初心者にとって接地のタイミングは…
初心者の頃、接地がどれだけ走りの中で重要かさえ理解していませんでした。
それ故に、ランニングをする時も全く異なる部分に気を取られていました。
あれこれと走る中で学び、試行錯誤も繰り返して、約2年半の時間が流れて今は「接地」が何よりも大切だと思うまでになりました。
言い換えれば、最初から「接地」を意識して練習していたら、もっと早く上達できていたのではとも感じます。
ただ、「接地」をどう意識すれば正解なのかが分からないと、反復練習することもできません。
今朝のランニングで無意識にしていたこと
今朝のランニングで、「接地」して分かったことがあります。
それが、「足で地面を押す」という感覚ではなく、「体が押し上げられている」という感覚があったことです。
結果、キロ3分の後半で走れていました。
ケイデンスが普段よりも低かったのですが、一歩毎の前に弾む感覚は強くはっきりと伝わり、少し荒い感じの走り方ですが、それでも「乗り込み」が上手くできていると分かります。
つまり、適切なタイミングよりも早く接地してしまうと、足だけで地面を押すなり掻くなりしてしまいますが、肝心な体は動きのまだ後ろにあって、パワーの恩恵を受けられません。
それはつまり、無駄に足が動いているだけになってしまうので、接地はもっと遅くていいのです。
テレビで陸上選手が器具を使ったトレーニングの光景を放送していて、足を20センチくらい縮めた状態から真っ直ぐに伸ばす動きを行っていました。
この動き、正にランニングで足を落として接地前のセットした状態で、言えばそこから地面に向かって体を下から突き上げる方向に押し込む動作そのままでした。
脚力を鍛えるトレーニングと思って、ただ足で押すだけの練習をしてしまうと効果も半減しますが、体を突き上げる動きと理解して行えばより効果的だと思います。
結果を急ぐあまり、動きの目的も理解せずに繰り返すよりも、少し遠回りでも動きを先に理解してから段々と反復練習した方が結局は近道に思えます。
実際に走っていても、そのタイミングで接地するとやはり速く走れてしまうし、タイミングを外して頑張っても、いい結果には繋がりません。
手足の動かし方も大切ですが、接地のタイミングを理解しないことには何も始まらないのも事実です。
初心者だから後でもいいという話ではなく、最初から正しい接地のタイミングを感覚的に理解していれば、そのフォームで間違えていないかも自身で分かるのではないでしょうか。
正しい動きは、多くのトレーナーが繰り返し説明されているのに、全く違う動きばかり気にして、こみちはかなり遠回りして来ました。
以前にも観ていた動画コンテンツを久しぶりに見返したら、しっかりと重要だと説明されていて、「ちゃんと重要だと言ってくれていた」と今になって気づきます。
分からないまま頑張るのではなく、目的を理解して練習した方が結果に早く到達できます。