質の高い練習ほど「つまらない」という話

何故つまらないと感じるのか?

練習が楽しいと感じられるのは、成果や成長を期待でき、実感するからでしょう。

ランニングは左右の足を交互に出すだけの運動なので、とてもシンプルとも言えます。

しかし、足の動かし方やポジションの位置など、気にするべきポイントは複数あり、また上達によってさらに細かなポイントにも目が行き届きます。

ですが、初心者ランナーは、そもそも走ることに不慣れですし、走ればすぐに息が上がり、そこに楽しみを見つける方が大変です。

これは質の高い(長期的に練習効果が期待できる)練習は、できることをより確実に繰り返せるように訓練し、さらに高度な動きへとつながることを目指しています。

そんなこともあり、今の自分が得意でできることほど後回しになり、苦手意識のあることを繰り返すことが増えます。

つまり、その日のランニングを楽しむことで満足なのか、3ヶ月、6ヶ月後に一定の成長を期待したいのかでも日々の練習は変わります。

今にして思えば「効果あり」ほどつまらない!

初心者ランナーという設定で、できるできないを考慮しなければ、シザーズジャンプでランニングすることが先ず課題だと思います。

それとは別に中長距離走向けに、心肺機能を向上させる意味で、中強度の負荷を長い時間続けます。

中強度とは、ギリギリ続けられる心拍数で、こみちなら150bpm台以下でしょうか。

逆を言えば、これよりも心拍数が上がってしまうと高強度になるので、それで10キロ走るなら別ですが、ペースを上げて距離が短くなってしまうと「心肺機能向上」にはならないので、ペースが速すぎます。

一方で、疲労が蓄積されてから、しっかりと走ることも重要で、今後は心拍数が160bpmを超えて身体的にキツい時に、そこからしっかりと走り切ることで限界を引き上げるような練習も行ういます。

ただ、これは個人的な差もあり、どこまで負荷を増やすべきなのかは、そのランナーの状況に合わせる必要があります。

さらに、距離は完全に無視して、身体的な限界を引き上げるために、その時点でのトップスピードを高めるような練習も行います。

こみちの場合、キロ2分台まで上げる時がこれに当てはまります。

意外と運動中は心拍数は上がりません。

少し遅れて心拍数が上昇します。

まとめと、心拍数が130bpmくらいで長く走る練習、150bpmでしっかりと身体を使って走る練習、160bpm以上でキツい中でも走り切る練習、心拍数には拘らず身体能力を最大限に発揮するダッシュと、効果をあげたいポイント毎にメニューを作るといいでしょう。

しかし、現実的なことを言えば、これだけのメニューを練習で行うにも、基礎が必要です。

フォームが全くできていないと、ケガの誘発を促すだけになるので、そこまでがさらに地味な練習の繰り返しになります。

しかし、ここを踏まえて練習すれば、やはり数ヶ月後からの伸びが違います。

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