今朝走りながら考えていたこと
ランニングフォームを考える時に、「膝関節」があることで難しくしているように感じました。
そこで、膝下の動きを自然に任せて、「膝頭」をどう動かしているのか観察しました。
キロ5分ペースから始まり、中間部分はキロ4分10秒ペース、最後がキロ3分09秒ペースで終えたのですが、肝心な膝頭は前方に向かって多くても40度、多分30度くらいまで振り出して、後方には体の「真下」を限界に動かしていました。
ただ、ペースが上がると、接地している間に体がより前に進むので、どうしても地面から持ち上げる時に体の後ろになってしまいます。
それでも、接地を素早く捌くことで、前に振り出すタイミングを早めれば、「真下」を保つことは不可能ではなりません。
厳密には体の後方に流れているのかも知れませんが、走っているこみちの意識としては、前に30度振り出して真下でまた前に振り出すを繰り返していた感じです。
もう一つ言えるのは、骨盤の動きがかなり大きいということ。
「足を動かす」と言いながら、実際には骨盤の前後方向の動きはかなり大きくて、少し誇張した言い方をするなら、足を動かすタイミングに合わせて、45度くらいは骨盤を前後方向に動かしています。
というのも、ランニング中の空中移動しているタイミングで、骨盤の動きが大きいと体も横向きになるほど捻れてしまいます。
頭を前に向けていますが、体に合わせてしまうとまるで横に飛んでいるような感覚になります。
その姿勢を空中で捻り直し、後ろにある足を前に振り出している感じです。
ストライド幅は、130センチからペースアップして150センチ、160センチに拡大されるのが最近の傾向です。
ストライド幅の拡大は、足の可動域の広さではなく、足はケイデンスのためにもできるだけコンパクトにするべきで、その分だけ骨盤の動きを増やすことでしょう。
さらに言えば、骨盤の動きも大きいことが良いというものではなく、いかに接地のタイミングに合わせて強く早く動かせるかなので、「グッ」と地面を押し込むことにフォームは集約されるのでしょう。
まだランニングを始めたばかりの方や、こみちのように2年前後の方など、もう少し速いペースで楽に走りたいと思っている方なら、骨盤の動きが積極的に使えるようになると、キロ4分から4分30秒のペースで走れるのではないかと思います。
足の振り幅ではないので、足を無理に大きく動かすことよりも、骨盤から動かすように意識した方が良さそうです。
今朝、走りながら膝頭を観察して、そんなに大きく動かしていないんだなぁと改めて感じました。