スモールオフィスとして考えるには
こみちがキャンピングカーに再び興味を持つようになったのは、昨今の技術進化があったからです。
約10年前、国産のキャブコンモデルは、多くがシングルのリアタイヤを装着していて、車部分に大きなシェル(キャンピングカーの箱部分)を背負っている印象でした。
そこに置いておくだけなら問題ない話でも、キャンピングカーは海や山、足場の悪いところも走ることが想定されます。
キャンピングカーライフを楽しむためにも、ベース車の性能にも着目しなければいけないと感じました。
ここ数年前から、大手のキャンピングカービルダーがトヨタのカムロード(リアタイヤダブルタイプ)も選択できるようになったことは嬉しいニュースです。
しかしながら、購入者の立場とすれば、気軽にキャンピングカーライフを楽しみたい時、ベース車の安全性以上に、車内の装備やレイアウトに関心が向くのも仕方ないところでしょう。
こみちもキャンピングカーでいろんな所に行ってみたいと思う一方で、スモールオフィスとして「仕事場」にしたいとも考えています。
キャンピングカー選びの知っておきたいポイント
内装や装備品は、人によって必要なものが異なって来ます。
純粋にキャンパーとして車を選ぶのであれば、走破性で定評のあるジムニーをチョイスし、旅先ではテントを設営するスタイルもあるでしょう。
その反対には、ホテルや民宿に泊まりながら旅するスタイルです。
つまり、キャンピングカーというのはこれらの中間的なスタイルで、エアコンを常時稼働させたい人もいれば、冷蔵庫が使えれば十分だと考える人もいるのです。
こみちとしては、旅先でテントを設営するつもりはありません。
もしもテントを設営するスタイルなら、車ではなく、バイクを選んでいるからです。
つまり、キャンピングカーを選ぶ理由は、どこでも自由に「仕事場にできる」ということだからです。
最大930wの発電と760Aのサブバッテリーがもたらすキャンピングカーライフ
こみちもまだまだ知識が不足していますが、キャンピングカーで家電を使う時に知っておきたいポイントが、「サブバッテリー」の存在です。
この「サブバッテリー」、先ずは「サブ」という点ですが、これはキャンピングカーが車で走行に必要な電力を確保するバッテリーがあることに由来します。
そして、「サブバッテリー」は、スペックとして〇〇Aという表記がされますが、この全てを使える訳ではないみたいです。
その理由は、バッテリーの劣化と関係していて、キャンピングカーならある程度の余裕を持っておきたいところなのです。
その余裕を作り出す方法として、(スペックとして)大きなバッテリーを用意するか、ソーラーパネルや発電機で充電して行くか、又はその両方使うことになります。
最大930wの発電ができるソーラーパネルを搭載しているということは、理論値にはなりますが930wで動く家電を永遠に使えるという意味です。
実際には太陽の照り具合やパネルのロスなどもあるので、3割程度と考えるのが基本になっています。
つまり、300Wくらいの発電が見込めるということで、760Aのバッテリーを0から(そもそも0から使えないのですが)フル満タンにするには、計算上30時間くらい必要です。
この760Aのサブバッテリーの大きさがポイントで、キャンピングカーで家電を1日使うと100A程度必要になるとも言われます。
一泊旅行ということであれば、760Aのサブバッテリーがどれだけ心強いか分かるでしょう。
加えて「SAKURA 」の場合には最大でソーラーパネルを6枚、930W の最大発電力があるのは大きな魅力です。
例えば軽キャンピングカーの代名詞ともいえる「ラクーン2」の場合、搭載されているサブバッテリーは「105A」になります。
バッテリー容量を全てを使えないのはもちろんですが、理論値でエアコンまで稼働させると一泊でも電力不足になる計算です。
そのためには、大きなバッテリーを用意するか、発電機やソーラーパネルを使うか、そもそもエアコンや電子レンジを使用を諦めることになります。
ベース車がSAKURAの場合は2トントラックですが、ラクーン2は軽トラックなので、そもそも対価荷重も大きく違っていて、重い設備を気軽に増やすのはバーストや横転と背中合わせなのです。
つまり、ベース車を選ぶこと。サブバッテリーの容量を知ることで、そのキャンピングカーでできることもある程度イメージできるはずです。
その意味でも、日本特種ボディーが販売する「SAKURA 」は、キャンピングカーだけでなくスモールオフィスとしても完成度が高いことが想像できます。
✳︎ちなみに、日本特種ボディーの公式サイトによると、標準仕様ではソーラーパネルを4枚装着していて、その発電力は560w。サブバッテリー容量も12V換算で400A(h)と表記されています。
最大発電力930w。バッテリー容量760Aについての表記は、キャンピングカースタイル2020年2月27日(https://camping-cars.jp/camping-car/7815.html)より引用させていただきました。