「100m」をどう走っているのか?
ランニングを始めると、「ランニングペース」という言葉に敏感になりませんか。
「キロ5分ペース」が初心者ランナーにとって大きな壁で、実際、こみちもこのペースに到達するまで試行錯誤がたくさんありました。
だからこそ、「ランニングフォーム」という上達する手段を見直すことで、練習が無駄にしないようになりました。
その過程で、「100m走」をどう走っているのかにも興味を持ち、簡単に言ってしまえば、スタートからゴールまでを幾つかのパートに分けて技術を向上させています。
というのも、100mという距離でさえ、スタートダッシュからの勢いで最後までフルパワーで走り切れません。
つまり、そのランナーのトップスピードを軸に、「いかに早く到達できるか?」と「いかに楽にスピードを維持させるか?」に分けてトレーニングされているようです。
中長距離走をどう走るか?
100mという距離をより高いパフォーマンスで走り切るためにも、「トップスピード」に対するフォームが欠かせません。
スピードなので、さらにストライド幅とケイデンスに分けられます。
つまり、今以上もストライド幅とケイデンスを得られたら、少なくとも過去一番のトップスピードになるという話です。
そして、そのトップスピードにいかに短時間で、さらにリラックスして走れるように練習することが、とても良い練習になるのでしょう。
初心者ランナーが意識するべきランニングフォームのポイント
ランニングを始めて約1年8ヶ月になるこみちですが、最近になってイメージしているランニングフォームで走れたりします。
誤解を恐れずに書きますが、イメージしたフォームで走れば、キロ3分前半のペースで走れています。
自慢か?と思われるかもしれません。
しかし、個人の能力差ではなく、「どれだけ理想的なフォームに近づけるのか?」が違うだけで、逆を言えば理想から離れたフォームになった時は全くペースも良くありません。
つまり、トップアスリートの世界の話ではなく、一般の市民ランナーのランニングでは、理想的なフォームを身につけ、それをどれだけ維持させられるのかで、タイムも変わります。
では、その理想的なフォームとはどんな動きをしているのでしょうか。
どこかで書いた話の繰り返しですが、最も重要なことは「自身の体重」をどう活かせるのかを改めて考えることです。
つまり、初心者ランナーのランニングフォームは、一歩着地する度に体重をしっかりとさせて、また次の一歩でも支えてを繰り返します。
一方で、今のこみちがランニングで最も楽に走りたい時は、体重をいかに逃して走れるのかを意識しています。
100m走の走り方が、トップスピードに到達するまでとそれをキープさせることに分けると話しましたが、特に中長距離走ではキープさせるフォームが大切ですが、でもトップスピードまでの意識もやはり重要です。
例えば「キロ5分ペース」という目的を到達するには、先ず短い距離ならそのスピードを超えられるように練習し、そこからさらにリラックスしたフォームへと移行させます。
ということは、キロ6分でも、キロ4分でも、自身が目標とするペースを設定し、そこに到達できる加速力を養わないといけません。
キロ8分ペースでランニングをしていて、走り慣れればキロ7分や6分になるかもしれません。
しかし、キロ5分ペースは、一つの壁で、フォームを意識して身につけないと簡単には超えられません。
そして何より、キロ5分ペースのフォームを身につけるには、こみちのような運動経験のほとんどなかった人なら、3ヶ月くらいは掛かるでしょう。
しかし、身につけてしまえば、それまでのペースとは全く違うので、そこまで辞めずに頑張れるかがポイントです。
あえて一つだけ挙げるとするなら、前に振り出した足を引き寄せながら接地することができれば、それだけで自然にフォームが作られます。
前に出して、そのまま接地するのではなく、振り出した足がまた自分の方に戻るまで空中で待機したいのです。
つまり、「ケンケン」をする時のように、足が真下に来るまで待ってから接地させます。
理想的なフォームが身についたら
それこそ、そのフォームで走り込むほど、より自分のものになるでしょう。
足を気持ち良く回せば、キロ4分ペースを切るくらいのスピードにもなれば、リラックスして回してもキロ5分ペースくらいは苦しく感じません。
慌てて足を回していなくても、しっかりとストライド幅が広がっているので、ゆったり見えてもいい感じのスピードがキープできています。
なので、3キロならできるというなら、5キロ10キロと距離を伸ばしてみるのも方法ですし、さらにペースをあげて走ってもいいはずです。
練習メニューとして、その両方からアプローチできれば、スタミナもあってスピードも出せるランナーになれます。