理想のランニングフォームを探して

 「清水空跳」選手のフォーム

短距離走で注目される「清水」選手ですが、特にアップ中のフォームを見て、正に理想的な体の使い方でした。

特に接地の位置とタイミングを見て感じたのですが、普段ランニングをしていても同じようなタイミングで走れた時は確かにスピードに乗ります。

男子の100mのレースシーンをスローで再生し、各選手の接地位置とタイミングを再確認してみると、わずかですが接地位置やタイミングに差を見つけられます。

たまたま見ていたレースでも、少し接地がズレて感じる選手が後半に上手くスピードに乗せられていなかったのですが、個人的な感想としてはベストな接地のタイミングがトップスピードをキープさせる動きになっているので、やはりそうなるよなぁと思いました。

以前、サニーブラウン選手の動画を観ていた時に、彼がアメリカで指導を受け、コーチからそれまでに蓄積した理想的なフォームの中から目指すべきフォームを提案されているのを知って、アメリカでの指導がとても先を進んでいると感じます。

清水選手だけでなく、中長距離の選手も含めて活躍されている選手は、ベストな接地位置とタイミングで走られていました。

つまりその上で、身体的なパワーが加わり、優秀な結果を残しているのでしょう。

「桐生祥秀」選手のフォーム

桐生選手がバウンディングをされていた映像を見て、こみちは初めてバウンディングを知りました。

ただ、桐生選手のフォームは爆発的なパワーが見るからに分かるので、素人のこみちでは参考にはできません。

ですが、アップ中の動きなどを見ていて、目指すべき動きを教えられたと思います。

桐生選手にしても、清水選手にしても、他のトップアスリートも含めて、何気なく練習されているシーンが映像で見つけられますが、やはり理想的なフォームであることが分かります。

そして、同じレースで下位になってしまった選手たちに注目すると、パワーは遜色ないのに結果には繋がっていないように思えて、その一つの要因が「接地」に関することに思えます。

個人的に調べてみると、100mでは後半に接地のタイミングがズレてしまう選手がいます。

理由はバテからくるものですが、トップアスリートでも100mを全力で走り切っている訳ではなく、後半は失速との戦いです。

疲れてからストライドが伸びると、多くは接地のタイミングが早くなり、接地がもたついてしまいます。

結果的に失速を早めてしまいます。

指導でも後半こそピッチを上げるように聞きますが、それは接地位置とタイミングを維持させるためだと感じます。

接地がズレていなければ、急激に失速することはないので、ストライドが少し短くなったとしても、思うほどタイムは落ちません。

今までランニングして思ったことが、トップアスリートのフォームを見て、ある部分では真似られることもあって、それがまた走るモチベーションになります。



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