ハイエースをベースにしたキャンピングカーって!?

 ハイエースをキャンピングカーのベースに使うと…

皆さん、最近は年代を問わずキャンピングカーが人気なのをご存知ではないでしょうか。

こみちも10年以上も前から欲しい欲しいと思いつつも、未だに眺めているだけです。

その間はと言うと、スズキのジムニーに乗っていまして、もう手放したのですがこのモデルもまた人気急上昇になっています。

少し脱線させてもらうと、ジムニーって運転していて「面白い車」です。

どう面白いのかというと、250ccや125ccのバイクに似た感覚なのです。

バイクにも車にも乗らない人には、少しイメージし難いかと思いますが、「使い切れる良さ」があります。

これがパソコンだと、本当にイライラすることになるのですが、車やバイクというのはスペースが高いから良いとは限らないですね。

なんだか一体となって頑張っているという感覚が、ドライバーやライダーに高揚感を与えるのでしょう。

話を戻しまして、キャンピングカーをバイクのような感覚で選ぶのか、パソコンのような感覚で選ぶのかは、とても重要なポイントなんです。

先日、紹介させてもらった「日本特種ボディー」のSAKURAは、もうパソコン選びと同じで、本当にハイスペックだから、使う側の都合で何でもしてくれる存在です。

まぁ、自宅っぽいんでしょうかね。

でもテント生活をするキャンプって、例えばトイレや食事がいつもより少し大変になります。

でもそれが、邪念を払ってくれて、例えば焚き火の炎をただ眺めているだけなのに、スッキリとした気分にさせてくれます。

つまり、不便も使い方を間違えなければ、良い効用が得られるということです。

さてさて、ここまでズラズラと話して来たのは、キャンピングカーを作るのにハイエースをなぜ選ぶのかと言うこと。

例えば、トヨタのWebサイトで、現行型のハイエースを調べると、いくつか大きさの異なるモデルが存在します。

そして、小回りのし易さを比べる「最小回転半径」と呼ばれる項目があるのですが、最もコンパクトなモデルで5m、最も大きなモデルなら6.1mと表記されています。

ちなみに、取り回しに苦労したジムニーは4.8mで、四駆故にハンドル切れ角が少ないからだと思います。

コンパクトカーに乗り換えると、「この道でUターンできるんだ!」と何度も感心したほどです。

それくらい、最初回転半径って、確認しておくべきポイントなんですよね。

さてさて、SAKURA の場合、4.8mでした。

そうなんですね。大きさはかなり違いますが、小回りのし易さではジムニーと同じなんですね。

それだけトラックっていうのは「働く車」なので、使い易く作られています。

ハイエースをキャンピングカーに選ぶメリット

ハイエースをキャンピングカーのベースに選ぶ理由って、「一般車両に馴染むこと」に尽きると感じます。

旅先ならともかく、あのSAKURA ってどうして存在感がありすぎて目立ちます。

どこから見ても「キャンピングカー」なんですね。

でもハイエースを使ったキャンピングカーって、あまり車に詳しくない人が見れば、他のハイエースと同じに見えませんか。

それが大きなポイントで、どこに行ってもさり気なく過ごせるところが「程よい」のです。

つまり、使い切れる250ccのバイクみたいな感覚に似ています。

そもそもハイエースとは?

一般車両としては、人や物を運ぶ車です。

トヨタには、アルファードやボクシーのようなミニバンも販売されていますが、ハイエースと比べると乗り味がかなり異なります。

ラグジュアリーとか、上質感とは異なり、無骨でタフな印象がハイエースなんです。

そして、いくつか異なるモデルがありますが、横幅では2タイプ、高さで3タイプ、長さで2タイプあります。

最もコンパクトなモデルの場合、全長は約4.7mです。

そして室内幅が154センチほどなので、横向きに人が寝られない長さです。

高さも132センチほどで、膝で立つイメージでしょうか。

では最も大きなモデルならどうかというと、横幅が173センチとなり、標準的な成人男性なら真っ直ぐに寝ることができるでしょう。

そして、高さは163センチ。このままでは真っ直ぐ立つことは難しいですね。

忘れてはいけないポイントが、そのモデルを選んだ時の最小回転半径は6mを超えること。

そして、全長がSAKURA より20センチ長いという点です。

ハイエースを使ったキャンピングカーで確認してみよう!

こみちがハイエースベースで好きなキャンピングカーは、トイファクトリーが手がけるモデルです。

昔からファミリーよりも個人的に使いたかったので、「夫婦旅」というキーワードが印象的でした。

その中でも最もスペシャルなモデルが、「VOGUE ALTAMODA」になるのです。

就寝定員が大人2人という割り切りが魅力でしょう。

例えば、こみちがイメージするように、スモールオフィスとして活用したい場合、車内での調理はせいぜいレンジでの温めくらいにして、冷蔵庫に冷たい飲み物が入っていたら嬉しいというのなら、もう大掛かりなキッチンは不要です。

ただ気になるのは、オプション扱いになるソーラーを装着して、どれだけエンジンを掛けずにエアコンを使い続けられるかでしょうか。

エンジンを掛けた車が近所に止まっていたら、「あの車何?」ってなるでしょう?

それでは結局、スモールオフィスとしての使い勝手は悪いからです。

参考価格は、税抜きで749万円〜。そこにソーラーパネルの設置をオプションで頼むことになります。

40リットルの冷蔵庫と電子レンジは標準で付いていますが、エアコンもオプション扱いみたいです。

忘れていけないポイントがもう一つ。それが、リアタイヤがシングルということです。

ハイエースベースということは、そこを変えるのはかなり大変だと思いますし、ダブルタイヤのキャンピングカーってあるのでしょうか。

高さに関しては、SAKURAよりも50センチほど低くなりますが、車高が2mを超えるので立体駐車場によっては使用できないこともあります。

SAKURAの場合は3mを超えるので、ほぼ使用不可能でしょう。

また縦横の寸法で言うと、一般的な2m×5mの駐車場には収まりません。

街に溶け込むハイエースですが、キャンピングカー仕様となるとそれなりに大きく、高さ以外でキャブコンよりもコンパクト感は感じません。

また回転半径やリアタイヤのダブル化では、キャブコンよりも気になるポイントもあるほどです。

そうなると、キャブコンタイプがどうしても苦手な人が、ハイエースベースを選ぶことになるのでしょうか。

食事を温め専門にし、トイレも要らないと割り切れたら、それこそ手軽な「軽キャンカー」を選べるのですが。

やはりキャンピングカーって悩ましい車ですね。

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