濃霧と暗闇の中で5キロのランニング

闇に向かって 歩くのが怖くて…

今朝はとても濃霧で、川辺のコースは街灯もないので、照らしているライトだけが頼りでした。

少し光の照らし方を上にしただけで、空気中の細かな水滴を反射させてしまい目の前が真っ白になって何も見えません。

車のフォグみたいに路面を照らし、感覚的には5mとか10mという視界で走って来ました。

ペースはキロ5分を少し切るくらい。

立ち止まると足がすくみそうな程、辺りは闇に包まれています。

こんな日はなぜか行き交う車もいなくて、正直、闇に向かって進むのが怖かったです。

だから、もう淡々とキロ5分ペースでいいから走り切ろうと思っていました。

走り慣れたコースですが、遠くに見えるマンションも見えませんし、川に掛かる橋の照明も確認できません。

しかも道幅3mはありそうなのに、曲がっていることを見落として思わずコースアウトしとうになってしまうほど。

キロ5分ペースでもそんな感じで、これ以上速く走ろうとは思えません。

想像の話ですが、昼夜を走るトレイルランニングをすると、走力だけではない闇の中を走り続ける勇気のようなものも問われるのでしょう。

川辺を走ると、真っ暗で吸い込まれそうにも見える川面がとても恐怖心を誘います。

それに前から誰か向かって来ても、数メートル近づかないと存在に気づけません。

走っていれば、本当に一瞬なので、ライトを細かく点滅するモードに切り替えて、できるだけこちらの存在を周囲にアピールしていました。

トップスピードでもキロ4分ペース。

それでも心拍数はかなり高めで、平均174bpmまで上がっていました。

5キロくらいの距離の場合、ペースと心拍数はあまり相関関係がなくて、速く走れば心拍数も高いとは限りません。

なので、今回はランニングがハードだったというよりも、心細さで緊張していたからかもしれません。

最高値が191bpmと、10キロ走っても到達できない程、心拍数が上がっていました。



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