国内ではマラソンと駅伝
学生や市民ランナーのような、アマチュアのランナーは、走ることを趣味の一環と考えているでしょう。
つまり練習時間は、許された時間を使って、行う趣味に過ぎません。
一方で、社会人ランナーやプロランナーになると、練習も仕事の一環となり、気分で走ることはしなくなるでしょう。
もちろん、アマチュアのランナーでも、しっかりと走行計画を立てて、練習に臨んでいる方もいるとは思いますが…。
言いたいのは、「そのスポーツ」を仕事にできるのかということ。
毎朝、ランニングして思いますが、たった5キロだとしても家を出て走って帰宅してシャワーを浴びてまでで1時間くらい必要です。
まして移動時間がもっと掛かる場合は、5キロでも10キロでも、練習時間はそう変わらなくて、むしろ思いつきで3キロだけ走るというような取り組み方はかなり非効率です。
つまり、プロランナーのように走ることだけに専念できる人と、別の仕事をこなしながら合間に練習するアマチュアランナーとでは、その人の限界性能を発揮させられる可能性も変わるということ。
「動画配信」という選択肢
個人がテレビ局のように、コンテンツを世間に発信することなど、今までではコストや環境整備の面でほぼ不可能でした。
それ故に、テレビ局は大きなアドバンテージを持っていて、テレビ局に就職することは容易ではなかったはずです。
しかし、今の時代、動画配信は誰にでも簡単に始められます。
ランナーで言えば、トップランナーのみに許されたものではなく、また競技レベルの高さも以外と問われません。
上級者向け、中級者向け、初心者やこれから始めたい人向けなど、どんな人に届けたいかでも内容が変わるからです。
また、ランニングと言いつつ、映像やグルメなど、コンテンツとしてのトピックを設けてもいいので、技術面の解説ばかりが望まれているとは言えません。
これはランニングに限った話でもなく、同じような内容でも視聴されやすいコンテンツと、一般的な評価とは異なり、あまり視聴されないコンテンツができてしまうのも、よく聞く話です。
つまり、いわゆるエリートランナーだから、動画配信でも成功できるということではなく、ランニングとは無関係な指標で、成功が決まります。
なので、例えばアマチュアランナーでも、走るだけではなく、動画配信を見据えて活動することも視野に入れれば、もしかするとプロランナーでもないのに、走ることを仕事に変換し、合間で行っていた練習に、もっとしっかりと浸ることができるようになるかもしれません。
プロ、アマ問わず、大きな大会で優勝できるのは1人しかいません。
その優勝者は、テレビや新聞で取り上げられるかもしれませんが、惜しくも競り負けたランナーはさらに取り上げられる可能性も低くなってしまうでしょう。
ある意味で、陸上競技の世界はかなり過酷で、練習に投じた努力が、評価として認識されるのも簡単ではありません。
競技者としてのピークを迎えた後、その後もどう競技と関わっていくのか。
それを考えた時に、アマチュアランナーは趣味として割り切れることも大切になります。
走っていて思いますが、市民ランナーとしてはケガなく終えられることが一番で、タイムや順位などはそのあとの話です。
最近、こみちもキロ4分ペースで走っていることが増えました。
でもキロ4分ペースで走っても、速い訳でもなく、トピックとして広く興味深い話ではありません。
でもそこにまた別の意味が加わることで、もしかしたらコンテンツとして人気が出ることがあるかもしれません。
明確にこうだか結果はこうなる。
そんな断定的にははこびませんが、でも視聴されやすいコンテンツが作れれば、好きな走ることにさらに没頭できます。