キロ５分ペースと…
こみちの場合、キロ５分ペースで走っている時のストライド幅は110センチ前後です。
ケイデンスが180spmとすると、そのテンポでリズミカルに体が動いていたらキープできるスピードです。
足を高く上げるとか、前に頑張って出すとか、そんな意識は「０」で、ただ足を普通に動かしている感覚です。
一方、最近ふと出しているキロ４分20秒ペースなら、ケイデンスを185spmに上げてストライド幅が120センチになると到達しています。
最近の気づきとして、静止状態から加速した場合、ストライド幅はあまり広くなりません。
短距離だから、180センチ近いということではないのです。
というのも、ストライド幅は歩幅ではありますが、体が空中移動している距離で、巡航速度が上がることで決まる数値です。
つまり、加速区間は足を使ってスピードを上げて、そのスピードを低下させないようにストライド幅を保ちながら走ることになるからです。
なので、ペースによって変化するストライド幅は、走っていてもあまり分かりません。
ジャンプした距離というよりも、地面をしっかりと押し込んだ力の方が影響します。
キロ３分30秒ペースでも同じで、ケイデンスが190spmだとしても、ストライド幅は自分で広げるものではなく、スピードに伴い拡大されるものなのです。
足を地面に伸ばして、腰を切るスピードを保ち続ければ、そのペースで走り続けられます。
こみちの場合、キロ３分30秒ペースだと段々と腰を切る準備が間に合わなくなり、ペースが安定しません。
キロ５分ペースの時は腰は動いているだけで良かったのですが、ペースが上がると着地前に準備をしていないと切れのある動きにはならないのです。
体が動いて来たら、キロ４分20秒ペースには到達しても、その流れではキロ３分台には到達しません。
ケイデンスはほぼ同じでも、ストライド幅が20センチくらい違うからです。
接地して、どのタイミングで地面を押して前に振り出すか。
このタイミングが遅いとペースは上がってくれません。
なので、しっかりと接地前に足が準備できていないと上手くは走れません。
ランニングのフォームであっても、ショートインターバルなどで、フォームを意識していれば、キロ３分前半になることは分かっています。
やはり、キロ５分ペースとは準備の早さが違います。
昨日の６キロと８キロの疲れもあって、今朝はキロ５分30秒ペースでも走りました。
ゆっくりペースだから楽ということもなくて、ランニングエコノミーのいいのは、キロ４分40秒ペースです。
これより早いと準備に忙しいですし、逆に遅くなると接地前後でパワーを使います。
どうすれば、コンパクトなフォームでしっかりと進めるのでしょうか。
大きな動作ではなく、コンパクトで一気にパワーを出せるようなフォームが身につければ、もう少し楽に走れると思うのですが。