ジョグペースが速い人と遅い人

 「上級者」に共通する特徴

ランニングやマラソンに限らず、スポーツや仕事などでも、上級者には共通点があるように思います。

ここで言う「上級者」とは、いわゆるレースに強いランナーを指すものではありません。

と言うのも、強いランナーが必ずしも高スペックとは限りませんし、勝負強くなければ強いランナーではないからです。

「上級者」とは、経験豊かで、基礎がしっかりと行える人です。

ランニングで言えば、手足を含めた体の使い方が理に適い、しかもそれを高精度に行える能力があります。

そう考えると、上級者がジョグをするとどれくらいのペースで走るでしょうか。

ペース走などとは、トレーニングの目的が大きく異なるジョグなので、使用するシューズも高反発なレースシューズではないでしょう。

ただし、あまりにレスポンスが違うシューズでも走りづらいはずで、過度にサポート力が強過ぎても好みに合わないかもしれません。

しかし、上級者の人は、自分の実力を発揮させた時に、どれくらいのパフォーマンスが行えるのかもよく理解しているので、街中でジョグをしていて他のランナーのペースでリズムを崩したりしないでしょう。

というのも、ジョグにはジョグをする目的や効果があって、その練習をしていることを考えれば、想定外のリズムやペースで走ることは望まないからです。

この辺りの理解がしっかりあって、「トレーニング」の意味や目的も明確故に「上級者」なのでしょう。

心地よい心拍数は人それぞれ

こみちがランニングしていて、息苦しいと感じる時の心拍数は190bpmを超えた辺りです。

180bpmまでは、息苦しさと心拍数に明確な関係性がなくて、150台でも感じたり、180でも平気だったりで、時計の盤面を見て「そうだったのか?」と後から認識します。

今朝のランニングで言えば、前半部分のキロ4分後半の時に最大で176bpmまで心拍数が上がり、そこから段々とペースを上げたのですが、心拍数は140台まで低下し150台になりました。

5キロを通じて、心臓がバクバクとなり呼吸も大変になるというような状況はなく、辛さの原因は筋力に溜まる乳酸によって重くなったことです。

とは言え、後半に入ってからキロ4分10秒、キロ3分50秒とペースアップできました。

でもこのペース、こみちにとってジョグペースなのかというとそうではないでしょう。

なぜなら、スタミナ強化をジョグと考えると、やはり脚力を上げる部類の練習になっているからです。

やはりキロ4分40秒からキロ5分、5分30秒くらいが、足も使わずにただただ走っているように思うので、今朝のランニングの後半部分(4分前半)はやはり強度が高いと感じます。

心拍数の数値も安定しているので、5キロで終えるのではなく、プラス2キロくらい走れればスタミナの向上も期待できるでしょう。

ジョグペースが3分台って?

ラストではなく、全体としてジョグペースが3分台前半ってことがあるでしょうか。

そんなランナーなら、レースペースが2分台でしょう。

種目が3000mや5000mなら、普通にそんなペースがジョグになるのかもしれませんが、ジョグをフォーム作りや確認に当てているなら、やはり少し速すぎるように思います。

それこそカーボンシューズを履いてジョグしてしまうようなもので、履き心地やフォーム確認ならまだしも、速く走るためなら、もはやジョグとしての意味を失ってしまいます。

上級者にもなれば、足が軽快回ると思うので、少し気分よく走るだけでキロ3分台になるのも理解できますが、速いから凄い訳ではなく、練習が無駄にならないように走れているのかが大切です。

キロ5分ペースでジョグしているランナーが、少ししっかり走ってキロ3分台ペースということは珍しい話とは思いません。

これがキロ2分30秒も切ってしまうと、短中距離走の選手なのかもと思ってしまいますが。

それ以上にジョグペースがどれくらいなのかよりも、キレイなフォームで走られるランナーを見かけた方が、「上級者」なんだろうと思ってしまいます。



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