ランニングで体重を乗せる感覚を覚えるために

 ランニング目的

事務仕事など、体を動かさない業務が続くと、疲労感はあるのに体力は残ってしまうというアンバランスな状態になります。

例えば、そんな状況を解消する方法が、ランニングではないかと思います。

ただ、筋トレもそうですが、ランニングも意外と方法を間違えるとケガに繋がります。

ランニングフォームを整える目的は、カッコよく走る以前に、そんなケガの予防にも一役買ってくれるのです。

ランニングスピードの設定

最近、ほとんど運動らしい運動をしていなかった場合、ランニングよりもジョギングの方がおすすめです。

走るという意味では両者に違いはありませんが、運動の負荷という点が異なります。

具体的には一緒に走っている人と自然に会話ができる程度のキツさがジョギングで、黙々と走って心地よいのがランニングになります。

個人的な感覚では、早歩きがキロ12分、ジョギングがキロ8分、ランニングがキロ6分という辺りから始めると良いかもしれません。

それでもキツいと感じるなら、もっとゆっくりでも良いですし、もっと速くできるなら体力に合わせてみてもいいでしょう。

ただポイントがあって、がむしゃらに走るのではなく、手足を含めた全身を効率的に使って走ることが大切なので、理に適ったフォームで走ることがおすすめです。

ランニングスピードは、ほとんどストライド幅で決まると言っても言い過ぎではありません。

一歩が100センチに満たない場合、ランニングスピードはキロ6分から8分くらいになります。

100センチ前後になると、キロ5分台のペースになると思います。

こみちの場合、この「100センチ」がなかなか大変で、走る時のフォームをいろいろ変えて試したりしましたが、結論を言えば股関節の柔軟さと大きく関係しています。

つまり、キロ5分台のペースで気持ちよく走りたいなら、股関節まわりのストレッチから始めなければいけません。

これはもっと速いペースにも言えるのですが、速くなるほどいろんな要素が増えるので、トレーニング内容も多岐にわたります。

気分転換のような目的で、ケガなくゆっくりと走るだけなら、股関節まわりのストレッチを中心に行うとかなり予防効果もあると思います。

ウォーキングでもランニングフォームの強化ができる

ウォーキングをするなら、しっかりと踵から着地して、足の裏をゴロンと体重が移動し、つま先で地面から離れるという足の裏の動きを意識しましょう。

その際に、母指球周辺で体重を支えるタイミングが来たら、足首関節を動かし過ぎないようにしながらも、腰から踏み込むような意識で足の裏に体重を乗せてみましょう。

上手くできると膝関節などが曲がったり力を逃さないようにグッと乗れれば、体が前に押し出される感覚を得るはずです。

足の裏でギューっと長く押せば、より感覚としてはつかめますが、理想としてはギュくらいの短さで瞬間的に足の裏に体重を掛けます。

左右連続して乗せながら歩くと、勝手にスピードが上がるのも分かるでしょう。

つまり、この動きをランニングでも行うと、ストライド幅は普段よりも数センチ長くなり、それこそ100センチ前後になるでしょう。

それが上手くできると、ランニングスピードは見た目以上に速くなって、他は何も変えていないのに、ペースはキロ5分台になっていたりします。

意外とそれができるだけで、ランニングの奥深さを知り、さらに楽しくなったりします。

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