とインスタントコーヒーを持ち込めば、ブラックコーヒーを楽しめます。
こみちはバイクツーリングも好きで、オンもオフも乗っていましたが、特にオフ車で山を登った時は、砂利のある地べたに腰を下ろして、コールマンのガソリンバーナーでコーヒーを入れたものです。
寒い冬場、オンロードバイクでツーリングに出掛けた時に、自販機で熱い缶コーヒーを買っても、手のひらを温めながら飲むコーヒーも十分に美味しいのですが、また少し味が違って思えます。
猛暑日でも、エアコンの効いた車内に戻ればいつでも快適で、車窓から自然豊かな景色を眺めるのも贅沢ですが、ホンネを言えばバイクツーリング以上の高揚感は得られないでしょう。
でもキャンピングカーの良さは、自然との距離ではありません。
程よい旅気分と、日常からの変化だからです。
雨の日にキャンピングカーを楽しむなら
雨が降る日、バイク乗りはレインウェアを着て、ただ目的まで急いで走るしかありません。
ヘルメットのシールドは吐く息と高い湿度で曇ってしまい、シールドを開ければ雨粒が肌を刺します。
何度も経験していますが、バイクを乗っていても楽しいとは思えません。
これが車となると、雨に濡れることもなく、でも打ち付ける雨で車内だけが自分の空間で、どこか世界から取り残されたような錯覚に陥ります。
だからアップテンポな曲を流すよりも、静かな音楽を少しボリュームを落として聴いていたい気分です。
キャンピングカーで雨の日を過ごす時は、エアコンを点けて除湿もしたくなります。
車内で仕事をするだけなら、大きなサブバッテリーで、気兼ねなくエアコンを使い続けたいところでしょう。
でも、息抜きにレンジで調理する以上の、例えば車内で焼き肉をしたいと思ったら、「換気」も気になってしまいます。
いろんなキャンピングカーを見比べると、キャブコンタイプでは天井に換気扇があり、バンコンタイプなら限られた車種で装着出来るようです。
そして、多くのユーザーから支持されているのが「マックスファン(=MAXFAN )」という換気扇です。
大きな特徴は、吸排気口が下向きになることで、雨天時にも使用できることでしょう。
例えば、こみちがお気に入りの新型サクラの場合、天井に5枚までのソーラーパネルを乗せる時はこのマックスファンを装着できるそうです。
でも、サクラの魅力は、アイドリングする使用しないで快適な車内環境を維持できること。
エアコンはもちろん、ポットでお湯を沸かしてコーヒーを入れたりできることも重要です。
ソーラーパネルを6枚までつけると、詳細情報は分かりませんがマックスファンとは異なるメーカー不明の円形の小ぶりなベンチレーターがつきます。
インターネットで調べる限り、マックスファンを付けると、割に静かで効率的に換気できるみたいです。
また、開放型のベンチレーターなら雨漏りの心配をしてしまう時も、気軽に使えるとのこと。
ただ、遮音性や遮熱性は期待できないので、外カバーが冷えると車内で結露し、水滴が落ちてくることもあるみたいです。
その意味では、調理中に使えるベンチレーターが付いていないことも臭いのこもり具合によっては気になります。
YouTuber によるレビューで車内調理している方もいますが、臭い残りに関して明確な感想を得ることができませんでした。
それだけ気にならないってことなのでしょうか。
いろんなキャンピングカーを見比べて、完全無欠なモデルはとても高価で国内の道路事情に合わないでしょう。
つまり、キャンピングカーは、目的を決めることが最も重要なポイントだと思います。
今のこみちで言えば、スモールオフィスとして最適なモデルで、調理にどれだけ趣きを置くのかということ。
電子レンジとお湯を沸かすまでなら、臭いはそれほど気にしなくても、ベンチレーターと窓を開ければ十分ではないかと思います。
ただ雨天の場合、開放型のベンチレーターは雨の侵入が気になりますし、風の強い日は窓からも雨が吹き込んで来ることもあるでしょう。
そんな日は、換気を必要としない方法を選べばいいのであって、全てを網羅する必要はないのかも知れません。
車内に響く雨音も、最悪はノイズキャンセリングヘッドホンを使えば気にならないでしょう。