ミニマリストとキャンピングカー

 ミニマリストとは?

最低限のアイテムで、できるだけ物を持たなずに生きるスタイル。

そんな人にとって、キャンピングカーはちょっと違うと思う人もいるのではないだろうか。

でも、ミニマリストの考え方は、できるだけ少ないアイテムで暮らすこと。

3着だからミニマリストで、10着ならミニマリストではないと判断するのはちょっとどうだろう。

例えば、「それどこが違うの?」をいう物がいくつもあって、使っている本人も本当はいくつ持っているのかも分からないというのは「ミニマリスト」とは呼べないだろう。

その考え方で言えば、キャンピングカーを持つことがミニマリストに反するというのはちょっと違う。

自宅とキャンピングカーの両立をしっかり確立させていて、自分自身の生き方に無くてはならないものとなっているなら、「最低限」というミニマリストの考え方にも当てはまるはずだ。

今までこみち自身、「ミニマリスト」だと思ったことがない。

でも、持ち物を見ると、どれもが無くては困るものばかりだ。

ここ半年、一度も使っていないものといえば、以前、ジムニーに乗っていた時に買ったお一人様ようホットプレートくらいなものだ。

ニトリで購入した1500円前後の商品で、自宅で試しに使ったものの、それ以降ジムニーで使う機会もないし、しまったままになっている。

それでも、ものは圧倒的に少ないし、あるものはほとんど毎日使う。

洋服なども同様で、ここからどれか一本減らすとなれば、これまで使い分けしていたルールを変更し、組み合わせから見直すことになるだろう。

そもそも「ミニマリスト」を目指す理由って何だろうか。

大人になり、自分らしい生き方を持っている。

働き方もそうだし、洋服や鞄、最近ではiPadなどのデバイスもそうだ。

どんな生き方をしたいから、自分にはコレが必要なのだ。

逆に、コレを買うために、自分の生き方を変える方が稀かもしれない。

例えば、キャンピングカーを欲しいと思う時、あったら楽しいだろうなぁと思うよりも、こんな風に旅をしてみたいから「キャンピングカー」があると便利だろうと思う。

いろんなタイプのキャンピングカーが市販されているけれど、そのどれでも良いのかというとそんなことはない。

むしろ、「このキャンピングカーがいい!」とほぼ一点買いに近い。

それが高くて買えないから、別のキャンピングカーでもいいとは思えない。

だったらキャンピングカー購入を断念して、自分が望む旅スタイルをもう一度整理してみたい。

その時、別のキャンピングカーが候補になることもあれば、キャンピングカーではなくゴールドウイングが良かったり、海外モタードが欲しくなるかもしれない。

つい最近、新しいiPad airが発表されたけれど、新しいから欲しいというのではなく、今のiPadではできないことが、自分がずっと我慢していたなら新しいiPadが欲しくなるだろう。

今の機能で不足を感じることはない。

むしろそこではなく、iPadを持ってもっといろんな場所に足を伸ばしてみたい。

その理由は、この年になって思い出す20代の頃に経験した野宿ツーリング。

装備品を最低限にして、1人用テントくらい持って、かなり不自由だけど、どうにか工夫すればできなくもない生活。

3日も経てば、本当に必要なもの以外は要らないと思える。

こみちは昔から変幻自在で、万能なものを好む。しかも軽量コンパクトなら最高だ。

つまり、もともとが「ミニマリスト」思考だったようだ。

居心地のいいキャンピングカーがあれば、今の自宅は要らないと思うかもしれない。

でも、キャンピングカーが使うことで、固定された住居の良さを知るかもしれない。

複数の経験を、1つの生き方で実現できることは、最低限のもので生きることとは言えないだろうか。

一見すると相反しているように思えるミニマリストとキャンピングカー。

でも、考え方次第では、共通した生き方が隠れているかもしれない。

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